『阪神牝馬S2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪神牝馬S」の
穴馬探しをお届けします。

次週末の阪神競馬は
「牝馬ウィーク」です。

阪神牝馬Sは
4月9日(土)に
阪神のマイルで行われる
牝馬限定G2重賞。

G1ヴィクトリアマイルへの
ステップレースです。

昨年の秋華賞馬・
アカイトリノスメや
ジェラルディーナなど
今年の当レースも
好メンバーが揃いました。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

なお、当レースは
2016年より距離が
内回り1400mから 
外回り1600mに
変更されました。

つまり、
2015年までと
2016年以降では
全く別のレースです。

よって、当欄では
2016年以降に発生している
現象のみを取り上げて
話を進めていきます。

 

 

 

【ポイント1】
2016年以降は
「サンデー天国」

→内回り1400mで
行われていた当時は
「パワー勝負」の趣も
強かった当レース。

しかし、舞台が
外回りのマイルに
替わって以降の近年は
上がり勝負が定型に
なりました。

ゆえに必然的に、
そんな流れにめっぽう
強い「父サンデー系」の
台頭が急増。

外回りマイルに
舞台が替わった近6年の
好走馬18頭のうち17頭が
「父サンデー系」という
極端な傾向が出ています。

 

16年1着馬 父サンデー系
16年2着馬 父サンデー系
16年3着馬 父サンデー系
17年1着馬 父サンデー系
17年2着馬 父サンデー系
17年3着馬 父サンデー系
18年1着馬 父サンデー系
18年2着馬 父サンデー系
18年3着馬 父サンデー系
19年1着馬 父サンデー系
19年2着馬 父サンデー系
19年3着馬 父サンデー系
20年1着馬 父サンデー系
20年2着馬 父サンデー系
20年3着馬 父キングマンボ系

 

 

【ポイント2】
2016年以降は
「関東馬」が苦戦中

→外回りのマイルに
舞台が替わった近6年の
当レースで、最も大きく
変わったポイントは
この点かもしれません。

内回り1400m施行時の
年までは、関東馬もよく
来ていましたが外回りの
マイルに替わった近6年は
(0.1.0.6)と苦戦中です。

1400mで行われていた
当時は関東馬が活況でした。
2013年は関東馬ワンツー。
2015年も関東馬が勝利。

しかし舞台が替わった
2016年以降はこのように
ほとんどダメなのです。

要パワーの阪神1400m=
サンカルロが当舞台で
めっぽう強かったように
パワー型が多い関東馬が
台頭できる舞台ですが、
外回り1600mで瞬発力・
キレ勝負になってしまうと
どうしても関西馬優勢の
傾向が濃くなるワケです。

 

 

【ポイント3】
2016年以降は
オープン特別経由馬が
不振

→近6年の前走別成績を
診てください。前走で
オープン特別を使って
きた馬が全滅です。

 

条件戦    複勝率30% 1.2.1.9
オープン特別 複勝率 0% 0.0.0.12
重賞     複勝率25% 5.4.5.43

 

条件戦を勝ってきた
ばかりの「新鮮」な
上がり馬でもなく、
かといって直近で重賞も
使っていなかったような
オープン下層の馬では
レベル的に厳しい、と
いうことでしょうか。

 

 

【ポイント4】
2016年以降は
上がり勝負に変貌

→2016年「以前」と
2016年「以降」の、
テンの3ハロン、
上がり3ハロンの
ラップを診てください。

2016年以降、
明らかに上がり勝負に
変貌しています。

 

10年 33.8-34.7 ★前傾0.9
11年 34.0-34.8 ★前傾0.8
12年 34.9-35.5 ★前傾0.6
13年 35.8-34.1 ☆後傾1.7
14年 34.0-34.8 ★前傾0.8
15年 34.7-34.8 ★前傾0.1
 この年まで内回り1400m
———————-
 この年から外回り1600m
16年 35.2-34.2 ☆後傾1.0
17年 35.6-34.0 ☆後傾1.6
18年 37.2-33.8 ☆後傾3.4
19年 35.6-33.6 ☆後傾2.0
20年 34.5-34.5  イーブン
21年 35.1-33.2 ☆後傾1.9

★前傾ラップだった年
☆後傾ラップだった年

 

このように
2016年から外回りの
マイルに替わったことで
直線がうんと長くなり、
小回りコーナーが
大回りコーナーに替わり、
パワーが要る消耗戦から
キレ&折合い&瞬発力が
決め手となる上がり勝負に
一変しました。

しかも外回りマイルに
替わってから、この後の
マイルG1を目指す馬の
出走がかなり増えました。
次走へ「試走」モードの
馬が増えたためなおさら
道中はゆったり進んでの
上がり勝負と化している
ワケです。

2016年を境に、レースの
質が「化けた」当レース。

一定以上の速い上がり脚を
ラストで使えそうな馬に
狙いを定めたい一戦です。

 

 

【ポイント5】
内枠馬が苦戦

→別掲「桜花賞」の
展望記事でも内枠馬の
低調ぶりを記しましたが、
同じ阪神外回りマイルで
行われる当レースも同様。

マイルに舞台が替わった
近6年の当レースで
「5番から内の枠」の
成績は(1.1.2.26)と
あまり良くありません。
複勝率13%。

桜花賞の展望記事でも
記しましたがメンタルで
弱い面も残る牝馬には、
揉まれるリスクのある
阪神外回りマイルの
内枠=決して絶対的な
利とはならないのです。

 

 

【ポイント6】
距離短縮馬が強い

→近6年の前走距離別の
成績を診てください。
前走から距離短縮して
きた馬が、この6年で
7連対と好況。毎年1頭は
短縮組が連対している
計算になります。

 

前走から距離短縮 複勝率26% 3.4.1.23
前走と同距離   複勝率17% 1.1.3.25
前走から距離延長 複勝率22% 2.1.2.18

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

阪神牝馬 ポイント1~3 該当馬

【ポイント1/父サンデー系】 6頭
  アカイトリノムスメ
  クリスティ
  デゼル
  マジックキャッスル
  メイショウミモザ
  ラルナブリラーレ

【ポイント2/関東馬】 ▼軽視馬として 2頭
  アカイトリノムスメ
  マジックキャッスル

【ポイント3/前走オープン特別出走】 ▼軽視馬として 2頭
  メイショウミモザ
  ローレルアイリス

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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