『AJCC(GⅡ)2021アリストテレス血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は1月24日に開催された、アメリカジョッキークラブカップ(G2)を制したアリストテレスを取り上げます。

 


5枠9番アリストテレスは五分のスタートを切ると、道中は前から6番手の好位からレースを進める。

4コーナーから先頭集団に取りついていくと、楽な手応えのまま外を回って直線へ。

そのまま追い出しを開始すると、残り200mを切って先頭に躍り出た。

その脚色は衰えることなく、最後は2着を1/2馬身封じて優勝。

本馬はこれで4勝目。重賞は前走菊花賞(G1)に続く2度目の挑戦で初制覇。

 

 

アリストテレスの父エピファネイアは現役時、14戦6勝。

主な勝鞍はジャパンカップ(G1)と菊花賞(G1)。

名牝シーザリオの息子で兄弟にはサートゥルナーリア、リオンディーズがいる。

血統背景は父シンボリクリスエス(ターントゥ系)×母シーザリオ(サンデーサイレンス系)の組み合わせ。

父シンボリクリスエスの代表産駒にして後継種牡馬として期待されている。

2020年種牡馬ランクは第9位。

 

母ブルーダイアモンドは現役時、未勝利。

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含み3頭。

父ロードカナロア(未勝利)→父エピファネイア(本馬)→父ドゥラメンテ(未勝利・現役)

1つ下の半弟はまだデビュー1戦。1つ上の半兄は未勝利引退。

まだ判断するには時期尚早だが、繁殖としてアベレージタイプでは無さそう。

血統背景は父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)と母父トニービン(~Grey Sovereign~ナスルーラ系)の組み合わせ。

 

エピファネイアを父として配合を考える場合、サンデーサイレンスが4代前なのでサンデーを持っていながらサンデー系牝馬との配合が可能。

日本の種牡馬2大巨頭であるディープインパクト系ともキングカメハメハ系とも交配が可能なことがエピファネイアの種牡馬としての最大のセールスポイントである。

本馬は母父ディープインパクトとの配合パターン。

現時点では三冠牝馬デアリングタクトのように母父キングカメハメハとの交配が黄金配合だが、母父ディープインパクトとの配合でも本馬を筆頭に、昨年末のホープフルステークス(G1)で2着となったオーソクレースなど活躍馬も出始めている。

共通点として「Sadler’s Wellsのクロス」が挙げられるので、母父ディープインパクトとの配合時には注目しておきたいポイントだ。

 

 


戦前のnetkeibaのコラムでは、過去6年全てで馬券圏内に入着している「Roberto」の血を取り上げました。

これまで勝ち馬を出していなかったのでそこは気になる点としていましたが、このアリストテレスのおかげでその点も今回で払拭。

来年からはより大きな声で「Roberto」を叫ぶことができそうです。

 

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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