『エプソムC2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「エプソムC」の
穴馬探しをお届けします。

エプソムCは
6月12日(日)に
東京の芝1800mで
行われるG3重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
前走オープン特別組が
異常なほど走らない

→近10年の
前走クラス別・成績を
診てください。

G1   複勝率11% 1.0.0.8
G2   複勝率36% 4.3.2.16
G3   複勝率20% 1.3.5.36
オープン 複勝率11% 4.3.1.65
条件戦  複勝率22% 0.0.2.7

このように、前走で
オープン特別を使った
馬が大量出走している
当レースですが成績は
低調。

「最大勢力」メイS組の
不振も大きな要因ですが、
そのメイS組を除いても
(2.1.1.36)複勝率10%に
すぎませんから、やはり
オープン特別を直前で
使ってきたような馬では
格が足らないレース、と
いう事になるのでしょう。

前走G1で「勝負」して
きたような馬では余力に
問題があってダメですが、
前走G2、G3を使っていた
目下「重賞級」の馬なら
普通に好走しているレース、
と診ていいでしょう。

【ポイント2】
とにかく関西所属騎手の
騎乗馬が強い

→近10年の、騎手の
東西所属別戦績は
下記の通り。

関西所属騎手 複勝率44% 5.8.5.23
関東所属騎手 複勝率10% 4.2.5.105

圧倒的な成績の差です。
たかだかG3の当レースに
あえて東京まで遠征する
関西所属騎手=それだけ
勝負掛かりというコト。

先日の目黒記念の時にも
記しましたが関西騎手の
「勝負気配」チェックは
馬券戦略上、有効です。

このエプソムCにしても
関西馬を帯同しての東上、
あるいは関東の陣営に
騎乗依頼されての東上、
どちらのパターンにせよ
関西のジョッキーにとって
(G3ゆえ)勝負気配が
高いのは間違いありません。

【ポイント3】
とにかく
4歳馬が強い

→これがエプソムCの
最大のポイントかも
しれません。近10年の
馬齢別戦績は下記の通り。

4歳  複勝率49% 7.6.3.17 
5歳  複勝率11% 2.1.2.41
6歳上 複勝率11% 1.3.5.74

説明の要は無いでしょう。
4歳馬が圧倒的に強い。
強すぎます。

一昨年にいたっては、
8番人気の4歳馬が
3着大激走。

失礼ながら4歳馬なら
こんな馬でも走るのか、
と思ったモノでした。
昨年も2着・3着を
4歳馬が占めています。

当レースで4歳馬が
頑張れるのには理由が
あると思います。

直前の安田記念などの
GIに出走したとしても
好勝負になりそうな
「高能力の4歳馬」が、
賞金が足りなかったり
まだ4歳だからと大事を
とったりしてあえて
GIに出ず(or出られず)
このエプソムCに照準を
切り替えて毎年、出て
きます

そんな「実力上位・
昇り調子の4歳馬」が
エプソムCには数多く
出てくるため4歳優勢の
傾向が現れているという
事ではないでしょうか。

【ポイント4】
中2週以下の馬が
ほとんど走っていない

→前項【ポイント1】で
取り上げた「メイS」→
当レースは中2週。

蒸し暑くなってきたこの
初夏期に決してラクとは
言えない日程でその点も
メイS組不振の傾向を
助長しているのかも
しれません。

実際に、近10年の
前走からのレース間隔別・
成績は下記のとおりです。
中3週以上の間隔を取って
きた馬のほうが断然好成績。

中2週以下 複勝率  9% 2.2.0.39
中3週以上 複勝率22% 8.8.10.94

【ポイント5】
今開催の
東京芝1800m戦の
傾向について(1)

→東京芝1800m戦の
今開催の、主要種牡馬の
産駒成績を診てください。

モ-リス      複勝率57% 2.0.2.3
ル-ラ-シップ   複勝率50% 2.0.1.3
ハ-ツクライ    複勝率45% 0.3.2.6
———————————-
キズナ       複勝率40% 1.1.0.3
ロードカナロア   複勝率30% 1.0.2.7
ディープ      複勝率29% 2.1.2.12
ハ-ビンジャー   複勝率29% 0.2.0.5
ブラックタイド   複勝率20% 0.1.0.4
エピファネイア   複勝率17% 1.0.0.5
リオンディーズ   複勝率17% 1.0.0.5
ドゥラメンテ    複勝率14% 1.0.0.6
エイシンフラッシュ 複勝率  0% 0.0.0.5
キンシャサノキセキ 複勝率  0% 0.0.0.1
トーセンラ-    複勝率  0% 0.0.0.1

複勝率「45%超」と
高アベレージをマークの
3種牡馬に注目でしょう。

モ-リス、ル-ラ-シップ、
ハ-ツクライ。素軽さや
キレというよりも重厚さ・
スタミナ・パワーのほうに
振れているトリオですが、
意外に疲弊が早かったこの
春の東京芝ゆえ、鈍重系が
例年よりもハバを利かせて
いるのかもしれません。

【ポイント6】
今開催の
東京芝1800m戦の
傾向について(2)

→東京芝1800m戦の
「前走の距離+前走の
ペース」別の、今春の
成績を診てください

前走芝1600m以下に出走
前走スロー  複勝率27% 1.1.2.11
前走ミドル  複勝率19% 2.1.1.17
前走ハイ   複勝率13% 1.0.0.7

前走芝1800m出走
前走スロー  複勝率50% 3.4.6.13
前走ミドル  複勝率33% 2.2.1.10
前走ハイ   複勝率25% 0.2.0.6

前走芝2000m以上に出走
前走スロー  複勝率23% 3.3.2.27
前走ミドル  複勝率13% 1.1.0.13
前走ハイ   複勝率20% 0.0.1.4

このように、前走がどの
距離条件でも、その時の
流れがスローだった馬の
複勝率がトップです。

スロー気味に流れて
上がり勝負になることが
多い舞台ですから、この
ように「直近でスローの
流れで走ってきた」馬に
折り合い面なども含めて
利があるのかもしれません。

特に、前走でスローの
同距離を走ってきた馬の
アベレージが秀逸です。

エプソムカップも緩めに
流れての上がり勝負に
なりがちですから、この
項目は無視できない話と
診ています。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

エプソムC  ポイント1・2・3 該当馬

【ポイント1/前走オープン特別組】 ▼軽視馬として 2頭
  ガロアクリーク
  ハッピーアワー

【ポイント2/関西所属騎手が騎乗予定の馬】 5頭
  シャドウディーヴァ  坂井
  ダーリントンホール  ルメール
  ノースブリッジ    岩田康
  ハッピーアワー    長岡
  ヤマニンサンバ    川田

【ポイント3/4歳馬】   4頭
  ジャスティンカフェ
  タイムトゥヘヴン
  ノースブリッジ
  ヤマニンサンバ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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