『皐月賞(GⅠ)2021エフフォーリア血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は4月18日に開催されたクラシック第1弾、皐月賞を制したエフフォーリアを取り上げます。

 


4枠7番エフフォーリアは五分のスタートからある程度出していき、インの4番手を確保。

3~4コーナーから各馬が動いてポジションが6番手あたりに下がったものの、慌てず騒がず。

400mを切って追い出しを開始すると、直線入口では早くも先頭に。

そのまま後続を一気に引き離していき、残り200mの地点で勝負あり。

終わってみれば2着に3馬身差をつける圧勝で一強だった。

本馬はこれでデビューから無傷の4連勝。今年も無敗でのクラシック馬が誕生した。

尚、鞍上横山武は嬉しいG1初勝利。

 

エフフォーリアの父エピファネイアは現役時、14戦6勝。

主な勝鞍はジャパンカップ(G1)と菊花賞(G1)。

名牝シーザリオの息子で兄弟にはサートゥルナーリア、リオンディーズがいる。

血統背景は父シンボリクリスエス(ターントゥ系)×母シーザリオ(サンデーサイレンス系)の組み合わせ。

父シンボリクリスエスの代表産駒にして後継種牡馬として期待されている。

2020年種牡馬ランクは第9位。

 

母ケイティーズハートは現役時、15戦3勝。(条件馬)

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含み2頭。

半兄(父ルーラーシップ)は未勝利。

2頭目の本馬で重賞馬を輩出。これからが楽しみな繁殖馬である。

血統背景は父ハーツクライ(サンデーサイレンス系)と母父Kris(~ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

 

 

日本の種牡馬2大巨頭であるディープインパクトとキングカメハメハは2011年から2018年まで両者の種牡馬ランク、ワンツーで続いてきた。

(ディープインパクトは2020年現在も種牡馬ランク1位を継続中)

そんな両者の肌馬どちらとも交配できることがエピファネイアの種牡馬としての最大のセールスポイントであるとこれまで本稿では何度も述べてきた。

事実、キングカメハメハとは無敗で三冠を達成した牝馬デアリングタクトを送り出し、ディープインパクトとはアリストテレス(AJCC(G2))を初年度から送り出したことでその評価はさらに高まっている。

 

ハーツクライはディープ・キンカメ時代において2014・2015・2018年の3度に渡り第3位に君臨しその他の年でも常にトップ5の常連だった、まさに「第3の馬」。

 

父エピファネイア×母父ハーツクライはまだサンプル数そのものがかなり少ないが、本馬と同世代のミヤビハイディも既に勝ち上がっている。

これで本馬によりエピファネイア産駒のG1馬は、母父キンカメに続き2頭目が母父ハーツクライとの交配によるものとなった。

 

まだG1馬こそ輩出していない母父ディープインパクトもアリストテレス(菊花賞2着)を始め活躍馬は多くいる。

よってエピファネイアは3強全てと相性◎ということになり、これで種牡馬としての隙は無くなったと言っても過言ではない。

この先の種牡馬新時代における覇権争いにおいて、いずれ頂点に君臨することになりそうだ。

 

 


戦前のnetkeibaのコラムでは、過去6年で3勝・2着2回・3着2回の計7頭が馬券圏内に入着していた王道ディープインパクトを取り上げました。

しかし、noteでの本命◎は前日の雨を考慮し、ジャスタウェイ産駒のダノンザキッド(1番人気・15着)に。

結果、1着エピファネイア・2着ドゥラメンテ・3着バゴと馬券圏内はいずれも非サンデーサイレンス系となりました。

 

noteで書いたようにエフフォーリアにとっては三冠のうち一番距離が短いここが鬼門と考えていたのですが、ご覧の通りあっさりとクリア。

ダービー後のこのコラムでも再びこの馬を取り上げることになりそうですね。

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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