『京都大賞典2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

京都大賞典は
3日間開催の月曜に、
今年も阪神・外回りの
2400mで行われる、
伝統のG2重賞です。

さっそく
京都大賞典 in 阪神の
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
休み明けの
前走G1組が
圧倒しているレース

 

→まずは、施行場に
関連性の薄い傾向から
お伝えしていきます。

京都大賞典における
近10年の前走クラス別・
成績は下記のとおり。

 

条件戦    複勝率20% 0.1.1.8
オープン   複勝率11% 1.1.0.17
G3     複勝率11% 2.1.0.25
G2     複勝率14% 1.2.1.25
G1宝塚記念 複勝率54% 5.2.6.11
G1天皇賞春 複勝率33% 1.2.1.8
G1その他  複勝率29% 0.1.1.5

 

荒れ気味の決着が多い
昨今の京都大賞典ですが
データ的には前走G1組が
他を圧倒しています。
特に宝塚記念組。次いで
天皇賞春組が堅調です。

一昨年も、昨年も、
前走G1組のワンツー。
昨年などは宝塚&春天組の
ワンツースリーでした。

 

 

【ポイント2】
「穴」の関東馬は
ほぼ走っていない

→近10年の所属別成績は
下記のとおり。関東馬が
やや苦戦しています。

 

関東馬 複勝率19% 1.1.1.13
関西馬 複勝率24% 9.9.9.87

 

特に注目したいのは、
馬券圏に好走した
関東馬3頭はすべて
4番人気以内だった点。

つまり京都大賞典で
「穴」を開けているのは
ほとんどが関西馬、と
いうコトになります。

 

 

【ポイント3】
前走2ケタ人気馬の
1着穴は要マーク?

→近10年で2ケタ人気馬が
3勝をマークしています。
12年メイショウカンパク、
19年ドレッドノータス、
そして昨年のマカヒキ。

その3頭には「共通項」が
ありました。前走では
2ケタ人気だったものの
5~8着に着順をまとめた
うえで、京都大賞典に
挑んできたコトです。

そのあたりの履歴の馬なら
勝ち切る可能性まである
うえに、妙味も十分に
ありますので、穴一考の
対象となりうるワケです。

 

 

【ポイント4】
ベテラン馬の穴も
要マーク?

→近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。4歳馬が
好況で、次いで5歳馬の
順ですがベテラン馬も
比較的健闘しています。

 

3歳  複勝率 0% 0.0.0.1
4歳  複勝率33% 2.5.3.20
5歳  複勝率26% 5.3.2.29
6歳  複勝率13% 1.1.2.27
7歳超 複勝率20% 2.1.3.25

 

しかも「7歳超」で
馬券に絡んだ6頭の人気順は
7・5・4・3・9・4。
1・2番人気が1頭も
いないのです。

高齢がバカにされて
人気を不当に落としている
馬がいれば要チェックと
なるでしょうか。

 

 

【ポイント5】
ディープまつり?

→阪神で行われた
昨年の当レースで
馬券圏に好走した3頭は
全て、父または母父が
ディープでした。

 

1着マカヒキ     父ディープ
2着アリストテレス 母父ディープ
3着キセキ     母父ディープ

 

開幕週で時計が出る
キレイな馬場。しかし
差しは程々に届く状態。
その差しが届きやすく
かつスロー瞬発力戦に
なるコトが非常に多い
外回り2400m。

つまり「ディープに
好都合な要素」が多く
揃っていましたから
そのような血統傾向が
現れたのでしょう。
今年も同じ状況下ゆえ
ディープの血に注目。

 

 

【ポイント6】
外厩からの
帰厩日数にも注目?

→阪神で行われた
昨年の当レースで
馬券圏に好走した3頭は
全て、一流外厩での
夏休みを過ごした後、
トレセンに帰厩して
25日以上、追い切りを
重ねた上での出走でした。

 

1着マカヒキ    天栄で夏休み  →在厩31日で出走
2着アリストテレス しがらきで夏休み→在厩26日で出走
3着キセキ     Cヒルズで夏休み →在厩31日で出走

 

阪神施行の当レースは
スタミナ・息持ち・
瞬発力・持続力が
程よく整っていないと
夏休み明けの身では
特に厳しいレース。

ゆえに、一流外厩で
しっかり準備され、
トレセンへの帰厩後も
じっくり時間をかけて
態勢を整えられた馬が
結果を出せた…という
事なのかもしれません。

ちなみに昨年の出走馬で
外厩での夏休み後の
トレセン在厩日数が
22日以下で出走した
4頭は全滅でした。

 

 

【ポイント7】
前走上がり最速馬に
要注目?

→2020年以降の
阪神芝2400m戦に
出走した「前走が
上がり最速だった馬」の
成績は(10.7.10.25)、
勝率19%、複勝率52%。
単勝回収率は113%、
複勝回収率も99%と
かなり好アベレージです。

緩流→上がり勝負に
なりがちな舞台ですので
直近のレースで速い
上がりを出してきた馬は
アテになると言えます。

 

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

京都大賞典  ポイント1・3・5 該当馬

【ポイント1/前走G1出走】 3頭
  アイアンバローズ
  アフリカンゴールド
  マイネルファンロン

【ポイント3/前走2ケタ人気で5~8着】 1頭
  マイネルファンロン

【ポイント5/父または母父がディープ】 3頭
  アリストテレス
  ディアスティマ
  ヒンドゥタイムズ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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