『香港カップ2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「香港カップ」の
穴馬探しをお届けします。

香港カップは
12月13日(日)に
シャティン2000mで
行われる国際G1。

発走時刻は、日曜の
日本時間17時30分。

JRAのA-PATで
馬券が購入できます。
グリーンチャンネルで
生中継あり(無料放送)。

日本からは
ウインブライト・
ダノンプレミアム・
ノームコアが参戦する
予定です。

さっそく香港カップの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
日本馬の台頭が
急増している
近年の香港カップ

 

→ここ4年=
2016~2019年の
香港カップで
馬券圏に好走した12頭の
所属国を診てください。

 

香港馬   6頭
日本馬   5頭   
その他の国 1頭

 

香港馬と日本馬が
ほぼ互角です。

次に、その前の6年=
2010~2015年の
香港カップで
馬券圏に好走した18頭の
所属国を診てください。

 

香港馬   9頭
日本馬   3頭   
その他の国 6頭

 

このように香港馬が
断然優勢でした。

近年の香港カップは
香港馬vs外国馬の構図から
香港馬vs日本馬の構図へ
変わってきたのです。

その要因は明白です。
JRAで「海外G1」の
馬券発売が始まったのが
2016年秋から。

この香港国際競争も
2016年から、JRAで
馬券発売が始まりました。

それと「リンク」して
日本馬の台頭がグッと
増えたのです。

香港国際競争に
「強い」日本馬が
多数出走→日本で馬券が
よく売れる→香港の
主催者サイドにそのぶん
手数料収入が多く入る
システムになっているため、
主催者側としては「強い」
日本馬が多く来てくれる
ほど(日本で馬券がよく
売れて)歓迎なのです。

しかも、日本の
「馬券マーケット」は
海外とは比べ物に
ならないほど莫大。
ですから香港の主催者に
入る手数料も結構な額。
ですから、強い日本馬の
招致に力を入れるのです。

よって、2016年から
多数出走している
「強い」日本馬の台頭が
増えた、というコト。

今年も、馬券的に
日本馬を完全無視する
買い方では厳しそう、と
診ています。

 

 

【ポイント2】
とはいえ、日本馬は
常に「過剰人気」

 

→香港カップで日本馬の
好走が増えた昨今ですが
とはいえJRAプールの
オッズでは、どうしても、
日本馬は「過剰人気」に
なります。日本のファンが
馬券を買ったオッズゆえ
当然といえば当然。

上記【ポイント1】で
前述した、近4年の
香港カップ好走馬12頭を、
「3番人気以下」7頭に
限定して再仕分けすると
下記のとおりになります。

 

香港馬   5頭
日本馬   1頭   
その他の国 1頭

 

このように、ほとんど
香港馬しか残らない
結果になりました。

つまり近年の香港カップ
=日本馬がよく好走して
いるけど、妙味狙いなら
香港馬に注目しないと
いい馬券は獲れない状況、
というワケです。

 

 

【ポイント3】
近年はダンチヒvs
キングマンボ?

 

→近4年の好走馬12頭の
「父系」はダンチヒ系、
キングマンボ系、そして
サンデー系が各3頭ずつ。
あとはサドラー系2頭、
ロベルト系1頭。

ただ、サンデー系=
日本馬ですので、
日本馬以外を狙うなら
ダンチヒ・キングマンボに
注目する策が有用かも
しれません。

 

 

【ポイント4】
ゲート番に注目

 

→スタートして1角まで
距離が短いレイアウトの
シャティン2000m。
ゆえに必然的に内枠が
有利になります。

近10年の当レースの
ゲート番別成績を診て
ください。3番までに
入った「内枠馬」が
圧倒的に優勢で、外へ
いくにしたがって
成績が低調になって
います。

 

ゲート番
01~03  複勝率47% 5.6.3.16
04~08  複勝率22% 4.2.5.39
09~13  複勝率16% 1.2.2.27

 

 

【ポイント5】
好走する香港馬の
条件は…

 

→近10年で、馬券圏に
好走した香港馬15頭の
「前走」の履歴を診て
ください。

 

香港JCCで3着以内 10頭
香港JCCで4着以下  5頭

 

15頭すべて、G2の
前哨戦「香港JCC」を
使っていた馬。その
香港JCCで4着以下に
負けても平気で巻き返す
ケースが多いことも
要注目です。

次に、近10年の
香港カップで勝った
香港馬6頭の、
香港JCCでの着順を
診てください。

 

香港JCCで1着   1頭
香港JCCで2~3着  2頭
香港JCCで4着以下 3頭

 

このように香港JCC→
香港カップを連勝した
香港馬は1頭だけ。

他の香港カップ勝ち馬は、
香港JCCで適当に(?)
走ってきた馬なのです。

日本以上に「叩き台」の
風潮も強いですから
香港JCCでの着順は
さほど気にしなくとも
よいのでしょう。

むしろ、前走の敗戦で
人気を落としている
香港馬に妙味アリと
いったところです。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。