『大阪杯(GⅠ)2021レイパパレ血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は4月4日に開催された大阪杯(G1)を勝ったレイパパレを取り上げます。

 


6枠8番レイパパレは出遅れから先手を取りにいくと、他に競りかけてくる馬もおらず、あっさりハナに立つことに成功。

道中は後続に1馬身差をつけて気分よく逃げられる展開となった。

3~4コーナーでも持ったままで直線へ。

直線では外に持ち出して先頭のまま追い出しを開始。

渋った馬場を気にする素振りもなく後続を引き離していくと、そのまま危なげなく4馬身差をつけてゴール板を駆け抜けた。

本馬はこれでデビューから6連勝で、G1を初制覇。

無敗のニューヒロインがここに誕生した。

 

レイパパレの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2020年現在まで9年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母シェルズレイは現役時、21戦3勝(オープン馬)

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含み9頭

父ディープインパクト(1勝)→父ディープインパクト(3勝)→父ディープインパクト(1勝)→父ディープインパクト(4勝・シャイニングレイ)→父ダイワメジャー(4勝)→父ヴィクトワールピサ(中央未勝利・地方4勝)→父キンシャサノキセキ(未勝利)→父ディープインパクト(本馬・現役)→父オルフェーヴル(1勝・現役)

7頭が中央で勝ち上がっており、うちシャイニングレイはホープフルステークス(当時G2)とCBC賞(G3)を制しており、今回その全妹である本馬で待望のG1馬を輩出。

繁殖力はかなり優秀と言える。

血統背景は父クロフネ(フレンチデピュティ~Deputy Minister~Vice Regent~ノーザンダンサー系)×母父ウイニングチケット(トニービン~Grey Sovereign~ナスルーラ系)の組み合わせ。

 

父ディープインパクト×母父フレンチデピュティ系の組み合わせは、日本ダービー馬マカヒキ(現役)、ショウナンパンドラ(ジャパンカップ、秋華賞)といったG1馬を始めとする活躍馬を多く輩出している父の成功配合パターンの1つ。

本馬と同じフレンチデピュティ系の母父クロフネとの組み合わせは、ステファノス・フィニフティ兄妹のように重賞でも活躍し堅実に走ってくる配合だが、これまでG1馬は出ていなかった。

今回本馬がG1馬となったことで改めてこの配合の相性の良さを証明することとなったのである。

 

 


戦前のnetkeibaのコラムでは、G1に昇格した2017年以降、計5頭が馬券圏内に入着していたディープインパクトが好相性であることを紹介し、noteでは本命◎をコントレイルに打ちました(1番人気3着)。

勝ったレイパパレもディープインパクトですし、2着になったモズベッロはディープインパクト直仔ディープブリランテの産駒。

ディープブリランテはディープインパクト系の道悪担当種牡馬です。

血統的に見ればこのように何の驚きもない結果なのですが、コントレイルとグランアレグリア(2番人気4着)の争いを尻目に、あっさりと逃げ切ったレイパパレには本当に驚かされました。

この無敗記録がいつまで続くのか、今後の競馬にまた新たな楽しみが1つ加わりましたね。

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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