『CBC賞2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「CBC賞」の
穴馬探しをお届けします。
次週から西の開催は、
小倉に移動。
暑熱対策の名目で
7月末・8月初旬の
2週は開催が中断と
なりますが9月4日まで
8週間のロングランで
行なわれます。
CBC賞はその開幕週=
7月3日(日)に、今年も
小倉芝1200mで行われる
G3のハンデ重賞です。
さっそく、小倉で
行われる今年の
CBC賞のポイントを
お伝えします。
【ポイント1】
小倉開催だった
昨年の好走馬には
「共通項」アリ
→小倉で行なわれた
昨年の当レースの
好走馬は下記3頭。
1着 ファストフォース 8番人気
2着 ピクシーナイト 2番人気
3着 アウィルアウェイ 6番人気
このうち、2着の
ピクシーナイトは
後にスプリンターズSを
勝ったほどの馬ですから
このCBC賞も明らかに
「地力上位」だから来た、
というコト。
残り2頭に注目…
ファストフォース・
アウィルアウェイには
以下3つの「共通点」が
ありました。
★それまでの
小倉芝1200mでの
「複勝率」100%だった
★3ケ月超の休明けでの
出走だった
★それまでに
7~8月の夏競馬で
複数回の好走実績があった
複勝率に関しては
ファストフォース・
アウィルアウェイとも
小倉芝1200mで
それまで「1走」の
出走履歴でしたが、
前者は勝ち切りましたし
後者は重賞3着と、共に
かなり中身の濃いモノ。
しかも、両馬とも
リフレッシュ明けでした。
一気に暑くなる今時期に
トリッキーな舞台で
行われるレースですから、
舞台実績、フレッシュな
状態面、そして夏実績を
すべて兼ね備えた馬が
人気薄でも好走した、と
いうことなのでしょう。
今年も、この3条件を
兼ね備えた馬が
もし出走していれば
要マーク。
【ポイント2】
追込脚質では
かなりツラい
→昨夏の小倉の
「開幕週+2週目」に
行われた芝1200m戦に
おいて4角10番手以降の
馬は合計(0.0.2.48)、
複勝率4%。
4角10番手以降の馬=
最初から最後まで
後ろを走り続けた馬も
含まれますから、この
アベレージの低さを
すべて鵜呑みするのも
ちょっと違うとはいえ、
さすがにこの成績は
極端でしょう。何せ、
連対がゼロなのです。
つまり開幕2週間の
小倉芝1200m戦で
もし馬連を買うなら
4角10番手以降に
いそうな馬をまずは
消してから予想すべき、
というコトになります。
ちなみに一昨年の
同時期も(0.1.3.33)と
低調な戦績でした。
馬場も硬いつくりですし、
やはり夏序盤の小倉の
しかも芝1200m戦では、
程々の位置につけられる
馬でないと、どうしても
厳しくなります。
【ポイント3】
昨年の好走馬の
「調教」の共通点
→小倉で行なわれた
昨年の当レースの
好走馬3頭には、
最終調教における
共通項も4つありました。
1着 ファストフォース 8番人気
◆栗東坂路
◆騎手が騎乗せず
◆終い12.2秒
◆ラスト2ハロン 12.3-12.2秒(0.1加速)
2着 ピクシーナイト 2番人気
◆栗東坂路
◆騎手が騎乗せず
◆終い12.0秒
◆ラスト2ハロン 12.8-12.0秒(0.8加速)
3着 アウィルアウェイ 6番人気
◆栗東坂路
◆騎手が騎乗せず
◆終い12.2秒
◆ラスト2ハロン 13.2-12.2秒(1.0加速)
このように3頭すべて、
最終調教を栗東坂路で
「騎手が乗らずに」
施され、終い1ハロンを
12.2秒以内でまとめ、
しかもラスト1ハロンで
(その前の1ハロンより)
加速していたのです。
夏にオーバーワークに
ならぬよう騎手が乗らず、
しかし終いに好ラップ・
好時計を坂路で出していた
馬が調教面からは注目と
いう事になるでしょうか。
【ポイント4】
前走G1、G2組が
圧倒的に強い
→ここからは施行場に
関連性が薄いデータに
ついてお伝えします。
なお2019年までは中京、
一昨年は阪神で行われて
います。
近10年の当レースの
前走レース別の成績は
下記のとおり。前走で
G1、G2の格上重賞を
使ってきた馬が好調。
意外に格が効いている
レースです。
G1G2重賞 複勝率33% 3.6.6.30
G3重賞 複勝率14% 0.1.0.6
オープン特別 複勝率11% 5.1.3.71
3勝クラス下 複勝率25% 2.2.1.15
【ポイント5】
前走リステッド組が
大苦戦
→(0.0.0.10)と全滅。
重賞経由の実績上位馬、
条件クラス経由の
上がり馬らの勢いの方が
上回っているレースです。
【ポイント6】
重賞勝ち馬は
堅調に走るレース
→近10年の、それまでの
重賞勝ちの有無別成績を
診てください。すでに
重賞勝ちのあった馬が
圧倒的に好アベレージ。
それまでに…
重賞勝ちあり 複勝率39% 4.5.7.25
重賞勝ちナシ 複勝率12% 6.5.3.100
トリプルスコアを
超える成績差ですから、
まずは当データで
出走予定馬をふるいに
かける策も有効かも
しれません。
【ポイント7】
若い馬が不振
→近10年の馬齢別成績を
診てください。3・4歳が
平凡なアベレージです。
3歳 複勝率 7% 0.1.0.14
4歳 複勝率11% 0.1.1.16
5歳 複勝率38% 8.5.5.29
6歳 複勝率16% 2.2.4.41
7歳上 複勝率 4% 0.1.0.25
3歳馬の「2着」は、
昨年の上位人気馬・
ピクシーナイトですから
実質的に3歳馬は
ほぼ走っていないと
言っていいでしょう。
重賞としては珍しく
若い馬がかなり不振、
5歳馬が好況です。
以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
CBC賞 ポイント1・5・6 該当馬
【ポイント1/昨年の好走馬の共通項3つに該当する馬】 1頭
ファストフォース
【ポイント5/前走リステッド出走馬】 ▼軽視馬として 6頭
スマートリアン
タイセイビジョン
メイショウケイメイ
メイショウチタン
モントライゼ
レインボーフラッグ
ファストフォース
【ポイント6/重賞勝ち馬】 3頭
タイセイビジョン
ファストフォース
モントライゼ
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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