『ラジオNIKKEI賞2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ラジオNIKKEI賞」の
穴馬探しをお届けします。

次週末から3週間、
福島・小倉・函館の
3場開催へ移ります。

ラジオNIKKEI賞は
7月4日に行われる
福島で行われる
3歳重賞。

今年は地震の影響で
春の福島競馬が中止に
なりましたので
今年初の福島開催と
なります。

さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

なお、
昨年の当レースは
パンサラッサを推奨。
2着に走ってくれました。
(7番人気)

昨年の考察プロセスが
間違っていなかったとも
言えますので、昨年に
用いた項目も引き続き
使いつつハナシを進めて
いきます。

 

 

【ポイント1】
「トップハンデ馬」は
買い損?

→このレースのたびに
毎年記している事です。

近10年(中山開催の
11年除く/10年~/
以下同じ)の当レースの
「トップハンデ馬」の
成績を診てください。

なお昨年については
トップハンデの馬でも
斤量54キロという
異例の低斤量馬同士の
レースとなりましたので
あえて除いています。

 

10年 8着 57キロ ガルボ   13番人気
12年11着 56キロ サンレイレ 3番人気
12年12着 56キロ サブジェク 4番人気
13年 4着 56キロ フラムドグ 3番人気
13年 5着 56キロ シャイニー 6番人気
13年15着 56キロ ガイヤース 1番人気
14年11着 56キロ ショウナン 4番人気
15年 1着 56.5キロ アンビシ 1番人気
16年 5着 57キロ ブラックス 2番人気
17年 6着 57キロ サトノクロ 1番人気
18年 1着 56キロ メイショウ 2番人気
18年 7着 56キロ ケイティク 6番人気
19年15着 57キロ ランスオブ 10番人気

 

このように(2.0.0.11)。
ハンデキャッパーが
「出走馬の中で最強」と
認めた馬の成績とは
思えないほど不振です。

しかもトップハンデ馬は
上記のように、総じて
人気になりがち。しかし
走りません。買い損の
様相を呈しているのです。

3歳のトップホースは
この時期は夏休みの最中。
ゆえに、当レースに出る
3歳馬=トップ級でなく、
メンバーはどうしても
ドングリの背比べ状態と
なります。

ゆえに
ラジオNIKKEI賞における
出走馬の力量差はあまり
ない、ということ。

にもかかわらず、
少しの実績の違いに
目をつけて出走各馬に
「ハンデ差」を設定し、
ハンデ重賞として無理に?
成立させようとしている
ため、ハンデ差が結果に
響きやすくなっていて
結果トップハンデ馬を
はじめとした「重めの
ハンデの馬」が苦しんで
いるのだと診ています。

 

 

【ポイント2】
逃げた馬が
けっこう残る

→近10年「逃げた馬」の
成績は下記のとおりです。
通算(1.1.2.6)ですが
4着も2頭います。つまり
6割の馬が4着以内に
粘っている事になります。

 

10年 モズ    16着
12年 メイショウ 4着
13年 ナンシーシ 9着
14年 トシザキミ 16着
15年 マルターズ 3着
16年 ジョルジュ 6着
17年 ウインガナ 2着
18年 キボウノダ 3着
19年 ダディーズ 4着
20年 バビット  1着

 

タフな質のレースですが
レース展開と馬場などに
対応力の高い馬なら
トラックの構造も味方に
積極的に運んでも残せる、
ということなのでしょう。

 

 

【ポイント3】
芝1800mの
距離経験が大切?

→近10年の連対馬、
全20頭のうち17頭が
それまでに最低1度は
芝1800m戦へ出走した
経験がある馬でした。

独特のリズムがある
非根幹距離の1800mで
行われる重賞、しかも
経験の浅い3歳馬による
小回りレースですから
他のレースにもまして
当該距離の出走経験が
大切なのかもしれません。

 

 

【ポイント4】
鈍重血統を狙いたい

→当レースは3歳戦の
ワリに流れが厳しめ。
ですから、血統的にも
タフな素養を備えた
馬が、よく走ります。
穴もよく空けます。

近10年の当レースで
5番人気以下で好走した
穴馬17頭の「父」を診て
ください。

 

10年3着馬 ザカリヤ
12年3着馬 オペラハウス
13年1着馬 ステイゴールド
13年2着馬 スタチューオブリバ
13年3着馬 アドマイヤムーン
14年1着馬 マツリダゴッホ
14年3着馬 スズカフェニックス
15年3着馬 ゴスホークケン
16年2着馬 ネオユニヴァース
17年2着馬 ステイゴールド
17年3着馬 ブレイクランアウト
18年3着馬 バゴ
19年2着馬 アイルハヴアナザ-
19年3着馬 ディープインパクト
20年1着馬 ナカヤマフェスタ
20年2着馬 ロードカナロア
20年3着馬 ディープインパクト

 

このように、軽い質の
キレ・瞬発力で勝負する
「鋭いタイプ」の血の
馬は少なめ。

普通の芝の重賞では
あまり出番が無さそうな
ダート血統や馬力血統、
スタミナ寄りの血統など
「ニブめの血統」が多数、
好走している印象です。

 

 

【ポイント5】
好相性ジョッキーに
注目?

→近10年の当レースで
戸崎騎手が(2.0.2.4)、
複勝率50%と好調。
昨年も5番人気の馬を
3着に持ってきました。

 

 

【ポイント6】
牝馬が大苦戦

→前述したとおり
比較的タフなレースゆえ
どうしても牝馬は苦しく
なります。

近10年の当レースの
牡牝別の成績は下記の
とおり。牝馬はほぼ、
好走できていません。

 

牡馬 複勝率22% 10.9.10.101
牝馬 複勝率 5% 0.1.0.18

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。