『フェアリーS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「フェアリーS」の
穴馬探しをお届けします。

金杯が終わったばかりの
JRAですが、次週末は
3日間開催が待ちます。

フェアリーSは
その3日間開催の3日目・
1月11日(月・祝)に
中山マイルで行われる
3歳牝馬のG3重賞です。

さっそく当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
とにかく荒れる!
穴狙い推奨レース

→まずは、近10年の
人気順別の成績を診て
ください。

 

1番人気    複勝率30% 2.1.0.7
2番人気    複勝率30% 1.0.2.7
3番人気    複勝率50% 4.0.1.5
4番人気    複勝率20% 0.1.1.8
5番人気    複勝率40% 0.1.3.6
6番人気    複勝率10% 0.1.0.9
7番人気    複勝率50% 0.2.3.5
8~10番人気  複勝率17% 2.3.0.25
11番人気以下  複勝率 3% 1.1.0.58

 

近10年で7番人気以下の
穴馬が12頭も馬券に絡み、
1・2番人気の馬が共に
複勝率30%に大低迷。

さすがに、ここまで
人気馬苦戦、穴馬台頭の
現象が現れている重賞は
珍しいでしょう。

とはいえ11番人気以下の
台頭がほとんど無いのも
事実。中穴やヒモ荒れ狙いが
有効なレースと言えます。

重賞レースとはいっても
大半の出走馬が1勝級の
在籍ゆえメンバーは低調。
しかも中山マイルが舞台で
毎年フルゲート。短距離の
志向が強い、距離適性外の
ような馬も出走してきます。

つまり荒れ要素の非常に
多いレース、ということ。
ですから荒れるのです。
当欄も穴を狙う予定です。

 

 

 

【ポイント2】
「芝1500m以上」で
好走した実績を持つ馬が
強いレース

→タイトルどおり。
当レースのキモです。

近10年の当レースで
馬券圏に好走した
30頭のうち、27頭が
フェアリーSの前までに
「芝1500m超の距離で
3着以内に好走した実績」を
持っている馬でした。

ですので、逆に
「芝1500m以上の
距離での好走実積」を
全く持っていなかった
馬は、近年の当レースで
あまり走れていない、と
いうことになります。

たとえば、2015年は
2番人気・4番人気馬が
揃って圏外に散りましたし
2017年も2番人気馬が
12着に大敗。昨年も
6番人気の馬が14着に
大敗しています。

短距離志向が強めの馬も
出てくるレースですが、
タフな質のレースですので
そういった短距離寄りの
馬ではどうしても厳しい、
というコト。「最低限の
距離経験」が、できれぱ
欲しいレースなのです。

 

 

 

【ポイント3】
ミスプロが「穴」を
つれてくるレース

→これも近年のキモ。
近6年の当レースで
「6番人気以下」で
馬券圏に好走した9頭の
血統を診てください。

 

15年1着 ノット 父 ○  11番人気  
15年2着 ローデ       8番人気
16年2着 ダイワ 母父○  10番人気
16年3着 ダイワ 父 ○   7番人気  
17年1着 ライジ 母父○  10番人気    
17年3着 モリト       7番人気
18年2着 スカー 母父○   6番人気
18年3着 レッド 母父○   7番人気
20年2着 チェー 母父○   7番人気

 

○=ミスプロ系。
上記のように9頭のうち
7頭に○印が付きました。

このように、父または
母父がミスプロ系の馬が
よく穴をあけるレース、
なのです。

フェアリーSは、今の
時期の3歳牝馬にタフな
流れ&舞台での一戦。
そんなレースで好走する
ためには一定のスピード&
それを維持する礎となる
馬力が必要で、ダートの
前傾ラップでも平気で
走れるような血が有効に
なってきます。

ゆえに、まさにそんな
レースに強いミスプロの
血を太めに持っている馬が、
やや力で見劣っていても
好走できている…という
ことなのでしょう。

 

 

 

【ポイント4】
中2週以下の馬は
ほとんど走っていない

→近10年の全出走馬の、
前走からの「間隔」別の
成績を診てください。

 

中2週以下 複勝率 4% 1.0.0.25
中3週以上 複勝率22% 9.10.10.105

 

このように中2週以下の
馬はほとんど全滅状態。

何かと難しい若い牝馬に
よる、年末年始を挟んだ
変則日程下で行われる
レースですから、間隔が
詰まった馬ではなかなか
ベストの調整が難しい…
というコトなのでしょう。。

 

 

 

【ポイント5】
魔の16番枠

→近10年の当レースで
16番枠に入った馬が
通算(0.0.0.10)。

最近は外枠不利の傾向が
薄れてきている中山芝の
マイルですが、さすがに
この時期の3歳牝馬が
大外の16番枠に入ると
苦労するのか近10年で
全滅しています。

2017年には2番人気の
キャスパリーグが
2018年には1番人気の
テトラドラクマが、
魔の16番枠に入って
圏外にトンでいます。

 

 

 

【ポイント6】
前走ダート出走馬は
ほとんど走っていない

→近10年の全出走馬の、
前走の「芝ダート」別の
成績を診てください。

 

前走ダート 複勝率 8% 0.0.1.12
前走芝   複勝率20% 10.10.9.118

 

このように前走ダートの
馬はほとんど全滅状態。
この時期に、いきなり
路線変更してくるような
馬ではなかなか苦しい
当レースです。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。