『飛竜特別2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「飛竜特別」の
穴馬探しをお届けします。

 飛竜特別は5月14日(日)に
新潟12Rで行われる500万の
千直レースです。

 春の新潟開催も3週目を
迎えましたが、夏も秋も
新潟開催は続きます。
そして、新潟名物の
「千直レース」もほぼ
毎週1鞍ずつ行われます。

そこで、当欄でも常に
年1~2回ほどお伝えして
 いる事ではありますが、
あらためて今回も
「千直レース狙いかたの
基本事項」をお伝えする
 ことにしましょう。

 今回の飛竜特別だけではなく、
 今後の千直レースの検討時に
 お役立て頂ければと思います。

 【ポイント1】
 短距離戦で最近、
 先行していた馬が狙い目

→新潟の千直レースは、
テンからトバしてバテ気味に
 なった馬でも、スピードの
惰性+ラストの平坦部分を
味方に(さほど失速せず)
ゴールまで粘り込めるため、
テンから逃げた&先行した
馬が断然有利です。

ですので、千直レースで
何より大切なのは、前目の
位置を首尾よく取るための
「スタートダッシュ」。

ゆえに「最近の短距離戦で
(結果に関係なく)しっかり
先行していた履歴」が大きな
 アドバンテージとなります。

 特に『他場の短距離戦で
先行した→しかしバテて
大敗していた馬』は、この
千直レースでは一転して
粘り込める事が増えます。
ココが格好の穴の狙い所と
化すのです。

 【ポイント2】
 自らの前に「馬の壁」が
発生しそうなリスクの
少ない馬が狙い目

→千直レースは、特に
外枠馬にとっては「究極の
進路の取り合い」です。

 走りやすい外ラチ沿いを
取ろうとして、多くの馬が
「外へ」馬を誘導するため
外ラチ沿いにはどうしても
馬が殺到します。

そのため「先手を上手に
取れなかった外枠馬」は、
 前がズラリ馬の壁になって
早々に絶望的になる事が
 よくあるのです。

そんな「進路が詰まって
 ノーチャンスになった
外枠馬」よりも、むしろ
(進路が十分に空いている)
 内中枠馬のほうがスムーズに
進められる事も多々あります。

ですので千直レースごとに
 しっかりと枠並びを観察して
「外ラチ沿いをスムーズに
確保できそうな外枠馬」と
「進路が詰まって苦しむ
可能性がありそうな外枠馬」を、
 仕分けする事が大切。

そして、前者を買って後者は
評価を下げたうえで(進路は
 スムーズに確保できそうな)
 内中枠勢を次位に評価する…
この馬券作戦が、意外に妙手と
 なります。

 【ポイント3】
とはいえ、道悪だと
外枠馬を重視したい

→先週土曜の11Rがまさに
 そうでしたが、特に元々の
芝状態があまり良くない春の
新潟開催の場合、ひとたび
雨が降ると芝の状態はかなり
悪化します。

すると「馬場の外のほうが
断然走りやすい」馬場に
変貌し、外枠馬が走る外の
進路じたいがそのまま
 アドバンテージと化すため、
 外枠馬の好走が増えるように
 なるのです。

 特に春の新潟で先週土曜の
 ような馬場状態になった時は
気を付けたいところです。

 【ポイント4】
ダート短距離で
好走実積がある馬が狙い目

→最初からトバした馬が早めに
 バテても「惰性」で粘り込める
千直の展開=前傾ラップになる
 ダート短距離戦の展開と同じ。

つまり、千直レースで
好走するために必要な素養と、
ダート短距離で好走するために
必要な素養は似ている=ゆえに
千直レースでは「これまでに
 ダート短距離戦で好走した
実積のある馬」がよく好走する、
というワケです。

ダート短距離での好走実積は
 ある馬でも、今回が初めての
芝レースだったり、あるいは
芝での好走経験が無い馬だと
「やっぱり無理だろう…」と
考えてしまいがちですが
 そんな心配は必要ありません。
ダート短距離での好走実積さえ
 あれば、たとえ初芝の馬でも
走れるのが当舞台なのです。

 【ポイント5】
ダート短距離血統の馬、
サクラバクシンオーの血を
持つ馬も狙い目

→千直レースでは
 ダート短距離血統の馬、
 (前傾ラップの短距離戦に
強い)サクラバクシンオーの
血を持つ馬の好走が多いですが、
それも【ポイント4】と同様の
理由によるものです。

PART2では、今年の
当レースで狙いたい馬を
具体的にご紹介しましょう。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。