『函館記念(GⅢ)2021トーセンスーリヤ血統考察』YRA

 

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は7月18日に開催された函館ハンデ重賞、函館記念を制したトーセンスーリヤを取り上げます。

 


4枠8番トーセンスーリヤは五分のスタートから、前から離れた3番手のポジションを確保。

飛ばして逃げる2頭を3~4コーナーでとらえてかかると、先頭に立って直線へ。

そのまま力強く抜け出すと、後続を引き離していき、最後は2着に3馬身差をつける完勝。

本馬はこれで6勝目。重賞は昨年の新潟大賞典(G3)以来2勝目。

 

トーセンスーリヤの父ローエングリンは現役時、日本・フランス・香港で48戦10勝。

主な勝鞍は、中山記念(G2・2回)、マイラーズC(G2・2回)

宝塚記念や安田記念では3着とG1にはあと一歩届かなかった。

だが、海外でムーランドロンシャン賞(フランスG1)2着、香港カップ(香港G1)3着と世界でも一線級を相手に力を示した。

血統は大系統ノーザンダンサー系のSadler’s Wells系。

2019年種牡馬ランクは第68位。

 

母トーセンガラシャは現役時、未勝利。                       

繁殖として、デビュー済み産駒は本馬を含み3頭。

父トーセンファントム(未勝利)→父トーセンブライト(地方4勝)→父ローエングリン(本馬)。

本馬以外は中央未勝利。

いわゆる「三振かホームランか」タイプであると言える。

血統背景は父デュランダル(サンデーサイレンス系)×母父ステートリードン(Nureyev~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

 

父が重厚な欧州ノーザンダンサー型のSadler’s Wells系なので、配合はまずサンデーの瞬発力を取り入れることから考えるべき。

その点でいけばサンデー系で短距離において抜群の切れ味を発揮した母父デュランダルはうってつけ。

 

産駒唯一のG1馬であるロゴタイプとは母父サンデー系というだけでなく、母方にNureyevを持つ点でも合致している。

Nureyevはスピードに富んだアメリカ型ノーザンダンサー系。

とにかくスピードの血を重ねることが、この父の配合における成功の近道だ。

 


過去5年で馬券圏内に入着した計6頭(2勝・2着1回・3着3回)が持っていた「ノーザンテースト」と「Roberto」の血をポイントとして戦前のTwitterで取り上げました。

その傾向をもとにnoteではマイネルウィルトスに本命◎を打ちましたが、8着。

結果は残念でしたが、3着に入着したバイオスパークはこの2つの血を併せ持っており、昨年も3着。

血統傾向は来年も継続して見て良さそうです。

あとは肝心な本命◎の選択だけですね・・・(苦笑)

 

本稿をもって、本連載は2周年となりました!

1年目、2年目…と毎年少しずつ読んで頂く方が増えてきて嬉しい限りです。

これからも変わらず、頑張って血統調査していくので3年目もよろしくお願いします!

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

稼ぎに直結する日刊コンピの法則:無料メルマガ登録