『レパードS2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「レパードS」の
穴馬探しをお届けします。

レパードSは
8月7日（日）に
新潟ダート1800mで
行われる、3歳限定の
ダートG3重賞です。

2024年から
3歳ダートの3冠路線が
中央・地方統一で
大きく整備されるコトに
なった競馬界。

それに伴って、この
レパードSの日程・役割も
変わりそうです。時期を
後ろに倒して、10月に
行われる「3冠目」の
トライアルレースとなる
可能性が高いのでは…？

さっそく、レパードSの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「JRAダートの
トラック1周競馬で
勝った事がない」馬は
過信禁物

→近10年に馬券圏に
好走した全30頭の、
「レパードS前までの、
JRAダートのトラックを
1周するレースでの
成績」を診てください。

12年1着馬　2.0.1.2
12年2着馬　3.0.1.0
12年3着馬　3.0.0.1
13年1着馬　3.0.1.2
13年2着馬　3.0.1.1
13年3着馬　（出走なし）
14年1着馬　（出走なし）　
14年2着馬　1.0.0.0
14年3着馬　1.0.0.0
15年1着馬　3.0.0.0
15年2着馬　（出走なし）　
15年3着馬　2.1.0.0
16年1着馬　2.1.0.0
16年2着馬　2.1.2.0
16年3着馬　2.0.0.1
17年1着馬　2.1.0.1
17年2着馬　2.0.0.1
17年3着馬　1.0.0.0
18年1着馬　（出走なし）
18年2着馬　2.1.0.2
18年3着馬　2.2.0.1
19年1着馬　1.1.0.1
19年2着馬　1.0.0.1
19年3着馬　2.1.0.3
20年1着馬　1.0.0.2
20年2着馬　3.1.1.0
20年3着馬　（出走なし）　
21年1着馬　3.1.1.1
21年2着馬　2.0.0.3
21年3着馬　2.2.0.1　

このように
30頭中のうち25頭が
レパードS前までに
すでに「JRAダートの
トラック1周競馬」で
勝った事がある馬でした。

また30頭中19頭が、
すでに「JRAダートの
トラック1周競馬」で
2勝していた馬でした。

昨年も該当馬の
ワンツースリー決着。
（1・10・6番人気）

逆に言えば、当傾向に
該当していない馬＝
「JRAダートの
トラック1周競馬で
勝った事がない」馬が
圏外に消える事が多い
レースとも言えます。

実際に2018年には
3番人気サトノギャロスが、
一昨年は1番人気の
デュードヴァンが
馬券圏外に消えています。

東京ダート1600m等の
「トラック半周競馬」と
新潟ダート1800mの
「トラック1周競馬」では
レースの質が大違い。

しかもココは実戦の
経験が少ない3歳馬の
重賞レースですから、
「トラック1周競馬で
勝った経験がある馬」に
アドバンテージ大、と
いうコトなのでしょう。

【ポイント2】
前走1勝クラス出走馬は
かなりキツい

→近10年の出走馬の
前走・クラス別成績を
診てください。

大井ＪＤＤ　　複勝率43％　　3.3.3.12
中央重賞　　　複勝率16％　　4.0.0.21
オープン特別　複勝率22％　　1.1.0.7
２勝クラス　　複勝率22％　　2.3.3.42
１勝クラス　　複勝率 9％　　0.3.0.29

このようにJDD組優勢。
単純に、交流G1レースに
出走していたほどの馬＝
そもそも力上位、という
コトなのでしょう。

「夏開催における
古馬混合2勝クラス」
経由馬が以前はかなり
強かったのですが、
近年の馬券絡みはやや
減少気味。ただ昨年は
1着3着を2勝クラスの
経由馬が占めました。

苦しいのは1勝クラス組。
昨年は「該当馬」が
10番人気2着に走って
穴を提供しましたが、
レアケース。基本的に
この組は苦戦傾向です。

【ポイント3】
「逃げ穴」に注意

→近10年で逃げた馬は
（2.4.1.3）複勝率70％。

もともと逃げ有利傾向が
強い新潟ダートですが、
当レースでもその傾向が
顕著に現れています。

しかも、馬券に絡んだ
7頭の人気順は4・7・
1・12・5・7・6と
妙味タップリ。逃げ馬が
穴を連れてきていると
言っていいでしょう。

ちなみにその7頭のうち
5頭は、レパードSまでに
「ダート1800m戦で
逃げ切り勝ち」の実績が
あった馬でした。

コレが逃げ穴候補を見繕う
基準のひとつになるかも
しれません。

【ポイント4】
速すぎる調教時計を
出してきた馬は
過信禁物

→近5年の当レースで
「坂路またはウッドでの
最終調教で52.0秒以下の
速い時計」を叩き出して
出走してきた馬が全部で
10頭いましたが、下記の
ように全滅しています。

17年　ハルクンノテソ－ロ　美浦坂　51.7秒　 6着
18年　フロリアヌス　　　　美浦ウ　51.0秒　 8着
18年　バクハツ　　　　　　栗東ウ　52.0秒　10着
18年　イダペガサス　　　　美浦ウ　51.5秒　13着
19年　ロードリバーサル　　栗東ウ　50.5秒　 7着
19年　ハヤブサナンデクン　栗東ウ　52.0秒　 8着
19年　ブラックウォ－リア　栗東ウ　50.6秒　13着
20年　フリ－フロー　　　　美浦ウ　51.3秒　11着
20年　フェイバリット　　　美浦ウ　51.9秒　13着
20年　メイショウダジン　　栗東ウ　51.8秒　15着

速い調教時計が結果と
直結しないレース、と
いうコトになります。

速い調教時計を出して
きた出走馬＝距離適性が
1800mより短いほうに
振れている馬なので、
あまり走れていないという
事なのかもしれません。

ともあれ、最終調教で
速い時計を出した馬は
週中のメディアで過剰に
取り上げられがちですし、
穴も期待しがちですが
気にしてはいけない、と
いうコト。要注意です。

【ポイント5】
キャリアが多すぎる
馬ではツラい

→タイトルどおり。
前10年のキャリア別・
成績は下記のとおり。
9戦以上の馬の複勝率が
もっとも低調です。

5戦以下　複勝率22％　0.4.2.29
6戦　　　複勝率35％　4.1.3.15
7戦　　　複勝率18％　2.1.1.18
8戦　　　複勝率28％　3.3.1.18
9戦以上　複勝率12％　1.1.3.38

ココを迎えるまでに
すでに9走もしている
「出がらし状態」の
馬では、能力的にも
上積み度合い的にも
厳しいのでしょう。

【ポイント6】
単調スピード寄りの
米ダート血統が狙い目

→新潟ダート1800m＝
逃げ先行有利な舞台。

軽快な先行スピードで
前へ行ってしまえば
コースレイアウトを
味方に押し切ることが
容易です。

よって先行スピード＆
馬力で粘り込むタイプの
馬が多い「バリバリの
米ダート血統」の好走が
多い舞台でもあります。
（新潟ダートも
米ダートも左回り）

レパードSも例外では
ありません。下記の
ように近10年好走馬の
30頭中18頭がミスプロ、
エーピーインディ、
デピュティミニスターの
「米ダート血統」を
父or 母父 or 両方に持つ
馬たちです。

父or母父が
▲印＝ミスプロ系
○印＝エーピーインディ系
※印＝デピュティミニスター系

12年1着馬　▲　　2番人気
12年2着馬　▲　　3番人気
12年3着馬　▲　　1番人気
13年1着馬　○▲　1番人気
13年2着馬　○　　4番人気
13年3着馬　▲　　2番人気
14年1着馬
14年2着馬
14年3着馬　▲　　9番人気
15年1着馬
15年2着馬　▲　　3番人気
15年3着馬　▲　　11番人気
16年1着馬　▲　　2番人気
16年2着馬
16年3着馬　○▲　6番人気
17年1着馬
17年2着馬
17年3着馬
18年1着馬
18年2着馬
18年3着馬　▲　　9番人気
19年1着馬　▲※　10番人気
19年2着馬　○　　1番人気
19年3着馬　▲　　11番人気
20年1着馬　○　　7番人気　
20年2着馬　
20年3着馬　※　　5番人気
21年1着馬　
21年2着馬　▲　　10番人気　
21年3着馬