『天皇賞・秋2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「天皇賞・秋」の
穴馬探しをお届けします。

天皇賞・秋は
10月31日(日)に
東京2000mで行われる
伝統のG1レース。

今年も素晴らしい
メンバーが揃いました。

さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
秋天で好走した
「穴馬」の共通項は…

→近10年の秋天で
6番人気以下で馬券圏に
走った穴馬は9頭います。

9頭の顔ぶれは以下の
とおり。

 

11年1着 ト-センジョ  7番人気
11年3着 ペルーサ    6番人気
15年2着 ステファノス 10番人気
15年3着 イスラボニ-  6番人気
16年2着 リアルスティ  7番人気
16年3着 ステファノス  6番人気
17年3着 レインボーラ 13番人気
18年3着 キセキ     6番人気 
19年3着 アエロリット  6番人気

 

3着が多いことが
よく分かりますが
9頭には「共通項」が
あります。

 

★3歳馬ではなかった
(9頭すべて該当)

★秋天前の段階で
 「マイル重賞」で
 馬券に絡んだことがあった
 (9頭中5頭が該当)

★当時、差すタイプの
 馬だった
 (9頭中7頭が該当)

★すでに「東京G1」で
 馬券に絡んだことがあった
 (9頭中6頭が該当。
 16年ダービー4着の
 リアルスティール含む)

 

つまり…
マイル重賞および
東京G1で好走実績がある
差しタイプの古馬が、
秋天向きの穴馬の履歴、
ということになります。

 

 

【ポイント2】
秋天の調教に関する
極端すぎる?注目データ

→前5年の最終調教の
コース別成績を診て
ください。

 

栗東坂  複勝率12% 0.2.1.22
栗東CW 複勝率26% 1.1.3.14
—————————
美浦坂  複勝率 0% 0.0.0.1 
美浦W  複勝率29% 4.2.1.17

 

難しい解説は
必要ないでしょう。
とにかく、東も西も
「坂路組」が低調。

しかも、凡走した
坂路組の中には
アンビシャス、
リアルスティール、
マカヒキ、アルアイン、
ワグネリアン、そして
昨年のキセキといった
上位人気馬も含まれて
います。

コレだけ極端な傾向が
出るG1レースも珍しい
印象ですので、ここは
背景を深く考えすぎず
「秋天は坂路追い馬が
大苦戦中」の事実だけ
鑑みておこうと思います。

印象的には「坂路追いの
パワータイプの馬」が
苦戦している感じです。

 

 

【ポイント3】
意外に?頑張っている
毎日王冠経由組

→近10年の出走全馬の
前走別成績を診て下さい。

 

安田記念   複勝率50% 2.2.0.4
宝塚記念   複勝率30% 1.3.3.16
札幌記念   複勝率19% 2.1.0.13
オールカマー 複勝率 4% 1.0.0.23 
毎日王冠   複勝率20% 3.2.5.39 
京都大賞典  複勝率 7% 1.0.0.13 
G3重賞   複勝率 0% 0.0.0.9

 

近10年で、計10頭の
前走「毎日王冠組」が
馬券に絡んでいます。
1年1頭ペース。

毎日王冠を使ったうえで
秋天に出てくる馬=
秋天後よりも秋天自体が
「秋の目標」という馬が
多いことが、秋天での
好走が多い現象に繋がって
いると思います。

なお、前走G3出走馬は
上記のように全滅。

さらに、前走で
2200mより距離が長い
G2重賞=オールカマ-&
京都大賞典を使ってきた
馬も、両者合計で何と
(2.0.0.36)と不振です。

G3経由馬では格が足りず、
オールカマ-&京都大賞典の
経由馬では距離が足らない、
というワケです。

 

 

【ポイント4】
1・2番人気が
どちらも3着以下に
消えた年はない

→タイトルどおり。
秋天は、1番人気馬か
2番人気馬の両方が
消えることがない
レースです。

近10年の秋天の
(左から)1番人気馬・
2番人気馬の着順を
診てください。

 

11年  4着 2着
12年  2着 3着
13年  2着 10着
14年  3着 2着
15年  1着 9着
16年  1着 12着
17年  1着 2着
18年  10着 1着
19年  1着 6着
20年  1着 3着

 

近10年すべて
「1番人気馬」か
「2番人気馬」の
どちらかが、必ず
連対しているのです。

つまり、かなり
「堅い部類のG1」と
いうこと。

これに対し、
6番人気以下の穴馬は
近10年で1着1回、
2着2回と控え目。
ただ3着は6回あります。

ですから、連軸には
おとなしく人気馬を
据えておくとして、
「3連系」の馬券で
3着穴を狙う策が賢明な
レースと言えます。

 

 

【ポイント5】
「逃げた馬」が
連に残れない

→近10年の秋天で
「逃げた馬」は
連対ナシの(0.0.2.8)。
逃げ残るのはなかなか
至難なレースです。

 

 

【ポイント6】
とにかく牝馬が強い

→近10年の秋天の性別・
成績を診てください。
一目瞭然。牝馬の成績が
きわめて良好です。

 

牡 複勝率16% 8.88.124
牝 複勝率43% 2.2.2.8

 

エリザベス女王杯ではなく
秋天に挑んでくるほどの
牝馬=強い牝馬ですから
これだけ走れている面は
あるのでしょう。

もちろん、近年の
競馬界じたいの「牝馬の
強じん化」もこの結果に
影響しているでしょうし、
近年の競馬は中間に
休養をたっぷり取って
ぶっつけで挑むローテが
主流ですが、その点も
「出たトコ勝負」に強い
馬が多い牝馬に味方して
いるのかもしれません。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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