『小倉大賞典2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「小倉大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

小倉大賞典は
2月21日(日)に
小倉の芝1800mで
行われるハンデ重賞。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

昨年はドゥオーモ・
ジナンボーの2頭を
あえてダブル推奨。
2・3着に走ってくれました。
特にドゥオーモは
10番人気で快走。

昨年に「結果」が
出たレースですので、
今年の当欄も、昨年に
用いた予想内容を
積極的にまた使いつつ
話を進めていきます。

【ポイント1】
昨年は
ディープ産駒の
上位独占だったが…

→昨年の当レースは
「ディープ産駒」の
ワンツースリー決着。

なぜ私が、
「ディープ産駒」2頭=
ドゥオーモ・ジナンボーを
ダブル推奨したかと言えば、
昨冬の小倉の芝中距離で
ディープ産駒がやたら
走っていたからです。

昨年は、小倉大賞典の
前週までディープ産駒が
絶好調。複勝率38%、
(6.2.3.18)でした。

ですので「目下の
小倉の芝はディープが
走りやすい馬場」と診て
ディープ産駒2頭を
推したのです。

そこで、今年も
まったく同じ手法で…
今冬の小倉芝中距離=
1800m~2000m戦の
種牡馬成績を診てみます。

モーリス      複勝率56% 2.1.2.4
ハーツクライ    複勝率42% 2.2.4.11
リオンディーズ   複勝率40% 1.1.0.3
ダイワメジャー   複勝率40% 0.1.1.3
ディープブリランテ 複勝率38% 2.1.0.5
ルーラーシップ   複勝率36% 3.2.3.14
キズナ       複勝率36% 2.0.2.7
キングカメハメハ  複勝率31% 1.2.1.9
エピファネイア   複勝率30% 3.2.1.14 
ロードカナロア   複勝率28% 2.2.3.18  
オルフェ-ヴル   複勝率28% 0.2.3.13
ジャスタウェイ   複勝率27% 1.1.1.8
———————————–
ディープインパクト 複勝率12% 2.0.1.22
ハ-ビンジャー   複勝率10% 0.2.0.18

なんと。
先週までディープ産業駒が
絶不調。複勝率12%!
(2.0.1.22)です。

昨年が、複勝率38%。
今年が、複勝率12%。

つまり昨年と今年で
小倉の「芝の状態」は
全く違うというワケです。

今年は上記のように
ランキングの上位を
いかにも重い、渋い
タイプの種牡馬が
占めています。

【ポイント2】
牝馬は厳しい

→近10年の牡牝別成績を
診ていただくと牝馬の
苦戦は明白。タフな質の
レースですので牝馬には
厳しいのてしょう。また
小倉への長い輸送を経て
牡馬混合重賞挑戦という
状況も、決してラクとは
言えません。

牡セン 複勝率21% 10.9.10.110
牝   複勝率  6% 0.1.0.15

【ポイント3】
ハンデ重賞だが
「格」が効く重賞?

→近10年の前走格別・
成績を診てください。

GI      複勝率29% 1.0.1.5
G2      複勝率32% 2.4.2.17
G3      複勝率16% 4.4.5.67
オープン特別  複勝率15% 1.1.2.23
準オープン   複勝率18% 2.0.0.9

小倉大賞典=ローカルの
ハンデG3でメンバーも
弱いですから力の元値が
足りない馬や格下馬でも
通じると思いがちですが、
じつは前走でG1やG2など
格上レースを走ってきた
馬の成績が上記のように
普通に優秀です。

しかも【ポイント4】の
とおり、軽ハンデ馬が
苦しんでいる事も鑑みれば、
小倉大賞典=「ローカルの
ハンデG3重賞らしくない
レース」と捉えておくのが
正解なのかもしれません

【ポイント4】
ハンデ54キロ以下の馬が
近年は苦戦中

→小倉大賞典ではハンデが
54キロ以下の馬が苦戦中。

近10年の、ハンデ別の
成績を診てください。

53キロ以下 複勝率12% 0.2.1.22
54キロ   複勝率  7% 1.1.0.26
55キロ   複勝率22% 3.1.4.28
56キロ以上 複勝率26% 6.6.5.49

このように54キロ以下の
馬が苦戦中です。ハンデが
重くなるほど好成績。

基本的には「今回は
軽ハンデで好走しそう!」と
安易に飛びつけないレース、
というワケです。

【ポイント5】
基本的には内枠有利

→近10年の出走全馬の
枠別成績を診てください。

01~04番枠 複勝率33% 3.6.4.27
05~08番枠 複勝率13% 4.0.1.35
09~13番枠 複勝率18% 3.1.5.40
14~18番枠 複勝率12% 0.3.0.23

このように4番枠から
内の馬の複勝率が
一枚抜けています。

小回り1800mで、
しかも1コーナーへの
距離が短め。そんな
舞台で、脚の速い
オープン馬が多頭数で
走るのですから
どうしても、外枠馬は
コーナーごとに外の方へ
振られてキツくなりがち。

その年の馬場状態が
あまり良くない年でも
内を捌いて台頭してくる
シーンもあり、基本は
内有利のレースと捉えて
おくほうが良いでしょう。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。