『中山大障害2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山大障害」の
穴馬探しをお届けします。

中山大障害は
12月26日（土）に
中山で行われる
年2回の障害G1です。

今年は、
有馬記念前日の土曜も
中山で「ダブルG1」。

中山大障害と
ホープフルSが
同日に行われます。

土曜施行ですので
さっそく中山大障害の
ポイントを記します。

【ポイント1】
荒れない

→ご承知のとおり、
オジュウチョウサンが
今年は出走しません。

オジュウチョウサンが
不在なら、荒れ決着の
可能性があるかも…と
お思いの穴党の方が
おられるかもしれません。

そこで
下記を診てください。

1番人気　　　複勝率60％　3.1.2.4
2番人気　　　複勝率60％　2.3.1.4
3番人気　　　複勝率50％　2.1.2.5
4～5番人気　複勝率45％　2.3.4.11
6～8番人気　複勝率10％　0.2.1.27
9番人気以下　複勝率 2％　1.0.0.53

これは、近10年の
当レースの人気順別の
成績です。

上記のように、
1番人気馬＝絶対では
ありません。強すぎた
オジュウチョウサンを
除くと1番人気馬は
（1.1.2.4）。ほとんど
勝てていません。

ただ、6番人気以下の
伏兵の台頭がほとんど
無いのもこのレースの
大きな特徴。いくらGIと
いえど、これほど堅い
GIは珍しいでしょう。

平地G1に比べて
出走馬の力量差が大きい
当レース。勿論斤量は
イーブン設定ですから
人気が低い「実力的に
少し劣る馬」では苦しく、
平地G1よりも穴のあく
可能性が少なくなって
いるのです。

1番人気馬は絶対視せず
人気馬同士の「順列」を
吟味する事で配当妙味に
ありつきたいレース、と
いえそうです。

【ポイント2】
「中山障害」連対実積が
とても大切なレース

→単純な話ですが
とても大切な話ですので
毎年お伝えしています。
今年もこのテーマを。

近5年に好走した15頭の
それまでの中山障害での
成績を診てください。

14年3着　サンレ　2.1.0.6
15年1着　アップ　1.1.0.0
15年2着　エイコ　0.0.0.0
15年3着　サナシ　1.0.0.0
16年1着　オジュ　1.2.0.2
16年2着　アップ　2.1.0.0
16年3着　ルペー　0.0.0.1
17年1着　オジュ　3.2.0.2
17年2着　アップ　2.2.1.0
17年3着　ルペー　1.0.1.1
18年1着　ニホン　2.1.1.0
18年2着　タイセ　1.0.0.1
18年3着　マイネ　2.1.0.2
19年1着　シング　0.1.0.0
19年2着　プライ　0.0.0.1
19年3着　メイシ　0.1.0.0

このように全15頭のうち
『それまでに中山障害で
連対経験が無かった馬』は
3頭だけ。

つまり、中山大障害で
好走するためにはまずは
中山の障害（大障害戦で
なくても可）で連対した
実積が必須となっている
ワケです。

高低差大のバンケットを
下って上る、特殊性が
非常に強い中山の障害。
大障害ではない普通の
障害戦でもバンケットを
通ってきます。

ゆえに、そんな特殊な
舞台・中山で好走した
経験の有無が、大障害の
結果にモロに響いていると
いうことしょう。しかも
ロングランゆえ坂を何度も
上り下りしてくるタフな
大障害ですから尚更です。

【ポイント3】
G2の前哨戦を
叩いてきた馬が強い

→近10年の前走別成績を
診てください。

J.G1　複勝率100％　1.0.0.0
J.G2　複勝率46％　3.1.2.7
J.G3　複勝率25％　1.3.2.18
OP 複勝率19％　5.4.6.66

このように「J.G2」を
使ってきた馬が断然優勢。
特に東京ハイジャンプを
使ってきた馬が近4年で
5頭馬券に絡んでいます。

当レースへの間隔も程よく
空いていますし、東京の
障害戦はあまり消耗戦に
なりませんから、本番への
叩き台としてはあらゆる
意味で最適であり結果も
出ている、というコト。
目下の「王道路線」です。

【ポイント4】
「京都JS組」は苦しい

→近10年出走馬のうち
前走「京都JS」出走馬の
成績が（0.1.1.15）。
複勝率12％と低調です。

京都JS＝J.G3ですが、
レースレベルじたいが
あまり高くないうえに、
中山とコースの性質が
逆と言える京都の障害で
行われるレースですので、
京都JSで直前に好走した
履歴はアテにしづらい、と
いうことなのでしょう。

ただ、今年の京都JSは
阪神で行われました。
タガノエスプレッソが
オジュウチョウサンを
破りましたが、果たして
今年は繋がるでしょうか。

【ポイント5】
前走で
イルミネーションJSを
使っていた馬の場合は
好走条件アリ

→近10年の好走馬30頭の
うち下記10頭が、前走で
イルミネーションJSを
使っていた馬でしたが
そのうち9頭が、その
イルミネーションJSで
馬券に絡んでいました。

10年3着　マイネル　イルミネーションJSで2着
11年1着　マジェス　イルミネーションJSで2着
11年2着　ディアマ　イルミネーションJSで1着
12年3着　マジェス　イルミネーションJSで1着
13年2着　ハッピー　イルミネーションJSで3着
13年3着　メイショ　イルミネーションJSで1着
14年1着　レッドキ　イルミネーションJSで1着
15年3着　サナシオ　イルミネーションJSで1着
18年3着　マイネル　イルミネーションJSで2着
19年2着　ブライト　イルミネーションJSで4着

昨年2着好走の
ブライトクオーツが
イルミネーションJSで
唯一「4着」でしたが
3着馬とは首差でした。

要は、単純な話ですが
今開催の開幕週に行われる
イルミネーションJS＝
メンバーレベルがさほど
高くない前哨戦ゆえ、その
段階で「4着以下」に沈んで
いるような馬では大障害は
無理という事なのでしょう。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。