『フェブラリーステークス(GⅠ)2021カフェファラオ血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は2月21日に開催されたフェブラリーステークス(G1)を勝ったカフェファラオを取り上げます。

 


2枠3番カフェファラオは五分のスタートを切ると、前から5番手の内側にポジションをとる。

3コーナーから進出して3番手にポジションを押し上げて直線を迎えると、そのまま2番手に浮上。

残り200mを切って先頭へ躍り出ると、そのまま脚色は衰えず、最後は追い込んできた2着馬エアスピネルを3/4馬身おさえて優勝。

本馬にとって嬉しいG1初制覇を果たした。

 

 

カフェファラオの父American Pharoahはアメリカ馬。現役時11戦9勝(アメリカ)。

主な勝鞍は、アメリカクラシック三冠(ケンタッキーダービー・プリークネスステークス・ベルモントステークス)を始め、G1を8勝。

2015年のアメリカ年度代表馬である。

現役引退後アメリカで種牡馬入りし、2016年より供用開始。

初年度産駒からG1馬を輩出し、種牡馬としても期待に違わぬ活躍を見せている。

血統背景は父Pioneerof the Nile(エンパイアメーカー~Unbridled~Mr. Prospector~ネイティヴダンサー系)と母父Yankee Gentleman(Storm Cat~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

 

 

母Mary’s Folliesはアメリカ産馬。現役時、12戦4勝(重賞勝ち馬)。

アメリカで繁殖牝馬として供用されており、デビュー済み産駒は本馬を含め5頭。

そのうち3頭が重賞馬なので繁殖力が相当高いことがわかる。

血統背景は、父More Than Ready(~Halo~ターントゥ系)と母父Miswaki(Mr. Prospector~ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

 

 

これまで日本に輸入された父American Pharoahのデビュー済産駒は14頭。

そのうち12頭が勝ち上がり、さらに本馬とダノンファラオという2頭のG1馬を輩出。

かなりの高確率で日本競馬に適合していることがわかる。

 

これは先述した父系にある「エンパイアメーカー(Unbridled)」や「Storm Cat」と言った日本の活躍馬におなじみの血を内包していることに起因する。

この2つの血は日頃、本稿を読んで頂いている方ならピンときた方もいるだろう。

そう「アンディープキャット」配合のアンキャットである。

 

American Pharoah産駒はアメリカでは芝の活躍馬も輩出しているので、ゴリゴリの芝血統であるディープインパクト牝系と交配すれば、血統配合的に「アンディープキャット」が完成するので上級の芝馬も作れるのではないだろうかという予感が今、頭に浮かんでいる。

(もっともここまで日本適性が高い種牡馬なので、別にディープにこだわらなくてもサンデー系をつけるだけである程度の水準の芝馬は出来そうだが。)

 

 


戦前のnetkeibaのコラムでは、このレースにおける相性の良い種牡馬として「ゴールドアリュール」を、またポイントとなる血としては「Mr. Prospector & Nureyev」の組み合わせを挙げました。

その血統傾向をもとにnoteの方には「インティ、サンライズノヴァ、オーヴェルニュ、レッドルゼル」を血統的注目馬として取り上げ、本命◎はレッドルゼルに打ちました。

結果は◎レッドルゼルの4着を始め、全てが着外という散々な結果に・・・

 

「Mr. Prospector & Nureyev」に関しては、2着にこの血を持つエアスピネル(9番人気)が入着しているので、血統傾向としては来年も中心視して良いでしょう。

 

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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