『AJCC2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「AJCC」の
穴馬探しをお届けします。

AJCCは
1月23日(日)に
中山芝2200mで行われる
伝統のG2重賞です。

早速、AJCCで
大切なポイントを
お伝えしましょう。

【ポイント1】
ディープ危うし?

→ここのところ中山の
芝は時計が掛かるように
なり、見た目にも少し
荒れてきました。

そんな荒れてきた芝の
影響を受けているのが
ディープ産駒です。

今開催の中山の
芝レースにおける
ディープ産駒の
成績推移を診てください。

1月5日    複勝率40% 1.1.0.3
1月8・9日     複勝率50% 2.2.0.4
1月10日      複勝率  0% 0.0.0.4
1月15・16日 複勝率13% 1.0.0.7

このように
3日間開催の最終日…
1月10日から、
急にディープ産駒が
走らなくなっています。

1月15・16日も
単勝1倍台の人気馬が
勝ったのみ。他にも
人気馬が多数出走して
いましたが、すべて
圏外に消えました。

芝が生え揃った馬場や
高速馬場での瞬発力・
スピード・キレ勝負で
良さを発揮する馬が多い
ディープ産駒。

ですから、3日間開催の
最終日で馬場の荒れが
目立ってきたあたりから
苦しむ産駒が増えている、
というコトなのでしょう。

【ポイント2】
好走確率が低い
3つの「前走履歴」に
要注意

→近10年のAJCCの
前走別・成績を
診てください。

菊花賞        複勝率50% 1.3.0.4
有馬記念       複勝率25% 3.0.0.9
その他G1      複勝率21% 1.1.1.11
——————————
ステイヤーズS    複勝率10% 1.0.0.9
アルゼンチン共和国杯 複勝率13% 0.0.1.7
その他G2      複勝率40% 2.0.2.6
——————————
中山金杯       複勝率12% 0.1.1.15
その他G3      複勝率32% 0.3.3.13
——————————
非重賞        複勝率12% 1.2.2.36

このように前走で
ステイヤーズS、
アルゼンチン共和国杯、
中山金杯、
そして非重賞レースを
使ってきた馬の複勝率が、
いずれも10%ソコソコと
低調です。

ステイヤーズSを
使ってきたような馬では
距離適性的にAJCCが
全然合っていない
可能性も高いでしょうし、
アルゼンチン共和国杯を
使ってきた馬では間隔が
空きすぎて調整が至難な
ことも要因でしょう。

またハンデG3の中山金杯や
重賞以外のレースを
使ってきたような馬では
別定G2のAJCCは敷居が
高いですし、中山金杯から
当レースは間隔が短く
調整至難な面もあるのだと
思います。

ともあれ、これほど
明確な「アベレージ」で
現れていますので、
前走ステイヤーズ組、
アルゼンチン共和国杯組、
中山金杯組、
そして非重賞組は
評価を少し下げたいと
思っています。

【ポイント3】
ノーザンファーム生産馬が
4連勝中

→2018年から昨年まで
ダンビュライト・
シャケトラ・
ブラストワンピース・
アリストテレスと
ノーザンファーム生産馬が
4連覇中です。近10年の
通算でも(5.6.3.21)、
複勝率40%とかなり優秀。

【ポイント4】
明け4歳馬が
よく好走するが
「妙味ナシ」

→近10年の馬齢別の
成績を診てください。

4歳  複勝率45% 2.5.3.12
5歳  複勝率31% 4.1.4.20
6歳  複勝率18% 3.1.2.27
7歳超 複勝率  9% 1.3.1.51

このように
4歳馬のアベレージが
少し抜けています。
勝ち切らなくとも、
馬券圏を確保する率が
非常に高め。昨年も
4歳のワンツーでした。

しかし「穴」の観点で
見ると、逆に5歳以上の
馬に注目するほうが
ベター。

というのも、4歳馬は
「上位人気馬」しか
好走していないのです。

近10年の当レースで
馬券圏内に好走した
4歳馬10頭の「人気順」を
診てください。このように
上位人気馬ばかりです。

1~3番人気  8頭
4・5番人気  1頭
6番人気以下   1頭

逆に、5歳以上の
近10年好走馬20頭の
「人気順」は、この
ように穴馬が多め。

1~3番人気  8頭
4・5番人気  5頭
6番人気以下   7頭

つまりAJCCでは
フレッシュ感の強い
明け4歳馬に過剰に
票が入る傾向があり、
妙味はむしろ5歳以上の
馬が連れてきている、
というコト。

穴狙いされる方は、
この点を頭の片隅に
入れたいところです。

【ポイント5】
牝馬は苦しい

→タフな当レースらしく
牝馬は苦戦傾向。
近10年の通算で
(0.0.0.7)です。

【ポイント6】
最終調教の
「コース」に注目

→近5年の出走全馬の
最終調教における
コース別・成績を
診てください。

ウッド 複率28% 4.4.4.31
坂路  複率  9% 1.1.0.20
(ポリ 0.0.1.0) 

このように坂路組が
大苦戦しています。
昨年も坂路組は全滅。
ウッド→ウッド→ポリの
ワンツースリーでした。

スタミナ・パワー・
スピードの総合力が
問われるタフな舞台・
中山芝2200mでの
重賞レースですから、
調教的にもトラックで
追われた馬のほうに
分がある、というコト。

またこの時期ですから
坂路追いではなかなか
絞れず、長めの距離を
走る当レースでは
その点が響いている
可能性もあるでしょう。

ともあれ、ここまで
極端な坂路組劣勢の
傾向が出ていますので、
今年も留意します。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 ◆AJCC   【ポイント1/ディープ産駒 ~軽視馬として~】
           ポタジェ    (以上1頭)

         【ポイント2/4つの前走履歴の該当馬 ~軽視馬として~】
           アンティシペイト
           エヒト
           スマイル
           ソッサスプレイ (以上4頭)

         【ポイント3/ノーザンファーム生産馬】
           オーソクレース
           スマイル
           ダンビュライト
           ポタジェ
           ボッケリーニ  (以上5頭)

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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