『オークス2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「オークス」の
穴馬探しをお届けします。

オークスは
5月23日(日)に
東京2400mで行われる、
牝馬クラシック第2弾です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
雨なら荒れる?

→今年は全国各地で
異例の速さで梅雨入り。

東京も水曜~土曜まで
雨予報となりました。

アッという間に乾く
魔法の芝の東京とはいえ
さすがに予報どうり雨が
降るとオークスの道悪が
避けられなくなります。

ちなみに最近「道悪」で
行われたオークスは
1997年(重)、
2000年(やや重)、
2004年(やや重)、
2008年(やや重)、
2010年(やや重)。

さすがに、この時期に
梅雨入りしてる事は
滅多に無いですから
良馬場施行が大半です。

ちなみに
その道悪5年に限った
「1番人気馬」の着順は
11・1・4・7・1。

近10年の1番人気馬の
堅調な成績(5.2.1.2)と
比べると明らかに崩れて
いる感じです。

道悪になれば道悪適性を
武器に「伏兵」台頭の
余地が大きくなる、と
いう事かもしれません。

 

 

【ポイント2】
今年は
「桜花賞2着馬」が
不在のレース

→桜花賞2着馬の
サトノレイナスが
オークスに出走せず
ダービーに挑戦する
コトになりました。

よって、
今年のオークスは
昨年に引き続いて
「桜花賞2着馬」不在で
行われます。

近10年のオークスで
「桜花賞2着馬」は
(1.1.3.3)複勝率63%。

意外に勝てないものの
馬券から外すコトは
できない存在で、堅実。
それがオークスにおける
「桜花賞2着馬」です。

今年はそれが不在の年。
最近で言えば1999年、
2007年、2014年、
そして昨年が不在でした。

その4度のオークスで
馬券圏に好走した12頭を
診てください。

 

99年 
1着 ウメノファ 7番人気 ▼桜6着
2着 トゥザヴィ 1番人気  桜3着
3着 プリモディ 3番人気  桜1着

07年 
1着 ローブデコ 5番人気  桜4着
2着 ベッラレイ 1番人気  フローラ1着
3着 ラブカーナ 8番人気 ▼スイートピー2着

14年 
1着 ヌーヴォレ 2番人気  桜3着
2着 ハープスタ 1番人気  桜1着
3着 バウンスシ 3番人気  皐月11着

20年 
1着 デアリング 1番人気  桜1着
2着 ウインマリ 7番人気 ▼フローラ1着
3着 ウインマイ 13番人気 ▼忘れな草1着

 

4年全て1番人気が連対。
ただその一方で、伏兵が
「連」に食い込んだ年も
多く、上記4回中3回で
5~7番人気馬が連対して
います。

また「桜花賞2着馬」が
抜けても、結局勝って
いるのは桜花賞経由馬。

上記の4年全てで
桜花賞経由馬が勝って
います。ただ4頭の
桜花賞での着順は
6・4・3・1。

「桜花賞2着馬が抜けた」
ことが、桜花賞1着馬に
利になるというよりも、
桜花賞で3着以下だった
馬のほうに、利になって
いる印象なのです。

さらに言えば
桜花賞2着馬が抜ける分、
トライアル勝ち馬が
オークスで「2着」まで
食い込んでくるケースは
起きているとも言えます。

これらを、今年の
メンバーに当てはめると…
そんな想定をするのも
一興かもしれません。

 

 

【ポイント3】
ハーツクライ産駒が
意外に不振

→近10年(1.0.1.16)。
東京に強いと言われる
トニービンを内包し、
かつ距離が延びてこそ
本領発揮とよく言われる
ハーツクライ産駒ですが
オークスでは不振です。

桜花賞で好走した
マイラータイプの馬が
オークス前に「距離が
不安」と囁かれたにも
かかわらず、結局平気で
2400mをこなすケースが
毎年のように起こるのが
オークス。

オークスはゆったりした
ペースで進むコトが多く
距離ぶんのスタミナが
不要になりマイラーでも
平気で走れてしまいます。
ゆえにハーツクライ産駒が
備える「らしい」素養は
さほど求められない、と
なるワケです。

 

 

【ポイント4】
母父ヴァイスリージェント!

→オークスでは「母父が
ヴァイスリージェント」の
馬が多く好走しています。
近10年でも6頭が好走。

 

11年3着 ホエールキャプチャ
12年3着 アイスフォーリス
15年2着 ルージュバック
17年3着 アドマイヤミヤビ
18年2着 リリーノーブル
19年3着 クロノジェネシス

 

出走数が少ないですから
近10年で6頭の好走は
かなりのアベレージと
言えます。

ヴァイスリージェント系は
本来は東京の芝1600m~
1800mに強い筋ですが
オークスは実質的に
2400m分のスタミナが
要らないレースですので、
東京のそれくらいの距離に
適性が高いこの血がむしろ
活きるのかもしれません。

 

 

【ポイント5】
15番枠から外では
勝てない?

→近10年で15~18番枠は
(0.2.2.36)と未勝利。
複勝率もわずかに10%。
外枠不利が顕著です。

 

 

【ポイント6】
スイートピーS経由馬は
基本的にツラい

→近10年(0.1.0.16)。
オークスへ中2週での
タフな日程となるため
特に牝馬にはツラくなる
面が大きい。今年も
スイートピーS経由馬は
会員様に推奨しません。

 

 

【ポイント7】
逃げた馬が不振

→近10年(0.1.0.9)。
唯一2着に残した馬は
2011年ピュアブリーゼ。
つまり、ここ9年間は
逃げた馬が馬券圏内に
残れていません。

 

 

【ポイント8】
キャリアが多すぎる馬は
ツラい

→近10年のオークスでの
出走レース数別の成績を
診てください。

 

3走以下 複勝率20% 2.0.1.12
4走   複勝率24% 3.4.2.29
5走   複勝率31% 3.5.3.25
6走   複勝率 9% 1.0.2.31
7走   複勝率13% 0.1.2.21
8走超  複勝率 3% 1.0.0.30

 

このように、6走を
超えるとアベレージが
一気に急落します。
明らかに「キャリアが
多い馬ほど苦戦」の傾向。

キャリアが多い馬=
すでに「上積み」も
乏しいですから各馬が
伸び盛り状態で出てくる
このレースではさすがに
厳しくなるのでしょう。

 

 

以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。