『AJCC(GⅡ)2022キングオブコージ血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで

今週は1月23日に開催された、AJCC(G2・中山芝2200m)を勝ったキングオブコージを取り上げます。

 


1枠1番キングオブコージは立ち上がるようなスタートで後ろから。
道中は後ろから2番目に待機。
3~4コーナーで進出を開始すると、外に持ち出しながら直線へ。
残り200mを切ったところで、前を完全に射程圏に捉えると、そのまま一番良い脚色で抜き去ってゴール板を駆け抜けた。
本馬はこれで6勝目。重賞は2020年の目黒記念(G2)以来、2勝目。

キングオブコージの父ロードカナロアは現役時代、国内外で19戦13勝(2着5回3着1回と馬券圏外は一度もなし)。
主な勝ち鞍は香港スプリント(2回)、スプリンターズステークス(2回)、高松宮記念、安田記念とG1を6勝。
2013年には年度代表馬に選出されている。
自身はスプリント~マイルで活躍したが、産駒は名牝アーモンドアイ(史上最多9冠馬)やステルヴィオ(マイルチャンピオンシップ)、サートゥルナーリア(ホープフルステークス、皐月賞)、そしてダノンスマッシュ(香港スプリント、高松宮記念)と種牡馬としては様々な適性距離のG1馬を輩出している。
2021年種牡馬ランクは第2位。

ロードカナロアについての詳細はこちら

母ファイノメナはアイルランド馬。現役時、10戦2勝。
繁殖としてデビュー済み産駒は本馬を含み2頭。
父ロードカナロア(本馬)→父ディープインパクト(海外13戦2勝)
半弟のHarajukuは海外で走っており、フランス重賞(G3・芝2100m)勝ち馬。
2頭とも重賞馬ということで繁殖力はかなり高い。
血統背景は、父Galileo(Sadler’s Wells~ノーザンダンサー系)×母父Indian Ridge(その他系)の組み合わせ。
5代母にアイルランド重賞(芝6F)勝ち馬のDramaがいる。

ロードカナロア産駒の大物輩出パターンはSpecial牝系の血を増強させること。
(Special牝系の種牡馬はNureyev、Sadler’s Wells、Fairy King)
代表産駒アーモンドアイはNureyevを、サートゥルナーリア(皐月賞、ホープフルS)はSadler’s Wellsを、ステルヴィオ(マイルCS)はFairy Kingをそれぞれ持っている。
本馬は母父GalileoがSadler’s Wells系なのでこの傾向に合致。

このようにロードカナロアの成功配合パターンで、この度重賞を2勝目。
今年頂点まで駆け上がり、上述したG1馬達に名を連ねることができるか楽しみだ。

 


戦前のブログでは、本レースに相性の良い血として「Roberto」と「ノーザンテースト」を紹介しました。
その傾向をもとに本命◎はRobertoを持つオーソクレースに打ちましたが、結果は6着。

今回考察したキングオブコージはこの傾向に合致しませんでしたが、2着マイネルファンロンは「Roberto」と「ノーザンテースト」を持ち、3着ボッケリーニは「ノーザンテースト」内包馬でした。
特にマイネルファンロンは、ポイントの血を2つ併せ持っており、それに該当する馬は出走馬の中ではこの馬だけでした。
せめて推奨馬に取り上げることはできたのではないかと反省です。

 

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

データ競馬:TARGET frontier JV


・出馬表にデータマイニングの順位・数値を表示させたい
・特定の2頭の直接対戦の結果・経歴を調べたい
・予想するレースが行われるコースにおける、騎手・調教師・種牡馬の傾向を調べたい
・出走馬の前走レベルを簡単に比較する

などなど。

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