『ユニコーンステークス(GⅢ)2022血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで

今週は6月19日に開催されたユニコーンS(G3・ダート1600m)を制したペイシャエスを取り上げます。

 


3枠5番ペイシャエスは五分のスタートから前目につけて5番手の位置を確保。
そのまま3~4コーナーを回ってくると手応えが良いまま直線へ。
すぐさま追い出しを開始して、残り400mを切って気合いをつけると加速。
最後は力強く抜け出して、ゴール板を駆け抜けた。
同世代対決の接戦を制して初の重賞を手にした。

ペイシャエスの父エスポワールシチーは現役時、中央・地方で40戦17勝。
主な勝ち鞍はジャパンカップダート、フェブラリーステークスなどG1を9勝。
2009年と2010年には最優秀ダート馬に選出された。
血統背景は父ゴールドアリュール(サンデーサイレンス系)×母父ブライアンズタイム(Roberto~ターントゥ系)の組み合わせ。
2021年種牡馬ランク第45位。

母リサプシュケは現役時、19戦2勝(条件馬)。
勝ち鞍はダート1700~1800mによるもの。
繁殖としてデビュー済み産駒はこれまで本馬を含め2頭。
父ディープスカイ(地方6勝)→父エスポワールシチー(本馬)
2番仔の本馬で重賞馬を輩出。今後の仔出しも楽しみである。
血統背景は父ワイルドラッシュ(その他系)と母父Giant’s Causeway(~Storm Cat~Storm Bird~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。
5代母にはコロネイションS(イギリスG2・芝7F)勝ち馬で、名牝Specialと同血のLisadellがいる牝系。

父エスポワールシチーはサンデーサイレンスのダート特化種牡馬のゴールドアリュール直仔。
その血を受け継ぐようにエスポワールシチーも産駒はダートで活躍している。

本馬は近年のトレンドであるNureyev≓Sadler’s Wellsの3/4同血クロスを持ち、さらに先述した5代母にSpecialと同血のLisadellがいるのでこの血をさらに増強していることがわかる。

父に初の中央重賞をもたらした勢いで、頂点まで登り詰めることができるか今後も注目したい。

 


戦前のブログでは過去5年の傾向からStorm Birdの血を持つ馬が相性の良いレースであることを紹介しました。
また、東京ダート1600mの舞台はゴールドアリュールの血が得意であることも合わせて述べました。
その傾向をもとに勝ったペイシャエスをS評価とし、さらにStorm Bird系種牡馬へニーヒューズの産駒であるセキフウはA評価とし2着でした。

やはり東京ダート1600mは特殊形態なコースということもあり、血統傾向が出やすいレースなのでこのことは来年も覚えておきましょう。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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