『朝日杯FS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「朝日杯FS」の
穴馬探しをお届けします。

朝日杯FSは
12月20日(日)に
阪神マイルで行われる
2歳限定のG1です。

さっそく当レースの
ポイントを記します。

なお、このレースは
舞台が中山から
阪神に移って、今年で
7年目となりました。

よって、下記で
紹介するデータは全て、
阪神移行後の近6年の
レース成績をもとに
したものとなります。

巷では、中山時代も
含めた「近10年」で
紹介されているデータも
少なくありませんので
ご注意ください。

 

 

 

【ポイント1】
阪神に移行後、
関東馬がよく好走している

→阪神移行後、6年間の
東西所属別の成績を
診てください。

 

関東馬 複勝率27% 3.1.2.16
関西馬 複勝率16% 3.5.4.65

 

このように、
関東馬の成績が良好。
関西施行のG1としては
異例の傾向と言えます。

ただ、この「要因」は
明白です。

関東では、すぐ翌週に
同じ2歳牡のG1レース・
ホープフルSが組まれて
います。

ですので関東馬は本来、
今週わざわざ関西に
遠征してこなくとも、
次週のホープフルSに
出走するのが「無難な
選択」。

しかも、年が明けての
皐月賞&ダービーも
関東で行われますから、
この時期に関西へ運ぶ
「練習」をする必要も
特にありません。

にもかかわらず
わざほざ関東馬が
関西施行の朝日杯に
遠征してくる=それだけ
「勝負気配」が強い証と
言えますし、2000mより
マイルが向く馬を慎重に
見極めて関西に連れて
きている証とも言えます。
昨年のサリオスなどは
まさにその「パターン」。

6年で6頭の関東馬が
馬券絡み。つまり
毎年1頭は関東馬が
馬券に絡んでいるのです。
いずれにせよ、関東馬の
勝負気配に要注意です。

 

 

 

【ポイント2】
阪神に移行後、
パワー血統が
大穴を空けている

 

→近6年の当レースで
9番人気以上の大穴馬が
5頭好走していますが
いずれも、父が相当な
パワー系の馬でした。

 

14年2着 アルマワイ 父マツリダゴッホ 14番人気
15年3着 シャドウア 父ジャングルポケ 11番人気
16年3着 ボンセルヴ 父ダイワメジャー 12番人気
18年2着 クリノガウ 父スクリーンヒー 9番人気
19年3着 グランレイ 父ルーラーシップ 14番人気

 

説明不要でしょう。
パワー種牡馬だらけです。
昨年もルーラーシップの
産駒が大穴3着大激走。

瞬発力で軽快にキレる
人気上位馬に対するには、
同類のポテンシャルでは
ダメ。まったく反する
素養でこそ勝負になる、
ということでしょうか。

特に今年は例年以上に
馬場が疲弊していますので
当傾向がより肝要になる
可能性は大。

穴狙いをお考えの際は
ご一考ください。

 

 

 

【ポイント3】
阪神移行後は
好走馬の前走履歴が
パターン化している

 

→近6年の好走馬18頭の
前走履歴を診てください。

 

14年1着馬 前走○1着
14年2着馬 前走●4着
14年3着馬 前走●1着
15年1着馬 前走(新馬戦1着)
15年2着馬 前走●1着
15年3着馬 前走▼3着
16年1着馬 前走○1着
16年2着馬 前走▼1着
16年3着馬 前走●2着
17年1着馬 前走●1着
17年2着馬 前走●2着
17年3着馬 前走▼1着
18年1着馬 前走●1着
18年2着馬 前走(東スポ7着)
18年3着馬 前走●1着
19年1着馬 前走●1着
19年2着馬 前走▼1着
19年3着馬 前走(未勝利戦1着)

 

●=東京か京都のマイル重賞
▼=京王杯2歳S
○=東京マイルの500万

このように近6年は
好走馬の「前走」の
パターンが、3つに
ほぼ限られている
ことが分かります。

●=スローペースが多い
東京京都のマイル重賞で
好走してきた馬。つまり
(ユルめのペースになる
ことがすごく増えた)
阪神移行後の当レースと
同質のレースで好走して
きたことになりますから、
ココでまた好走する馬が
必然的に多くなります。

▼=京王杯2歳Sも近年は
前半スローペースが多発。
最後の直線で上がりだけ
競う様相になっているため、
朝日杯へ向けて格好の
予行演習となっている面が
あるのでしょう。

○=高レベルメンバーが
集い、流れも今回と似る
「東京マイルの500万」の
勝ち馬も侮れません。

阪神に舞台移行後は、
●▼○印のいずれかに
該当する馬の独壇場と
なっている感じなのです。

 

 

 

【ポイント4】
とんでもない大穴が
空いた時の「共通項」とは

→阪神以降後、近6年の
当レースで2ケタ人気の
超大穴が馬券に絡んだのは
下記4頭。

 

14年 アルマワイオリ 2着 14人気
15年 シャドウアプロ 3着 11人気
16年 ボンセルヴィ- 3着 12人気
19年 グランレイ   3着 14人気

 

この4頭には「共通項」が
あります。前々走または
前走で芝1400m戦を使い
しかも好位 or 中位から
差して勝っているのです。

 

14年 アルマワイ 前々走1400mで中位差し1着
15年 シャドウア 前々走1400mで好位差し1着
16年 ボンセルヴ 前々走1400mで好位差し1着
19年 グランレイ  前走1400mで好位差し1着

 

馬柱ではよく目立つ
「直近2走」の間に
1400mを勝ってきた
履歴が、距離適性の
印象的に人気を下げて
いるとも言えます。

ともあれ、当レースで
この履歴は消し材料とは
ならず、むしろ穴探しの
有用なポイントとなると
いうコト。穴党の方は
注目してください。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。