『七夕賞2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「七夕賞」の
穴馬探しをお届けします。

七夕賞は
7月10日(日)に
福島の芝2000mで
行われるG3重賞。

夏の福島の風物詩。
福島競馬場が最も
盛り上がる一日です。

さっそく、七夕賞の
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
栗東Cウッド追いの
関西馬が、ほぼ全滅中

→近6年の七夕賞の
最終調教「場所別」の
成績を診てください。

 

栗東坂路   複勝率21% 1.1.2.15
栗東Cウッド 複勝率 6% 1.0.0.16
——————————
美浦坂路   複勝率25% 0.1.2.9
美浦ウッド  複勝率23% 3.3.1.23
——————————
ポリトラック 複勝率50% 1.1.1.3

 

このように、
「栗東Cウッド」組の
成績が振るいません。
近6年で17頭出走して
(1.0.0.16)。

しかも、唯一勝った馬は
上位人気馬でした。
昨年も4・6番人気馬を
含む4頭が出走して全滅。

これほど低調な成績なら
さすがに何らかの要因が
存在すると診るほうが
自然でしょう。

そして、全般的な傾向も
「坂路>ウッド」。

七夕賞が要パワー寄りの
レースで、かつ機動力も
存分に必要であるコトを、
調教コースの当傾向が
現しているように思います。

 

 

【ポイント2】
1番枠が全滅中

→近10年の当レースで
1番枠(0.0.0.10)。
最内枠が利となる
レースではありません。
むしろ内で揉まれ込む
リスクが発生します。

 

 

【ポイント3】
関西馬が、穴を
多くあけるレース

→七夕賞では毎年のように
穴馬が多く馬券に絡んで
いますが、その多くが
関西馬です。

まず、近10年の東西別の
成績を診てください。

 

関東馬 5.5.4.62 複勝率18%
関西馬 5.5.6.60 複勝率21%

 

このように、関西馬が
わずかに優勢ですが…

注目は、馬券圏に
好走する「穴馬」の
多くが関西馬、という
点です。

近10年の当レースで
6番人気以下で馬券圏に
好走した16頭の所属を
診てください。

 

12年1着 14番人気 関西馬
12年3着 7番人気 関西馬
13年2着 7番人気 関西馬
13年3着 14番人気 関西馬
14年2着 10番人気 関西馬
15年2着 8番人気
15年3着 16番人気 関西馬
16年3着 11番人気
17年3着 7番人気
18年1着 11番人気 関西馬
18年3着 12番人気
19年3着 12番人気 関西馬
20年2着 7番人気 関西馬
20年3着 6番人気 関西馬
21年2着 7番人気
21年3着 9番人気 関西馬

 

このように16頭のうち
11頭が関西馬。

関西馬が穴を出している
重賞といえるでしょう。

福島競馬場は関西馬に
とって、道路事情や
馬房などの関連から
遠征しづらい競馬場。

にもかかわらず福島へ
わざわざ遠征してくる
関西馬=勝負気配が
総じて高いとも言えます。

そんな「人気は低いけど
モチベーションは高い」
人気薄の関西馬が実際に
七夕賞で穴を多く空けて
いるワケです。

ただ【ポイント1】で
触れたように、関西馬は
関西馬でも栗東Cウッドで
追ってきた馬は成績低調。

ですので「坂路追いで
かつ人気薄の関西馬」が
狙いどころとなってきます。

 

 

【ポイント4】
ハンデが重い
実力馬を狙え

→タイトルどおり。
近10年のハンデ別の
成績をみてください

 

54キロ以下  複勝率12% 1.1.5.52
55~56.5キロ 複勝率19% 2.5.4.47
57キロ以上  複勝率34% 7.4.1.23

 

このように、ハンデが
重くなればなるほど
好アベレージ。

何せ57キロ以上だと
54キロ以下よりも
馬券に絡む確率が
3倍ほど高いのです。

せっかく設定した
ハンデが「効かず」、
結局ハンデが重い
馬ほどよく好走する
ハンデ重賞が近年は
増えていますが
当レースも、そんな
状況というコト。
今年も各馬のハンデの
設定に注目です。

 

 

【ポイント5】
道悪の七夕賞における
要注目血統

→近5年の当レースで
6番人気以下で馬券圏に
好走した8頭の父系を
診てください。

 

17年3着 7番人気
18年1着 11番人気
18年3着 12番人気 (父ミスプロ系)
19年3着 12番人気
20年2着 7番人気 父キングマンボ系
20年3着 6番人気 父キングマンボ系
21年2着 7番人気 父キングマンボ系
21年3着 9番人気 父キングマンボ系

 

ここ2年に注目。
父キングマンボ系の
人気薄の馬がダブルで
好走しています。

ここ2年は雨の影響で
道悪。1995年以来の
2分2秒以上かかった
決着となりましたが、
すると、このように
父キングマンボ系が
穴をあけたのです。

しかも昨年は1着馬も
(上位人気馬でしたが)
父キングマンボ系。

また一昨年の1着馬は
母父が道悪の権化・
サドラーズウェルズ。

つまり道悪の七夕賞=
父キングマンボ系か
サドラー持ちの馬を
マークするのが正解、
というワケです。

今週末の福島は
雨模様が濃厚ですから
当テーマもアタマに
入れておきたいところ。

 

 

【ポイント6】
前走マイル経由馬に
注目?

→近10年の前走距離別の
成績を診てください。

 

1600m  複勝率38% 3.0.3.10
1800m  複勝率15% 3.1.2.34
2000m  複勝率21% 3.7.3.48
2200m超 複勝率15% 1.2.2.29

 

このように、マイル戦を
前走で使ってきた馬の
成績が突出。しかも、
複勝回収率433%です。
マイル戦を使ってきた
人気薄の馬が、かなり
頻繁に穴を空けています。

近10年で、前走マイルで
好走した6頭の顔ぶれは
以下のとおり。大半が
2ケタ人気馬です。

 

12年1着 アスカクリチャン  14人気 前走東京新聞10着
13年3着 タガノエルシコ   14人気 前走米子8着
16年3着 オリオンザジャパン 11人気 前走ダート4着
18年1着 メドウラーク    11人気 前走米子11着
18年3着 パワーポケット   12人気 前走3勝級8着
21年1着 トーラスジェミニ   2人気 前走安田5着

 

【ポイント1】でも
お伝えしたように
七夕賞=要スタミナの
レースではなく、むしろ
要パワー寄りのレース。
しかも短めの距離でも
立ち回ってくるような
機動力を備えた馬が
走れるレースである事が
分かります。

 

 

【ポイント7】
7歳以上になると
さすがに苦戦

→近10年の馬齢別成績を
診てください。6歳までは
普通に走るものの、7歳を
超えるとアベレージが
一気に落ちます。

 

4歳  複勝率31% 2.2.1.11
5歳  複勝率23% 4.3.3.34
6歳  複勝率25% 3.4.5.37
7歳超 複勝率 7% 1.1.1.40

 

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

七夕賞  ポイント5・6・7 該当馬

【ポイント5/父キングマンボ系かサドラー持ち】 9頭
  アンティシペイト
  エヒト
  ショウナンバルディ
  ト-ラスジェミニ
  ヒートオンビート
  ヤマニンデンファレ
  レッドジェネシス
  ロザム-ル
  ヴァンケドミンゴ

【ポイント6/前走マイル出走】 1頭
  フォルコメン

【ポイント7/7歳以上】 ▼軽視馬として 2頭
  ゴールドスミス
  マウントゴールド

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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