『スプリンターズS2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「スプリンターズS」の
穴馬探しをお届けします。

いよいよ
2022年・秋の
G1戦線の幕開けです。

スプリンターズSは
10月2日(日)に
行われるスプリントG1。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
スプリンターズS
坂路調教の「要注意点」

→何はともあれ
下記を診てください。

 

16年 ミッキーアイル   50.0秒 2着 2人気
16年 シュウジ      51.1秒 4着 5人気
16年 スノードラゴン   51.1秒 5着 12人気 
16年 ネロ        49.1秒 6着 8人気
17年 ダイアナヘイロー  51.1秒 15着 4人気
17年 ネロ        48.2秒 16着 15人気
17年 シュウジ      51.5秒 10着 14人気
18年 ワンスインナムーン 51.5秒 6着 3人気
19年 レッツゴードンキ  51.5秒 5着 9人気
20年 モズスーパーフレア 50.8秒 10着 2人気
20年 ビアンフェ     51.4秒 16着 11人気
21年 モズスーパーフレア 50.0秒 5着 5人気

 

これは、近6年の
スプリンターズSに
出走した全馬のうち、
最終調教を「坂路」で
行い、4ハロン時計が
51.5秒よりも速かった
12頭の全成績です。

このように成績合計は
(0.1.0.11)と散々。

上位人気馬が多く
含まれていながらの
この低調ぶりです。

G1の最終調教で
51.5秒よりも速い
時計を坂路で出すと、
短距離G1ですから
どうしてもメディアで
大きく、好意的に
そしてかなり派手に
取り上げられます。

そのぶん、その馬の
馬券も売れますが
じつはその期待値ほど
走っていないのです。

調教時計が速すぎると
本番で反動が出るのかも
しれませんし、そもそも
当レースの性質的に
坂路での速い全体時計が
あまり直結しないという
コトなのかもしれません。

 

ともあれ、坂路での
速すぎる調教時計に
騙されるなかれです。

 

 

【ポイント2】
凱旋門賞と
同日施行だけに…

→近7年の当レースの
「騎手の乗替りの
有無」別の成績を診て
ください。このように、
乗替りナシのほうが
優勢。

 

乗替りあり 複勝率13% 1.2.4.46
乗替りナシ 複勝率24% 6.5.3.45

 

凱旋門賞と同日施行の
ケースが多い当レース。
ゆえに一流ジョッキーが
この日の中山に不在と
なることも多く、G1の
ワリに乗替りが多めに
発生しています。

しかし、そんな事情で
騎手が替わってしまった
馬よりも、前走と同じ
騎手が乗ってきた馬の
ほうが成績を残している、
というコト。

凱旋門賞と
同日施行だからこそ
騎手の動向には注意を
払いたい一戦と言えます。

 

 

【ポイント3】
牝馬強し

→→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
性別成績を診てください。
牝馬が好調です。

 

牡セン 複勝率16% 7.5.5.89
牝   複勝率25% 3.5.5.39

 

 

【ポイント4】
前走「G3」組が低調

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
前走のレース「格」別の
成績を診てください。

 

G3北九州記念  複勝率11% 0.1.1.16
G3キーンランド 複勝率15% 1.1.4.35
G2レース    複勝率23% 6.5.3.47
G1レース    複勝率42% 2.3.0.7

 

このように、前走で
「G3重賞」を使って
きた馬が成績低調です。
それらの馬は単純に
このG1では格負けする、
というコトでしょう

 

 

【ポイント5】
これが
スプリンターズSの
「穴血統」

→近6年の当レースで
5番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」6頭の
父・母父を診てください。

 

16年3着 ソルヴェイグ     ダイワメジ ◆ジャングル
17年2着 レッツゴードンキ  ○キンカメ   マーベラス
17年3着 ワンスインナムーン ○アドマイヤ ○ヘクタープ
18年2着 ラブカンプ-     バクシンオ ○マイネルラ
18年3着 ラインスピリット  ○スウェプト ◆トニービン
20年3着 アウィルアウェイ   ジャスタウ ○キンカメ
21年3着 シヴァージ      ファースト ◆インディア

 

このように、
かなり「穴」血統傾向は
偏っています。

○=ミスプロ系。
◆=グレイソヴリン系。

どちらかの筋を
父や母父に備える馬ばかり、
近年の「穴」を独占して
いるのです。

逆に言えば、
父・母父どちらにも
○◆印が付かない馬は
近年、まったく穴を
空けていないという事。

これが人気馬ですと
○◆印とも付かない馬も
バンバン馬券に絡んで
いるのですが、人気薄の
穴馬に関しては○◆印が
必須条件となっています。

野芝の高速馬場、かつ
ハイペースワンペースに
非常に強いミスプロ筋、
ビッグレースで底力を
発揮するグレイソヴリン。

ちょっと力が足らない
馬がスプリンターズSで
穴をあけるには、両筋が
有用となっているのです。

 

 

【ポイント6】
4歳馬が好調

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
馬齢別成績を診てください。
3歳馬が低調です。

 

3歳  複勝率19% 1.1.1.13
4歳  複勝率41% 4.4.4.17
5歳  複勝率18% 3.4.2.41
6歳  複勝率13% 2.0.2.28
7歳上 複勝率 7% 0.1.1.29

 

4歳馬が好調ですが
注目したいのは、その
4歳馬の出走数の少なさ。
10年間で29頭ですから
1年あたり、3頭弱しか
4歳馬が出走していない
レースなのです。

ベテラン馬がなかなか
引退しないのも昨今の
短距離路線の特徴。
そのシワ寄せ(?)が
4歳馬に来ていますが、
それでいてこの好成績。

収得賞金などで厳しい
状況ながら、それを
かいくぐって出走に
漕ぎ着けた4歳馬=
強靱な要注目馬、と
いうコトなのかも
しれません。

 

 

【ポイント7】
1番枠は厳しい?

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースで
1番枠が(0.0.1.9)と
連対ナシ。

小回りの芝1200m=
「最内枠は有利」と
簡単に考えがちですが
スピード能力の高い
一流馬がフルゲートで
集うため最内枠の馬は
内目で揉まれがち。
よって1番枠=有利とは
なりづらいのです。

 

 

【ポイント8】
「逃げた馬」が
けっこう馬券に絡む

 

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
「逃げた馬」の成績は
(0.3.1.6)複勝率40%。
逃げそうな馬については
一応は要マークです。

 

 

 

以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

スプリンターズS  ポイント2・3・4 該当馬  いずれも補欠馬除く

【ポイント2/前走から騎手が乗り替わる予定の馬】 ▼軽視馬として 4頭
  ヴェントヴォ-チェ 〈ルメール→西村淳〉
  エイティーンガール 〈武豊→秋山真〉
  シュネルマイスター 〈ルメール→横山武〉
  タイセイビジョン  〈川田→福永〉   

【ポイント3/牝馬】 6頭
  エイティーンガール
  テイエムスパーダ
  ナムラクレア
  マリアズハート
  メイケイエール
  メイショウミモザ

【ポイント4/前走「G3」出走馬】 ▼軽視馬として 9頭
  ウインマ-ベル
  ヴェントヴォ-チェ
  エイティーンガール
  ジャンダルム
  タイセイビジョン
  テイエムスパーダ
  ナムラクレア
  マリアズハート
  メイショウミモザ 

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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