『ローズS(GⅡ)2022アートハウス血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで

今週は9月18日に開催された秋華賞トライアル、ローズSを制したアートハウスを取り上げます。

5枠8番アートハウスは好スタートから、抑え気味に前から4~5番手の好位を確保。
そのまま持ったままで3~4コーナーを回ってくると、3番手の位置で直線へ。
程なくして2番手に浮上すると残り200mまでラリュエルとの追い比べ。
これを制して先頭に抜け出すと、最後は後ろから追い込んできたサリエラを1/2封じてゴール板を駆け抜けた。
本馬はこれで3勝目。嬉しい重賞初制覇で秋華賞の切符を手にした。

アートハウスの父スクリーンヒーローは現役時、23戦5勝。
主な勝鞍はジャパンカップ(G1)。
血統背景は父グラスワンダー(Silver Hawk~Robero~ターントゥ系)×母父サンデーサイレンスの組み合わせ。
父グラスワンダーが有馬記念(2500m)と宝塚記念(2200m)を勝ったグランプリホースで、非根幹距離(400mで割れない非主流の距離)の適性が高かった。
スクリーンヒーローはそんな父にサンデーサイレンスを配して王道距離を勝ち、種牡馬として代表産駒モーリスを輩出している。
2021年種牡馬ランクは第13位。

母パールコードは11戦2勝(オープン馬)
主な戦績は秋華賞2着。
繁殖として本馬が初仔。
いきなり重賞馬を輩出したので繁殖力はかなり高そうだ。
血統背景は父ヴィクトワールピサ(サンデーサイレンス系)×母父Lost Code(~Ribot~セントサイモン系)の組み合わせ。
母母マジックコードはアメリカ重賞(ダート9F)勝ち馬。

父スクリーンヒーローはRoberto系種牡馬らしく産駒の活躍馬は牡馬に偏っている。
牝馬で重賞を勝っているのはこれまでウインマリリン(日経賞、オールカマー、フローラS)とクールキャット(フローラS)のみだった。
この2頭はともにフローラSを勝ってオークスへ出走したが、本馬もオークストライアル(わすれな草賞)を勝って春のオークスへ足を踏み入れた(結果は7着)。
オークス後、先述した2頭は秋華賞でともに15着と大敗。
前哨戦を勝った本馬は本番でどのようなレースを見せてくれるか楽しみだ。

 


戦前のブログではこのレースに相性の良い血としてディープインパクトを紹介しました。
従来開催されていた阪神はもちろんのこと、近2年行われている中京でもこのディープインパクトを持つ馬が馬券圏内を独占していました。

今回本稿で取り上げたアートハウスこそディープインパクトの血を持ってはいませんでしたが、2着サリエラはディープインパクト産駒で3着エグランタインはディープインパクト直仔のキズナ産駒でした。

今の2歳世代がディープインパクトのラストクロップとなるのですが、その数はかなり少数となる為、来年はこの直仔や母父にディープインパクトの血があるかどうかを注視してみようと考えています。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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