『セントライト記念2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「セントライト記念」の
穴馬探しをお届けします。

次週末のJRAは
土・日・月曜の3日間開催。

セントライト記念は
3日間開催の最終日、
9月20日(月・祝)に
中山芝2200mで行われる
菊花賞トライアルです。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
40頭出走して未勝利。
セントライト記念不変の
「勝てない」傾向

 

→その傾向とは…
セントライト記念では
それまでに『非根幹距離
(芝1800+2200m)で
好走実績がない馬』が、
1度も勝っていないコト。

2011年以降の当レースに
「それまでに芝1800+
芝2200mで3着以内に
好走したコトがまったく
無かった馬」は40頭が
出走していましたが、
セントライト記念での
その40頭の着順を診て
ください。

 

11年 6着 ラヴェルソナタ   0.0.0.1
11年 9着 ムスカテール    0.0.0.1
11年10着 ロイヤルクレスト  0.0.0.0
11年13着 ターゲットマシン  0.0.0.0
11年15着 クワイアーソウル  0.0.0.1 
12年12着 ソルレヴァンテ   0.0.0.1
12年15着 アートサハラ    0.0.0.0
12年16着 ボーイフレンド   0.0.0.2
13年 6着 バンデ       0.0.0.0
13年 7着 レッドルーファス  0.0.0.2 
13年 8着 サイモンラムセス  0.0.0.0
13年10着 マイネルマエストロ 0.0.0.2
13年11着 ヒロノプリンス   0.0.0.2
13年14着 イレブレイスブル  0.0.0.0
15年 5着 ベルーフ      0.0.0.1
15年 9着 グリュイエール   0.0.0.4
15年11着 タケルラムセス   0.0.0.0
15年14着 スモークフリー   0.0.0.0 
16年 8着 ピースマインド   0.0.0.1
16年10着 ステイパーシスト  0.0.0.0
17年 7着 サ-レンブラント  0.0.0.2
17年10着 ストロングレヴィル 0.0.0.1
17年13着 インペリアルフィズ 0.0.0.1
17年15着 ブラックロード   0.0.0.0 
18年 3着 グレイル      0.0.0.1
18年 7着 コズミックフォース 0.0.0.1
18年 8着 ショウナンラ-ゼン 0.0.0.0
18年 9着 トラストケンシン  0.0.0.0
18年10着 ゼ-ゲン      0.0.0.0
18年11着 メイショウロセツ  0.0.0.0
19年 3着 ザダル       0.0.0.0
19年 7着 サトノラディウス  0.0.0.0
19年 8着 エターナルヴィテス 0.0.0.1
19年12着 ミューチャリー   0.0.0.0 
19年14着 オセアグレイト   0.0.0.1  
19年15着 ランフォザローゼス 0.0.0.0
19年16着 エングレーバー   0.0.0.1
20年 2着 サトノフラッグ   0.0.0.0
20年10着 マイネルソラス   0.0.0.3
20年11着 ピースディオン   0.0.0.0

※14年は新潟開催のため除く
※各馬いちばん右のアベレージは
 セントライト記念までの
 芝1800m+芝2200mの戦績

 

このように、上記40頭の
セントライト記念での
成績は(0.1.2.37)。
1頭も勝てていません。
複勝率も8%。

つまり
セントライト記念=
これまでに非根幹距離で
馬券に絡んでいない馬の
勝利は厳しいのです。

逆に言えば、
セントライト記念までに
芝1800m+芝2200mで
馬券に絡んだ事がある馬は
2011年以降の当レースで
(9.8.7.73)ということ。
複勝率は25%あります。

(0.1.2.37)複勝率8%。
(9.8.7.73)複勝率25%。

どちらの組を
狙うべきなかは、
明白です。

タフなコース設定が多い
非根幹距離戦の中でも、
よりタフな中山2200m。

しかも当レースは
けっこうタフな展開に
なりますから、そんな
レースで好走するには
「非根幹距離で好走した
実積」が一度はないと、
厳しいのでしょう。

出走各馬の非根幹距離=
芝1800m+2200mでの
好走実績のチェックが
肝要なレースです。

 

 

【ポイント2】
先週に開幕した
中山の芝は…

 

→脚質的には前有利の
「開幕週の芝」らしい
分かりやすい馬場でした。

実際に、先週土日の
芝レース12クラで
馬券圏に好走した
36頭のうち、ほぼ
3分の2にあたる23頭が
4角で「1~4番手」に
いた馬。

しかも直線で内々を
付いた馬の伸びが目に
つきました。つまり
外から差す差し馬が
最も不利だった馬場、
という事になります。
そういった不器用型は
一枚割引でしょう。

 

 

【ポイント3】
最内枠の馬が
大苦戦中

 

→近10年(2014年の
新潟施行年は除く/
2010年~/以下同)の
当レースの枠別成績は
下記のとおり。

 

1番枠     複勝率10% 0.0.1.9
2~5番枠   複勝率30% 4.4.4.28
6~9番枠   複勝率20% 2.3.3.32
10~13番枠  複勝率13% 4.1.0.33
14~18番枠  複勝率16% 0.2.2.21

 

当レースの枠傾向的には
1番の馬が大苦戦中。
内枠がダメなワケでは
ないのですが、揉まれる
シーンが多いためか
とにかく1番枠に入ると
かなり苦戦傾向です。

一昨年も3番人気の
ギベオンが13着に
大敗してしまいました。

 

 

【ポイント4】
穴はスタミナ血統から

→2015年以降の
セントライト記念で
「4番人気以下」で
馬券圏に好走している
穴馬7頭の血統は下記の
とおり。

 

15年1着 キタサン
15年2着 ミュゼエ 父グラスワンダー系
15年3着 ジュンツ 父ステイゴールド系
18年1着 ジェネラ 父グラスワンダー系
18年3着 グレイル 父ハーツクライ
19年2着 サトノル 母父サドラー
20年1着 バビット 父ステイゴールド系

 

このようにスタミナ色の
非常に濃い系統の名が
並びます。

中山外回り芝2200mは
イメージ以上にタフで
スタミナもほしい舞台。
しかも、このレースは
当舞台経験に乏しい
3歳馬のレースですから
スタミナ戦を耐え抜ける
血統面のバックボーンが
まずは欲しい、という
コトになるのでしょう。

 

 

【ポイント5】
ダービーからの
休み明けの馬が
圧倒的に強い

→タイトルどおり。
近10年の出走馬の
前走別の成績を
診てください。

 

日本ダービー  複勝率47% 6.5.4.17
ラジオNIKKEI 複勝率31% 2.1.2.11
OP・準OP 複勝率11% 0.0.1.8
2勝クラス   複勝率14% 1.4.0.31
1勝クラス   複勝率 7% 1.0.2.40

 

ダービーを使ってきた
馬が優勢。2頭に1頭が
馬券に絡んでいます。

昨年は
ダービー11着以来の
サトノフラッグ、
ダービー6着以来の
ガロアクリークが
2着&3着。

一昨年は
ダービー15着以来の
リオンリオン、
ダービー17着以来の
サトノルークスが
見事ワンツー。

その前の年も
ダービー16着以来の
ジェネラ-レウーノ、
ダービー14着以来の
グレイルが1着&3着。

以前はダービー組が
不振でしたが、近年は
ダービー出走馬が
多く当レースに出走、
このように成績も
向上しています。

ダービー「大敗馬」が
平然と盛り返すのも
近年の特徴です。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。