『菊花賞2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「菊花賞」の
穴馬探しをお届けします。
菊花賞は
10月24日(日)に
今年は阪神で行われる
3歳クラシック最終戦。
距離は、今年も
3000mで行われます。
さっそく、菊花賞の
ポイントを記します。
【ポイント1】
「ダービー1・2着馬が
不在の菊花賞」の特徴
→ダービー馬の
シャフリヤールが
ジャパンC直行のため、
同2着エフフォーリアが
天皇賞秋へ向かうため、
いずれも今回の菊花賞に
出てきません。
今年のように、
「ダービー1・2着馬が
不在の菊花賞」は、
近10年で3回ありました。
その3回の菊花賞の
結果を診てください。
◆2012年の菊花賞
ダービー1・2・3着馬が出走せず
※菊花賞1着ゴールドシップ
〈皐月〉1着
〈ダー〉5着
〈前走〉神戸新聞杯1着
※菊花賞2着スカイディグニティ
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉セントライト記念2着
※菊花賞3着ユウキソルジャー
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉神戸新聞杯4着
◆2017年の菊花賞
ダービー1・2・3着馬が出走せず
※菊花賞1着キセキ
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉神戸新聞杯2着
※菊花賞2着クリンチャ-
〈皐月〉4着
〈ダー〉13着
〈前走〉セントライト記念9着
※菊花賞3着ポポカテぺトル
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉1000万1着
◆2019年の菊花賞
ダービー1・2着馬が出走せず
ダービー3着馬ヴェロックス→菊花賞3着
※菊花賞1着馬ワールドプレミア
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉神戸新聞杯3着
※菊花賞2着馬サトノルークス
〈皐月〉14着
〈ダー〉17着
〈前走〉セントライト記念2着
このように、
「ダービー1・2着馬が
不在の菊花賞」で
馬券に絡んだ馬には、
法則性があります。
2019年3着馬を除く
上記8頭のうち、
ダービーは不出走or
惨敗だった馬が7頭を
占めます。
また、上記8頭のうち
菊花賞直前に行われる
「トライアルレース」で
好成績を残した馬が
6頭を占めます。
つまり…
ダービーには「まったく
縁が無かった」ものの、
ひと夏越しての成長力&
目下の好調さを菊直前の
菊花賞トライアル好走で
示せた馬が、菊花賞で
快走しているという事。
ダービー1・2着馬が
不在だからといって、
ダービーで(それらに
続いて)ソコソコの
着順に走っていた馬が
菊花賞で繰り上がって
くる、というワケでは
ないのです。
菊花賞=ひと夏を超した
成長力、レースに対する
適性が大いに問われる
特殊なG1。
ゆえに、ダービーで
ソコソコ中位の成績を
残していた馬よりも、
直前のトライアル等で
急台頭した馬のほうが、
王者空位の菊花賞で
台頭しやすいのです。
今年の出走馬の中で、
どれが「該当馬」に
あたるのか?
その見極めは、
今年の予想作業の
キモだと診ています。
【ポイント2】
前走「馬券圏外」の馬が
本当に来ないレース
→ここからは、施行場に
関連性の薄いデータを
いくつかご紹介。
近10年の前走着順別・
成績を診てください。
前走1着 複勝率23% 6.1.5.41
前走2着 複勝率42% 2.6.3.15
前走3着 複勝率19% 2.2.0.17
前走4着以下 複勝率 4% 0.1.2.77
前走4着以下の馬の
成績が低調なことは
珍しくないですが、
それにしてもココまで
成績低調なレースは
さすがに珍しい印象。
【ポイント1】でも
少し触れましたが、
やはり目下の成長力や
好調度が大切なG1と
いうことなのでしょう。
【ポイント3】
ディープ産駒が
3連勝中
→2018年から
フィエールマン、
ワールドプレミア、
コントレイルと
ディープ産駒が
菊花賞3連勝中です。
長距離戦だから
ディープ産駒よりも
スタミナ血統のほうが
勝るだろう…とは
言えなくなっている
最近の菊花賞です。
【ポイント4】
近年は関東馬不振
→関東からの刺客・
ライスシャワーの
印象も強いG1ですが、
近年は関東馬不振。
下記の近10年・
所属別データのとおり
大差がついています。
関西馬 複勝率21% 9.10.8.104
関東馬 複勝率 6% 1.0.2.46
【ポイント5】
近年は2勝クラス勝ちの
上がり馬が不振
→九十九里特別を
勝って菊花賞も勝った・
デルタブルースの
印象も強いG1ですが、
近年はこのパターン=
下級クラスを勝って
菊花賞に出てきた馬が
(0.1.4.32)とかなり
不振です。
【ポイント6】
阪神芝3000m戦の
調教傾向
→最後に今年の舞台=
阪神芝3000m戦に
おける「調教」傾向を
2つお伝えします。
2017年以降の
阪神芝3000m戦…と
いっても、年1度の
阪神大賞典のデータと
なりますが最終調教の
「コース別・成績」を
診てください。
栗東CW 複勝率38% 4.3.4.18
栗東坂 複勝率27% 1.2.1.14
美浦W 複勝率 0% 0.0.0.4
美浦坂 複勝率 0% 0.0.0.2
このように栗東CW組が
圧倒的に優勢。複穴も
けっこう空けていて
複回収率は225%に
達しています。やはり、
長距離の重賞ですから
平地トラック追い有利。
坂路では厳しい面が
何かと多いのでしょう。
【ポイント7】
阪神芝3000m戦の
血統傾向
→今回と同舞台距離の
阪神大賞典における、
近10年の主な種牡馬成績を
診てください。
キズナ 複勝率100% 1.0.0.0
ステイゴールド 複勝率63% 4.1.0.3
ディープ 複勝率50% 1.2.2.5
ハ-ツクライ 複勝率38% 2.4.0.10
キングカメハメハ 複勝率20% 1.1.0.8
マンハッタンカフェ 複勝率17% 1.0.0.5
オルフェ-ヴル 複勝率 0% 0.0.0.2
スタミナ系にまじって
ディープ産駒が健闘して
いる印象です。ちなみに
ディープの仔である
キズナの産駒も1戦1勝。
ですからディープ系の
括りにすると複勝率が
55%にハネ上がる事に
なります。ディープ系vs
ステイゴールドの構図。
以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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