『マイネル軍団の騎手起用に異変あり!エース変更も!』田中洋平

 

今年のオールカマーは、ウインのワンツーフィニッシュ。

 

1着 ウインマリリン 横山武史騎手

2着 ウインキートス 丹内祐次騎手

 

ウインマリリン、強かったですねー。

 

直線でレイパパレの内側を狙うも、

進路が狭くなって万事休す。

 

それから切り返してレイパパレの外に出すと、

グイグイと脚を伸ばして、2着馬に1馬身半差の完勝。

 

そして同じ勝負服のウインキートスが、鋭く脚を伸ばして2着。

 

このレースにはノーザンファーム系の馬が、

アドマイヤアルバ、ブレステイキング、サトノソルタス、

グローリーヴェイズ、レイパパレの5頭。

 

社台ファーム系の馬が、

ランブリングアレー、マウントゴールド、ステイフーリッシュの3頭。

 

社台C白老ファームの馬が、キングオブコージの1頭。

 

つまりG2レベルで社台系の馬が9頭いる中、

ウインの馬がワンツーをしてしまう。

 

これはウインというクラブが強くなった!と言って良いでしょう。

 

もしかすると、馬産や一口クラブの勢力図に変動があるかもしれませんね。

 

もちろんノーザンファームが首位であることは変わらない。

 

変動があるとすれば、2番手以下でしょう。

 

またマイネル軍団の総帥、

岡田繁幸氏が2021年の3月に亡くなったことで、少し変化が。

 

ウインは三男の岡田義広氏が継いだことで、

2020年の10月あたりから、マイネル軍団と別の道を歩んでいます。

 

そしてメインのマイネル軍団は、長男の岡田紘和氏が継承。

 

これまでのマイネル軍団は総帥の岡田繁幸氏が、

騎乗する騎手を差配。

 

マイネルの冠名でお馴染みのサラブレットクラブ・ラフィアンの馬は、

関東馬が柴田大知騎手、丹内祐次騎手の2人が、50%以上に騎乗しています。

 

そして関西馬は国分優作騎手が1人で、40%以上に騎乗。

 

普通に考えてあり得ない独占率ですが、

岡田繁幸氏は自分の指示を、素直に聞いてくれる騎手が好みだったのでしょうね。

 

そんな総帥の愛弟子である3人の騎手ですが、

岡田総帥の死後から、少しだけ騎乗回収が減っています。

 

まずマイネル(ラフィアン)の場合です。

 

◆柴田大知騎手

総帥生前(月平均14回騎乗)

総帥没後(月平均12回騎乗)

 

◆丹内祐次騎手

総帥生前(月平均16回騎乗)

総帥没後(月平均10回騎乗)

 

◆国分優作騎手

総帥生前(月平均8回騎乗)

総帥没後(月平均5回騎乗)

 

総帥生前の時期は2020年1月~2021年3月まで、

総帥没後は2021年4月~9月までです。

 

3人とも、確実に騎乗回数が減っていますね。

 

続いてコスモの冠名でお馴染みにのビッグレッドファームの馬。

 

◆柴田大知騎手

総帥生前(月平均13回騎乗)

総帥没後(月平均12回騎乗)

 

◆丹内祐次騎手

総帥生前(月平均11回騎乗)

総帥没後(月平均10回騎乗)

 

◆国分優作騎手

総帥生前(月平均3回騎乗)

総帥没後(月平均3回騎乗)

 

こちらはマイネルほど目立ちませんが、

ジワッと減っている感じです。

 

そんな中、あの騎手の騎乗回数が急上昇しています。

 

そう、ミルコ・デムーロ騎手です。

 

オークスのユーバーレーベンが記憶に新しいですよね。

 

◆デムーロ騎手&マイネル

総帥生前(月平均1回騎乗)

総帥没後(月平均4回騎乗)

 

◆デムーロ騎手&コスモ

総帥生前(月平均1回騎乗)

総帥没後(月平均2回騎乗)

 

総数としてはそれほど多くないですが、

岡田総帥の生前は、ほとんど騎乗していなかった。

 

2020年10月  0回
2020年11月  0回
2020年12月  1回
2021年1月  0回
2021年2月  2回
2021年3月  0回
———————-
2021年4月  4回
2021年5月 7回
2021年6月  3回
2021年7月  7回
2021年8月  2回
2021年9月  2回

 

明らかに違いますよね。

 

マイネルとコスモのエ―ス騎手は、これからはデムーロ騎手になるでしょう。

 

他にリーディング上位でマイネル軍団に騎乗している騎手といえば、

横山武史騎手。

 

ただ岡田総帥の生前からコツコツ騎乗しているので、

没後に急に増えたわけではない。

 

でも腕は確かですからね。

 

関東のマイネル軍団のエース、またはサブエースという立ち位置もありそう。

 

このように愛弟子3人はジワジワと騎乗回数が減りそうな気配ですが、

反対にマイネル縛りがなくなったので、どんな馬でも騎乗できる。

 

というプラスの思考で、やっていくしかないでしょう。

 

柴田大知騎手がノーザンの馬に乗って、

重賞を勝つ!

 

こんな日が来ると面白いのですが、

人生は何があるか分からないのですからね。

 

今後の3人の動向をウォッチしたいと思います。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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