『あの騎手が大変なことに!買うなら今しかない!』田中洋平

 

競馬には3種類のデータがあります。

 

この3つのデータを良く理解していないと、

競馬の負け組に入ることが、ほぼ確定。

 

と言っても過言ではないので、しっかり覚えてください。

 

まず1つ目は普遍のデータ。

 

これは馬格が大きい馬の方が強かったり、

前走後方待機だった馬より、先行していた方が今回の好走率が高い。

 

馬の能力は5歳くらいがピークで、それ以降は下降線を辿る。

 

などなど、

当たり前で今後も変化する可能性が低いデータのことを指します。

 

人間に例えると、

平均すると女性よりも男性の方がチカラが強い、という感じ。

 

当たり前のことで、今後も変わる可能性が低いデータですよね。

 

これの競馬バージョンを考えれば良いのです。

 

このような普遍の法則が、馬券術作りの中ではベースとなります。

 

次に信頼度が一段落ちるのが、適性データ。

 

これは馬個体のデータのことで、

例えばディープインパクト産駒は、

瞬発力があるので直線の長い東京コースが向いている。

 

アメリカ系血統の筋肉ムキムキ馬は、ダート適性が高い。

 

前走より距離が短くなることで馬が楽に感じて、

ズバッと激走する距離短縮ローテーションなんかも、この部類に入るでしょう。

 

この適性データは、

変化する期間は長いけど、絶対ではないというイメージ。

 

例えばディープインパクトが死去したので、

この先、ディープ産駒のデータは使えなくなりますよね。

 

また距離短縮はハマる馬もいれば、距離延長が得意な馬もいる。

 

すべての馬に共通するパターンではないので、

やや信頼度が落ちるといった感じです。

 

適性データは馬券術ではスパイスになることが多くて、

回収率を一気に跳ね上げる役割をすることある。

 

このような認識で良いでしょう。

 

そして最後に流行データ。

 

トレンドデータとも言いますが、比較的に短い期間しか使えないデータです。

 

その代表例が、騎手や調教師のデータでしょう。

 

とくに騎手の場合は、

騎乗力の向上で一気に成績を伸ばすパターンもあれば、

減量の恩恵が無くなって、成績がガタ落ちになるパターンもある。

 

あとは騎乗馬の質を左右するエージェントの交代や、

お世話になっていた調教師や馬主とケンカをして、それから騎乗がなくなる。

 

このように人間が絡む部分は、どうしても変化が激しくなる。

 

だからこの流行データを馬券術の根幹に置くと、負け組に入る可能性が大きい。

 

「この騎手は最終レースに強いから、必ず買い目に入れている」

 

「この騎手は勝負強いから、G1で9番人気以内であれば買い」

 

たとえ過去のデータで、プラス回収になるようであっても、

この手のデータは一定の期間を過ぎると変化することが多い。

 

G1をガンガン勝っていた時期のミルコ・デムーロ騎手と、

現在の彼の状況を考えると、いかに危ういデータであるかが分かるハズです。

 

ということで、

データの性質の違いに気を付けて、取扱いに注意しましょう。

 

では今日は、一時的にググっとプラスになっている騎手を紹介します。

 

大衆に知れ渡ると使えなくなるデータなので、

狙うなら今のうち。

 

それは吉田隼人騎手です。

 

吉田隼人騎手のエージェントは、かつてはデイリー馬三郎の武山修司氏でした。

 

その武山修司氏は蛯名正義騎手のエージェントもしていたが、

2017年のエージェント制度の改革で、蛯名騎手は率先してエージェントを解約。

 

そのため吉田隼人騎手に強い馬が回ってくるようになったが、

これは三日天下。

 

すぐに落馬から復活した三浦皇成騎手が、

武山修司氏とエージェント契約を結んで、強い馬がそっちに回る。

 

三浦皇成騎手が勝ち星を量産することに腹を立てて、

ついに武山修司氏とのエージェント関係を解約。

 

それからしばらくはエージェント契約なしでやっていたが、

2019年の年末に競馬ブックの甲斐弘治氏とエージェント契約。

 

ここから一気に風向きが変わります。

 

 

注目は右側の平均人気と平均オッズで、騎乗馬の質が一気に向上。

 

これは確実にエージェントの甲斐弘治氏の効果でしょう。

 

さらに社台ファーム、ノーザンファーム生産馬を見てみましょう。

 

 

まず注目して欲しいのは、ノーザンファームの騎乗数の倍増。

 

さらに右側の平均人気と平均オッズがアップしていて、

ノーザン系の馬に乗る機会が増えて、質もアップしているなら、

そりゃ勝てるようになるわ!ということですね。

 

社台ファーム生産馬も、

騎乗数は似たような感じですが、馬質が確実にアップしている。

 

いよいよ俺の時代が来たか!という状況でしょう。

 

また吉田隼人騎手も調子が良さそうで、

函館記念をノーザンファーム生産馬、15番人気のアドアイヤジャスタで勝利。

 

8月の札幌では、クイーンSをレッドアネモスで勝利。

 

この馬は社台ファーム生産馬で、11番人気の人気薄でした。

 

どちらも関西馬で、栗東のトラックマンである甲斐弘治氏が効いている。

 

この穴馬での好走は信頼度アップに繋がるので、

それならもっと勝てそうな馬を任せようと、さらなる好循環になるはずです。

 

そして今年はブチコの子供でソダシという、

現在3連勝中の有力馬をゲット。

 

中堅騎手からトップジョッキーへの階段を、いよいよ上りそうな気配ですね。

 

このように騎手や調教師は、置かれている環境でガラッと成績が変わります。

 

半年くらいのスパンでデータを見直すか、

流行データはメインに据えないようにしましょう。

 

ぜひ参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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