『日本ダービー(GⅠ)2021シャフリヤール血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は5月30日に開催されたクラシック頂上決戦、日本ダービー(G1)を勝ったシャフリヤールを取り上げます。

 


5枠10番シャフリヤールは五分のスタートから少し抑え気味に7番手の位置を確保。

道中は1番人気エフフォーリアをぴったりマークする形で追走。

3~4コーナーでも持ったままで直線へ。

外に進路を取りながら追い出しを開始すると、残り200mを切って4~5番手に浮上。

残り100mからはエフフォーリアとの叩き合いとなり、最後はハナ差交わして世代の頂点に立った。

本馬はこれで3勝目。重賞は前走毎日杯からの連勝で初のG1初制覇となった。

 

 

シャフリヤールの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2020年現在まで9年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母ドバイマジェスティはアメリカ産馬。現役時34戦12勝(海外)。

主な勝ち鞍はBCフィリー&メアスプリント(アメリカG1・ダ7F)。

現役引退後、日本に輸入され繁殖牝馬となった。

繁殖としてこれまで本馬を含み5頭がデビュー済み。

父キングカメハメハ(3勝)→父ディープインパクト(5勝・アルアイン)→父ディープインパクト(4勝OP馬・現役)→父ディープインパクト(1勝・現役)→父ディープインパクト(本馬)

初仔以外全てディープインパクトとの交配で産駒は全て勝ち上がっている。

その中から本馬と全兄アルアインがG1を制覇。

繁殖力はかなり高いと言える。

血統背景は父Essence of Dubai(~A.P. Indy~Seattle Slew~Bold Ruler~ナスルーラ系)×母父Great Above(その他系)の組み合わせ。

 

父ディープインパクト×母父スプリンターの組み合わせは、父産駒の早期始動のセオリー配合。

母父Essence of Dubaiはアメリカの重賞馬で、A.P. Indy~ナスルーラ系のアメリカ血統。

このディープインパクト×アメリカ血統はダービーに適した血であることは戦前のツイキャスで話した通り。

 

 


戦前のnetkeibaでは過去6年で4勝・2着3回・3着2回の計9頭を馬券圏内に送り出していた種牡馬王「ディープインパクト」を取り上げました。

その傾向をもとにnoteでは本命◎をサトノレイナスに打ち、5着。

ディープインパクト×アメリカ血統の配合は同じでも正解はシャフリヤールでした。

 

1番人気に支持されたエフフォーリアは父エピファネイアも自身の現役時にはダービーで2着と惜敗。

2代に渡りディープインパクトにダービー馬の称号を阻まれた結果となり、この先種牡馬王を目指すエピファネイアにとっては課題を残すこととなりました。

一方、現種牡馬王であるディープインパクトはさすがの貫禄と言ったところでしょうか。

こうして見ると血の物語はやっぱり面白いという感想を抱いた今年の日本ダービーでした。

改めておめでとう、シャフリヤール&福永騎手!

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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