『共同通信杯(GⅢ)2021エフフォーリア血統考察』YRA

 

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は2月14日に開催された、共同通信杯(G3)を制したエフフォーリアを取り上げます。

 


6枠7番エフフォーリアは五分のスタートを切ると、先団3頭目のポジションを確保。

行きたがる素振りを見せていたが、鞍上がなだめて折り合いをつけた。

道中ハートオブアシティがスーッと上がっていき先頭に立った為、4番手に後退。

そのまま直線へ入り外から追い出しを開始すると、残り400mを切って加速。

200m地点で完全に先頭に立つとそのまま後続を寄せつけずに完勝。

デビューから無傷の3連勝で初の重賞を制し、クラシック戦線に大きく名乗りを上げた。

 

 

エフフォーリアの父エピファネイアは現役時、14戦6勝。

主な勝鞍はジャパンカップ(G1)と菊花賞(G1)。

名牝シーザリオの息子で兄弟にはサートゥルナーリア、リオンディーズがいる。

血統背景は父シンボリクリスエス(ターントゥ系)×母シーザリオ(サンデーサイレンス系)の組み合わせ。

父シンボリクリスエスの代表産駒にして後継種牡馬として期待されている。

2020年種牡馬ランクは第9位。

 

母ケイティーズハートは現役時、15戦3勝。(条件馬)

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含み2頭。

半兄(父ルーラーシップ)は未勝利。

2頭目の本馬で重賞馬を輩出。これからが楽しみな繁殖馬である。

血統背景は父ハーツクライ(サンデーサイレンス系)と母父Kris(~ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

 

 

日本の種牡馬2大巨頭であるディープインパクトとキングカメハメハは2011年から2018年まで両者の種牡馬ランク、ワンツーで続いてきた。

(ディープインパクトは2020年現在も種牡馬ランク1位を継続中)

 

そんな両者の肌馬どちらとも交配できることが、エピファネイアの種牡馬としての最大のセールスポイントであるとこれまで本稿では何度も述べてきた。

事実、キングカメハメハとは無敗で三冠を達成した牝馬デアリングタクトを送り出し、ディープインパクトとはアリストテレス(AJCC(G2))を初年度から送り出したことでその評価はさらに高まっている。

 

ハーツクライはディープ・キンカメ時代において2014・2015・2018年の3度に渡り第3位に君臨し、その他の年でも常にトップ5の常連だった、まさに「第3の馬」。

キンカメ・ディープとの交配で重賞馬を輩出してきたエピファネイアにとって、今回ついに「3頭目」の母父となるハーツクライとの交配馬である本馬で重賞馬を輩出することとなった。

 

父エピファネイア×母父ハーツクライはまだサンプル数そのものがかなり少ないが、本馬と同世代のミヤビハイディも既に勝ち上がっている。

もしもこのままディープ・キンカメに続き、ハーツクライまで相性が良いということになると、3強全てOKということになりエピファネイアは種牡馬としていよいよ隙が無い。

それはこの先の種牡馬新時代における覇権争いにおいて、他馬から抜け出す大きなアドバンテージとなることは間違いないだろう。

 

 


戦前のnetkeibaのコラムでは、過去6年全てで馬券圏内に入着しているディープインパクト産駒を取り上げましたが、今年も3着にシャフリヤールが入着。

さらにポイントの血として紹介した「サンデー系種牡馬×Sadler’s Wells」に当てはまるヴィクティファルス(父ハーツクライ(サンデー系)×母父Galileo(Sadler’s Wells系))が2着に入着。

今年もズバリ当てはまったこの血統傾向は来年も覚えておいた方が良いポイントと言えそうです。

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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