『ローズS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ローズS」の
穴馬探しをお届けします。

次週末のJRAは
土・日・月曜の
3日間開催となります。

ローズSは
3日間開催の中日…
9月19日(日)に
中京芝2000mで行われる
秋華賞トライアルです。

今年は中京で
行われるローズS。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
基本的に
「オークス上位組」が
強いレース

→当データは施行場と
関連性が薄い内容のため
近10年の、当レースの
データで検証します。

近10年の当レースに
おける前走別・成績を
診てください。

 

オークス      複勝率28% 8.4.2.37
オークス以外のGI 複勝率 0% 0.0.0.10
GI以外のオープン 複勝率10% 0.1.0.9
3勝クラス      複勝率 0% 0.0.0.2
2勝クラス      複勝率26% 0.1.6.20
1勝クラス      複勝率17% 2.3.2.35

 

このように
オークス以来の休明けの
馬がよく走っています。

特に、オークスの
「好走馬」が素直に
そのまま好走するのが
ローズSの大きな特徴。

実際に、近10年の
当レースで好走した
「オークス組」14頭の
うち11頭が、オークスで
掲示板に好走していた
馬でした。一昨年は
オークスの4着5着馬が
1着3着。昨年も
オークス4着馬が勝利。

当たり前のハナシでは
ありますがオークスまで
駒を進めたような実力馬は
侮るべからずなのです。

それに対抗するのは
2勝クラスの経由馬。
3着が多いのですが。
複勝率26%は
オークス組と双璧です。

 

 

【ポイント2】
ノーザンファーム生産馬まつり

 

→当データも施行場と
関連性が薄い内容のため
近10年の、当レースの
データで検証します。

近10年の当レースで
ノーザンファーム生産馬が
〈6.5.5.27〉。

つまり近10年に
馬券圏に好走した30頭中、
じつに半分以上の16頭を
ノーザンファーム産馬が
占めているのです。

これは、別に偶然では
ありません。当レースで
3着以内に走ってG1権利を
確保するために、ココに
照準を合わせてしっかり
調整されているというコト。

たとえ休明けの馬でも
関連外厩で丹念に調整され、
好仕上がりで出てきている
馬が多い証と言えます。

今年も
何頭かの「該当馬」が
出走してくる予定ですが
要マークでしょう。

 

 

【ポイント3】
中京芝2000mの特徴を
おさらい

 

→今年も昨年に続いて
中京で行われる当レース。

それに伴い、昨年・
今年の距離は2000mに
変わっています。

中京の、芝2000m。
当欄の読者様なら
ご記憶かと思いますが
改めてココで中京の
芝2000mコースの
特性を記しておきます。

それは、
ソコソコ前の位置から
ソコソコ速い上がり脚で
上がった馬が強いコト。

これが中京2000mの
最大のポイントです。

レース映像を診ると
分かりますが、中京の
芝2000m戦は「坂の
途中からスタートする
レイアウトゆえペースが
大抵スローになる」のに、
なぜかタテ長馬群になる
コトが多い。

「スローペースなのに
馬群がタテ長」。

つまり、各馬が
前後バラバラの位置から
(道中スローペースで
消耗していないため)
余力十分に、最後の脚を
伸ばしあいます。

極端に言えば前の馬も、
後ろの馬も、同程度の
速い上がり脚で上がって
きます。

ですので、物理的に
前目にいた馬が有利、と
いうことになります。

前目からソコソコの
上がり脚さえ出せば
自然に争覇圏に入って
これるのです。

とはいえ、各馬が
余力十分に末脚を競うため
最後の速い脚をまったく
持っていない馬では厳しい。
純粋に脚比べで負けます。

もちろん、鋭い脚を
持ち合わせていても
位置取りが後ろすぎては
厳しい。

ということで、程々の
「バランス」の馬…
ソコソコ前の位置を
確保できそうなうえに、
ソコソコ速い上がり脚を
出せそうな、いわゆる
「位置取りと末脚の
速さのバランスが
とれている」馬を狙う
策が奏功しやすい舞台、
というコトなのです。

直近の走りなどから、
各馬のその点の適性を
見極めたいところです。

 

 

【ポイント4】
今年も今週も
ディープまつり?

→中京で行われた昨年の
当レースは、父or母父が
ディープの馬が3着まで
独占しました。それで
3連単113万円。

また、先週土日の
中京の芝のレースでも
ディープ関連馬が活躍。
芝1600~2200mで
父or母父ディープ馬は
7頭出走〈1.3.0.3〉、
連対率57%でした。

昨年の中京での
レース傾向からも、
先週土日の馬場傾向からも
ディープ関連馬は
要マークとなります。

 

 

【ポイント5】
関東馬の勝負気配に
注意?

→近10年の当レースで
関東馬が(2.1.2.12)、
複勝率29%と大健闘。

関西馬の(8.9.8.108)、
複勝率19%を上回って
います。

地元関東で、同じ
秋華賞トライアルの
紫苑Sが組まれていながら
わざわざ強敵揃いの
西のトライアルに
遠征してくる関東馬=
何らかの勝負に来る
理由がある、という
ことなのでしょうか。

しかも今年は関東馬に
とって遠征しやすい
中京が舞台です。

昨年は関東馬の参戦が
17番人気馬の
1頭だけでしたので
元々ノーチャンスでしたが
今年はどうでしょうか。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。