『紫苑S2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「紫苑S」の
穴馬探しをお届けします。

いよいよ、次週末から
秋競馬がスタート!

紫苑Sは
9月11日(土)に
中山芝2000mで
行われる
秋華賞トライアルです。

3着までの馬に
秋華賞への優先出走権が
与えられます。

土曜施行の一戦ですので
さっそく、当レースの
ポイントをご紹介します。

なお、当レースは
2016年から「重賞」に
格上げされています。

 

 

【ポイント1】
「重賞連対実績を
持つ上位人気馬」が
あまり走らない

→重賞格上げ後も
変わらない傾向です。

近10年の当レースに
「重賞連対実績を
すでに持っていた」
5番人気以内の馬は
16頭出走しましたが
(1.2.3.10)と不振。

「重賞連対実績を
持つ人気馬」なのに
この不振ぶりです。
重賞への格上げ後も
この傾向は、あまり
変わっていません。

「重賞での連対実績を
すでに持っている」=
秋華賞に出走するための
収得賞金に余裕がある
状況ですから、紫苑Sで
わざわざ勝負を賭ける
必要がない=勝負気配が
薄い=あまり好走しない、
というコトでしょう。

昨年は
マルターズディオサが
勝ちましたが、あくまで
例外的事象と診ています。

 

 

【ポイント2】
キングマンボが
妙味を連れてくる?

→重賞に格上げされた
近5年に好走した15頭の
父系統を診てください。

 

16年1着 ☆ディープ
16年2着 ☆ディープ
16年3着  サドラー系
17年1着 ■ダンチヒ系
17年2着  サンデー系
17年3着  サンデー系
18年1着 ■ダンチヒ系
18年2着 ☆ディープ
18年3着  ロベルト系
19年1着 ◆キングマンボ系
19年2着 ◆キングマンボ系
19年3着 ☆ディープ
19年1着 ☆ディープ系
19年2着 ◆キングマンボ系
19年3着  ロベルト系

 

上記15頭中、☆印の
ディープ系が5頭。

さらに
◆キングマンボ系+
■ダンチヒ系で5頭。

つまり15頭のうち
3分の2にあたる
10頭がどちらかの血統、
というワケです。

ディープ、
キングマンボ、
ダンチヒ。
いずれも高速時計の
芝に、非常に強い筋。

野芝オンリー馬場かつ
開幕日施行ゆえ、速い
馬場で行われるコトが
多いレースですから、
このような「高速芝に
強い筋がよく好走する」
分りやすい血統傾向が
現れているのでしょう。

特にキングマンボ系の
3頭は2・6・10番人気。
当レースに「妙味」を
運んでいるのも当系統と
言えますので注目です。

 

 

【ポイント3】
内枠に1着ナシ

→タイトルどおり。
当項目は「コース」に
関連したデータゆえ
重賞格上げ前も含めた
近10年(新潟施行の
14年は除く)の成績で
診ます。

近10年の枠別成績を
診てください。

 

1・2枠 複勝率11% 0.2.2.31
3・4枠 複勝率18% 2.2.3.33
5・6枠 複勝率23% 3.3.3.30
7・8枠 複勝率19% 5.2.2.38

 

このように1・2枠が
一度も勝っていません。
馬券絡みも4頭のみ。

とても「内有利」とは
言えない状況です。

近年の秋の中山開幕週は
芝が「内&前有利」に
あまり作られないこと、
外からマクリあう展開も
多いレースであること等で
このような枠の傾向が
現れているのでしょう。

 

 

【ポイント4】
前走履歴にも注目

→重賞格上げ後の
近5年の当レースで
好走した15頭には
共通項があります。

前走で…

◆2000m超の距離を走った
◆洋芝を走って連対した

 

15頭のうち13頭が、
上記どちらかに
該当しているのです。

つまり、前走で
1800m以下を走った
「短めの距離に志向が
あるような馬」では
厳しいということ。

但し
要スタミナの洋芝で
連対したような馬なら
OKということ。

重賞格上げ前は、
どちらにもまったく
該当しない馬が
バンバン走っていました。

しかし重賞格上げ後は
様変わりしています。

もちろんオークス以来の
休明けで出走してくる
馬の好走が増えたことも
一因ですが、ともあれ
重賞格上げでレースの
中身がいっそうシビアに
なったことで当傾向が
キモになってきたのでは…
とも診ています。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。