『神戸新聞杯(GⅡ)2021ステラヴェローチェ血統考察』YRA

 

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで

 

今週は9月26日に開催された、菊花賞トライアル・神戸新聞杯(G2・中京芝2200m)を勝ったステラヴェローチェを取り上げます。

 


5枠5番ステラヴェローチェは五分のスタートを切ると、抑えて後方2番手でじっくり構えた。

向正面でもがっちり手綱をおさえて3~4コーナーへ進入。

その3~4コーナーでは、徐々に外に持ち出しながら直線へ。

内に切り込みながら追い出しを開始すると、残り200mを切って3番手に浮上。

そのままレッドジェネシスと抜け出すと、ここから2頭の叩き合いに。

最後は1/2馬身差退けてゴール板を駆け抜けた。

本馬はこれで3勝目。重賞は昨年のサウジアラビアRC(G3)以来2勝目。

ステラヴェローチェの父バゴは現役時代、フランス・イギリス・アイルランド・アメリカ・日本と世界各地で戦い、16戦8勝。

主な勝ち鞍は凱旋門賞(G1)で、G1を計5勝した。

現役引退後は日本に輸入され種牡馬入り。

代表産駒はビッグウィーク(菊花賞(G1))とクロノジェネシス(秋華賞(G1)・宝塚記念(G1)・有馬記念(G1))。

2020年種牡馬ランクは第20位。

 

母オーマイベイビーは現役時、未勝利。

繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含み3頭。

父エピファネイア(未勝利)→父バゴ(本馬)→父クロフネ(1勝・現役)

初仔は未勝利に終わったものの、半妹はデビュー勝ちを収めている。

繁殖力は高そうだ。

血統背景は父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)と母父Grand Slam(Gone West~Mr. Prospector~ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

半兄に朝日杯FSを制したゴスホークケンがいる。

 

父バゴは現役時に唯一掲示板を外したレースが日本でのジャパンカップだった(8着)。

日本で求められるスピードには乏しく鈍重な血統である。

そのため、日本的なしなやかなスピードの代表格であるディープインパクトとの交配は◎

 

父産駒はグランプリホース・クロノジェネシスに代表されるように晩成型の傾向がある。

そんな中、本馬もデビュー時から高いポテンシャルを背景に皐月賞とダービーでそれぞれ3着。

世代上位の力を示していながら春はタイトルまであと一歩届かなかった。

今回、ひと夏越してさらなる成長力を見せたことで今後どのような成長曲線を辿るのか、次走を楽しみに待ちたい。

 


本レースは昨年、今年、と従来の阪神から中京での開催となっています。

その為、戦前のブログでは過去の中京芝2200mの傾向を踏まえて、ディープインパクトとルーラーシップ(キンカメ系)の血を取り上げました。

その傾向をもとに本命◎はルーラーシップ産駒のワンダフルタウンに打ったのですが、結果は8着。

正直、朝に本命を決める段階で「不良馬場」まで悪化することは読めていませんでした。

が、不良馬場巧者の傾向が強いルーラーシップ産駒だっただけに「これはいける!」と時間の経過と共に自信を深めていました(苦笑)。

 

そんなわしが、ある程度前にいきたいはずの馬がスタートを決めたにも関わらず、進んでいかないのを見て青ざめてしまったのは言うまでもありません・・・。

ワンダフルタウンは現段階で不良馬場が苦手なルーラーシップ産駒と言わざるを得ないですね。

 

その他では、今回考察したステラヴェローチェは血統的にも戦歴にも不良馬場は得意舞台でしたし(ちなみに母父はディープインパクト)、2着レッドジェネシスもディープインパクト産駒(×母方に重厚な血)ということで傾向通り。

3着のモンテディオはここではまだ力が足りないと思っていましたが、ジャスタウェイ産駒ということで馬場を味方につけることができましたね。

 

ということで今回の神戸新聞杯は色々と勉強させられる結果となったレースでした。

これからも頑張ります。それではまた来週~

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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