『フィリーズレビューの穴馬探し予想PART1』シベリアン
「フィリーズレビュー」の
穴馬探しをお届けします。
フィリーズレビューは
3月13日（日）に
阪神芝1400mで行われる
桜花賞トライアルです。
さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
前走から
距離延長した馬が
ほぼ全滅中
→当レースのキモです。
近10年の「前走からの
距離延長／短縮別」の
成績を診てください。
距離延長 複勝率 3％ 0.0.1.36
前走と同距離 複勝率16％ 4.3.3.52
距離短縮 複勝率25％ 7.6.6.56
なんと、距離延長馬は
37頭出走して連対ゼロ。
3着もたった1頭！
これだけハッキリした
結果が出ているからには、
理由を詮索するよりも
素直に参考にしておきたい
ところです。
前走で1200mのレースを
使っていたような極端に
短距離志向が強い馬では
さすがにココでは厳しいと
いうことなのでしょう。
【ポイント2】
新馬戦、未勝利戦を
勝った直後の馬が苦戦
→近10年の全出走馬の
前走別成績を診てください。
阪神ＪＦ 複勝率32％ 2.4.3.19
クイーンＣ 複勝率25％ 0.1.1.6
オープン特別 複勝率13％ 2.1.1.28
牡混合１勝クラス 複勝率23％ 3.3.4.34
牝限定１勝クラス 複勝率16％ 2.0.1.16
新馬・未勝利戦 複勝率 5％ 1.0.0.18
これも傾向が極端。
このように、
新馬戦や未勝利戦を
勝った直後の馬が
ほぼ通じていません。
フィリーズレビュー＝
メンバーレベルが高い
トライアルではなく、
むしろ「完成度」勝負の
一戦ですから、前走で
やっと勝ってきたばかりの
いわゆる完成度で劣る
馬は苦しいのでしょう。
また前走で1勝クラスに
出走した馬については、
牝限定戦よりも牡混合戦に
出走していた馬のほうが、
好結果が出ています。
【ポイント3】
年明けデビュー馬が
好走できていない
→近10年の当レースで
「デビュ－戦が
年明けだった馬」は
（0.0.0.8）と好走ナシ。
このポイントも理屈は
前述【ポイント2】と
同じ。そんな完成度で
劣る馬では厳しい、と
いうことなのでしょう。
【ポイント4】
関東馬は
調教内容に要注目？
→近10年の出走馬の
東西所属別・成績は
下記のとおり。関東馬は
近年は苦戦気味です。
関東馬 複勝率13％ 1.2.1.26
関西馬 複勝率18％ 10.7.9.117
ちなみに、近8年に
好走した関東馬は
2014年の3着馬・
エスメラルディーナ、
2013年の2着馬・
ナンシーシャインですが
共に「栗東留学」せず
美浦で追って通常輸送。
しかも最終追い切りの
内容が2頭とも抜群でした。
美浦坂路で終い1Fが
11秒台と鋭伸。関東馬の
取捨のポイントの一つと
診ています。
【ポイント5】
「パワー血統」が
非常に強いレース
→当レースの舞台は
阪神内回り芝1400m。
テンからスビードが出て
最後まで淀みなく流れる、
相当タフなラップ構成に
なりがちな舞台です。
極論すれば、ダートの
短距離のようなレースが
多くなる舞台。
最後は結局、多くの馬が
バテてしまい凌ぎあいの
様相を呈しますが、特に
高レベルなスピード馬が
集う当舞台での重賞では、
その傾向がより顕著です。
まして当レースは
そんなタフな流れにあまり
慣れていない、3歳牝馬に
よる一戦。
そのため、当レースでは
鈍重筋のタフな血統の馬が
持ち前のパワーを活かして
よく好走しています。
逆に、たとえば
ディープ産駒など
スローからのキレ＆
瞬発力勝負に向いた
スマートな血統の馬では
どうしても苦しい。
ちなみにディープ産駒は
当レースに11頭出走して
なんと（0.1.1.9）。
3番人気以内の人気馬が
5頭を占めているのに、
そんな戦績です。
近年の当レースで
好走している馬の血統も、
パワー特化筋が多め。
昨年も勝ったのは
モ－リス産駒の
シゲルピンクルビー。
2着にいたっては
スクワートルスクワートの
産駒・ヨカヨカでした。
さらに、過去には
エスメラルディーナや
ティズトレメンダスと
いったダート血統馬が
爆走、好配を提供して
います。
パワー血統やダート血統が
これほど幅を利かせる
クラシック戦線のレースは
ココだけ。血統派のウデが
鳴る一戦とも言えるのです。
以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
◆フィリーズ 【ポイント1／距離延長馬 ～軽視馬として】 3頭
ゼロドラゴン
テイエムスパーダ
ホワイトフ－フ
【ポイント2／新馬、未勝利勝ち直後の馬 ～軽視馬として】3頭
サプライムアンセム
マイシンフォニー
モチベーション
【ポイント3／年明けデビュー馬 ～軽視馬として】1頭
ラブリネスオーバー
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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