『東京新聞杯(GⅢ)2021カラテ血統考察』YRA

 

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は2月7日に開催された東京新聞杯(G3・芝1600m)を勝ったカラテを取り上げます。

 

5枠10番カラテは五分のスタートから少し押してポジションを取りにいくと、前から5番手の好位を確保。

3~4コーナーでもポジションは変わらず直線へ。

残り400mを切ってまだ先頭のすぐ後ろの位置だったが、なかなか前は開かず。

そこで少し外に強引に持ち出して進路を確保すると、エンジン点火。

間から必死の追い込みでカテドラルとの壮絶な叩き合いを繰り広げると、最後はアタマ差制してゴール板を駆け抜けた。

本馬はこれで5勝目。鞍上の菅原明良と共に嬉しい重賞初制覇となった。

 

 

父トゥザグローリーは現役時33戦8勝。

主な勝鞍は、日経新春杯(G2)・日経賞(G2)・京都記念(G2)など。

息の長い現役生活を全うし世代トップの力を示し続けたが、G1のタイトルにはあと一歩届かなかったG2大将だった。

引退後、種牡馬入り。2020年種牡馬ランクは第56位。

 

母レディーノパンチは不出走。

繁殖として、デビュー済み産駒は本馬を含み4頭。

父アドマイヤマックス(未勝利)→父サムライハート(地方1勝)→父トゥザグローリー(本馬)→父メイショウボーラー(地方1勝)

産駒には本馬以外に中央での勝ち上がりはなし。唯一の中央勝ちの本馬がオープン入り。

繁殖として一発屋タイプと思われる。

血統背景は、父フレンチデピュティ(Deputy Minister~Vice Regent~ノーザンダンサー系)×母父パラダイスクリーク(~Riverman~Never Bend~ナスルーラ系)の組み合わせ。

 

ここまでのトゥザグローリーの代表産駒は、唯一の重賞勝ちとなった本馬。

トゥザグローリーは「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」という日本の超王道配合馬でまさに「芝中距離はお任せあれ」といったところ。

そこへ先述したアメリカ配合の母(フレンチデピュティ×パラダイスクリーク)を持ってきた形である。

フレンチデピュティはVice Regent系でパワー型のスピードタイプなので、父の芝中距離適性に母系のスピードを取り入れた配合といえる。

尚、この「父トゥザグローリー×母父フレンチデピュティ系」の組み合わせは本馬の他にここまで産駒で一番賞金を稼いでいるゲンパチルシファーも同じで、相性が良い組み合わせと言える。

 

2走前の2勝クラス出走時に馬体重+16kgで結果を出して、そのまま連勝でオープン入りを果たしたことから、ここが本格化のタイミングであったと推察できる。

ロードカナロア産駒やルーラーシップ産駒によくみられるように、キンカメ系種牡馬はその成長力の高さがセールスポイントの1つ。

上昇期にはクラスの壁関係なく好走する傾向にあり、3連勝で重賞の壁も見事に突破。

この勢いのまま一気の頂点獲りとなるかとても楽しみである。

 

 


本馬については戦前にTwitterでフォロワーの方からリクエストを頂いたので、noteにて血統考察記事を書いていました。

netkeibaでのコラムでは過去6年連続でディープインパクトが馬券圏内に入着していたことから同産駒に注目しました。(本命◎はヴァンドギャルドで4着)

今年のこのレースでディープインパクト産駒は馬券圏内に入着することができなかったのでついにこのデータが覆る結果に。

なんか今年に入ってこういう現象が頻繁に起きていると感じているのですが、気のせいでしょうか(苦笑)。

 

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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