『競馬で勝てない人の思考・その2』田中洋平

 

「競馬で勝てない人の思考」シリーズということで、

その1に続いて、今回はその2をお送りします。

 

今回はわりとマインド論が濃い内容になりますが、

女性にモテない男性の特徴なんかも出てくるので、

飽きずに読んでもらえると思います。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

競馬で勝ててない人。

 

この人が競馬で勝てるようになるには、

何かしらの変化が必要です。

 

だって、今までの馬券の買い方で勝ててないわけですから、

同じ買い方をしてても勝てないのは明らか。

 

昨日までと違った行動(馬券の買い方)をしないといけません。

 

そのためには外部からの刺激が必要です。

 

それが誰かに教わるということで、

これはセミナーや動画教材、または書籍から新しい考え方を学ぶでもOK。

 

自分だけでは気付けなかった「何か」に出会うことが大切なのです。

 

例えば、モテない男が自分ひとりでグルグル考えてても、

女性にモテる方法は思い付かない。

 

というか、自分で考えて思い付く(経験、頭脳、センス)があるなら、

もうすでにモテているでしょう。

 

思い付かないから、現状モテてないわけです。

 

この場合、先生のような人から、

自分の弱点を、客観的に指摘してもらう作業が必要。

 

今まで自分は良かれと思っていた行動が、

「実は女性が嫌がる行動だった!」なんてことが、

モテない男は悪気は無いけどやっていたりします。

 

例えば小学生の男子にありがちな、

「好きな女の子にイジワル」をするパターン。

 

好きの裏返しでやってしまう行動ですが、

これ、オトナになってもやってたらヤバイですからね。

 

小学生の時はまだ未熟なので、愛情表現のやり方が分からない。

 

だからやってしまう行動ですが、

オトナになって同じことしてたら、相手の女性はドン引きでしょう。

 

でもモテない男性は、

女性に接する方法が分からないから、小学生を引きずったままの行動をする。

 

これで相手に自分の好きな気持ちが伝わると、本気で思っている訳です。

 

はい、モテません。

 

こういうのは教えてもらわないと、

自分では分からないですよね。

 

やはり劇的なショックが必要。

 

正直、

他人に指摘されることは気分のいいことではない。

 

そりゃそうでしょう。

 

人間は「自分は平均より上!」と思って生きているのですから。

 

でも変わることができないと、

これまでと違う人生は手に入らないのです。

 

自分の中でグルグルと考えていても、

結局は自分の都合の良い考えに着地する。

 

オレ、まあまあイイ男なのに、なんでモテないのかなー!

 

みたいなフワッとした考えに着地して、

それ以上は考えない。

 

これが人間です。

 

そしてそれは、明日から何も変わらないということ。

 

つまり明日からも、今まで通りモテない!

ということになります。

 

これは何とか改善したいですよね。

 

あと一番ダメなパターンを、

いい機会なので、お伝えしたいと思います。

 

私はこれまでたくさんの人に、競馬を教えてきました。

 

その中でもっとも成長を妨げたダメなパターンが、

今の自分に合ったものだけ吸収しようと考える人。

 

例えば、

イチローは努力の天才で、

野球の才能もあってスゴイ人なのは間違いないですよね。

 

そのイチローが、

高校の野球部にコーチとして1日だけ教える。

 

そんな活動をされているそうです。

 

そしてたまたま、あなたが指導してもらえる機会があったとします。

 

しかし、そんな自主練習メニューじゃ上手くならないよ、

とイチローに言われました。

 

だから明日から、

この10個の練習メニューをやりなさい。

 

・素振り

・バドミントンシャトル打ち

・ティーバッティング

・持ち替え練習

・スナップスロー練習

・壁当て

・シャドウピッチング

・ランニング

・短距離ダッシュ

・筋トレ

 

私は野球部じゃないので適当なメニューですが、

仮にイチローに言われたとします。

 

ぐんぐん成長する人は、

これまでの自分のメニューを捨てて、

言われた通りにオススメの10個の練習メニューを素直にやります。

 

だって、努力の神様であるイチローが言うんですから、

やれば成長する可能性が高いはず。

 

でも成長できない人は、

「え!バドミントンシャトル打ちはいらねーよ」

「バットで卓球の球を打った方がミート力がアップするし」

などと、自分の考えを優先してしまうのです。

 

で、言われた通りにやらない。

 

自分に合いそうな練習を3~4個ピックアップして、

これまで通りの自主練習メニューと、ちょこっと入れ替える。

 

自分のメニュー+イチローメニューをこなすことで、

超成長した気分になるんですよ、このタイプの人は。

 

しかし中身はほとんど何も変わらない、

という残念なことになるわけです。

 

だって全体の6~7割は、

イチローに否定された意味のない練習を

相変わらずしているわけですからね。

 

成長するはずがない。

 

これがね、

40歳を超えたオトナになると多い。

 

人の言うことを素直に聞けないですからね。

 

ビジネスでもそうだと思いますが、

やはり素直な人が、もっともはやく成長すると思います。

 

素直じゃない、

これが一番成長できないパターンなので、

気を付けてくださいね。

 

参考になれば幸いです。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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