『天皇賞・秋の穴馬探し2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「天皇賞・秋」の
穴馬探しをお届けします。

天皇賞・秋は
10月30日(日)に
東京2000mで行われる
伝統の古馬G1。

今年は3歳馬の
トップホースが多数集結。
ココで早くも、古馬陣と
世代闘争を繰り広げます。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

【ポイント1】
秋天には「調教」の
極端すぎる傾向が
存在する

→前7年の秋天の
出走全馬の、最終調教の
コース別成績を診て
ください。

美浦坂路   複勝率  0% 0.0.0.6 
美浦ウッド  複勝率33% 5.2.3.20
—————————
栗東坂路   複勝率10% 0.3.1.35
栗東Cウッド 複勝率28% 2.2.3.18

難しい解説は
必要ないでしょう。
とにかく東も西も
「坂路<ウッド」。
坂路組が低調です。

しかも、凡走した
坂路組の中には
多くの上位人気馬も
含まれています。

昨年は栗東坂路組の
コントレイルが
2着に走りましたが
1番人気で2着に
負けたモノでした。

コレだけ極端な傾向が
出るG1レースも珍しい
印象ですので、ココは
背景を深く考えすぎず
「秋天=坂路追い馬が
大苦戦」の事実だけを
頭に入れておきたい
ところです。

【ポイント2】
秋天で好走した
「穴馬」には
複数の共通項がある

→近10年の秋天で
6番人気以下で馬券圏に
走った穴馬は7頭います。

7頭の顔ぶれは以下の
とおり。

15年2着 ステファノス   10番人気
15年3着 イスラボニ-タ    6番人気
16年2着 リアルスティール   7番人気
16年3着 ステファノス     6番人気
17年3着 レインボーライン 13番人気
18年3着 キセキ        6番人気 
19年3着 アエロリット     6番人気

2着3着だらけ。
なかなか「穴馬」が
アタマは獲れない
コトが分かりますが…

それはともかく
この7頭には、以下の
ような「共通項」が
あります。

★4歳以上

★秋天前の段階で
 「マイル重賞」で
 馬券に絡んだことがあった
 (7頭中5頭が該当)

★当時、
 差しタイプの馬だった
 (7頭中5頭が該当)

★すでに「東京G1」で
 3着以内に好走した
 実績を持っていた
 (7頭中5頭が該当。
 16年ダービー4着の
 リアルスティール含む)

つまり…
『マイル重賞や東京G1で
好走実績がある、差せる
古馬』が秋天で要注目の
穴馬、となります。

【ポイント3】
秋天では
とにかく牝馬が強い

→近10年の秋天の
性別成績は下記のとおり。
一目瞭然。牝馬の成績が
かなり良好です。半分の
牝馬が馬券絡みという
ハイアベレージ。

牡 複勝率16% 8.8.7.123
牝 複勝率50% 2.2.3.7

距離も似ている再来週の
エリザベス女王杯でなく
秋天に出てくるほどの
牝馬=強じんな牝馬ゆえ
これだけ走れている、と
いうコトなのでしょう。

勿論、近年の競馬界の
「牝馬の強じん化」も
当結果に影響していると
言えるでしょう。

【ポイント4】
6歳以上になると
一気に苦戦傾向

→近10年の馬齢別の
成績は下記のとおり。
3~5歳の好走率は
あまり変わりませんが
6歳以上になると一気に
率が下がります。

3歳  複勝率25% 1.1.1.9
4歳  複勝率33% 3.6.4.27
5歳  複勝率25% 6.3.4.39
6歳超 複勝率  3% 0.0.1.29

【ポイント5】
1・2番人気が
両方とも3着以下に
消えた年はない

→タイトルどおり。
秋天は、1番人気馬か
2番人気馬の両方が
消えることがない
レースです。

近10年の秋天の
(左から)1番人気馬・
2番人気馬の着順を
診てください。

12年  2着 3着
13年  2着 10着
14年  3着 2着
15年  1着 9着
16年  1着 12着
17年  1着 2着
18年  10着 1着
19年  1着 6着
20年  1着 3着
21年  2着 3着

近10年すべて
「1番人気馬」か
「2番人気馬」の
どちらかが
必ず連対している
「堅いG1」なのです。

これに対して
6番人気以下の穴馬は、
近10年で1着なし、
2着2回と控え目。
ただ3着は5回あります。

連軸にはおとなしく
人気馬を据えておき、
「3連系」の馬券で
3着穴を狙う策が賢明な
レースと言えます。

【ポイント6】
近年の秋天は
前走傾向に
ハッキリ変化あり

→近10年の出走全馬の
前走別成績を診て下さい。

G1(春天以外)複勝率42% 4.6.4.19
G1(春天)  複勝率17% 0.1.0.5
札幌記念    複勝率12% 1.1.0.15
オールカマー  複勝率  5% 1.0.0.21 
毎日王冠    複勝率20% 3.1.5.37 
京都大賞典   複勝率  7% 1.0.0.13 
G3重賞    複勝率  0% 0.0.0.9

このように、前走で
「春天以外のG1」を
使ってきた馬が
最も高アベレージ。
複勝率42%です。

特に2019年以降の
近3年は当傾向が
いっそう顕著で、
好走馬9頭中7頭が
「春天以外のG1」を
前走で使ってきた馬、
という偏りっぷり。

「秋天はぶっつけで使う」
近年の有力馬の傾向が
成功している、という
ことになるのでしょう。

【ポイント7】
秋天では
「逃げた馬」が
なかなか残れない

→近10年の秋天で
「逃げた馬」は
連対ナシの(0.0.2.8)。
逃げ残るのはなかなか
至難なレースです。

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

天皇賞・秋  ポイント2・3・4 該当馬

【ポイント2/マイル重賞か東京G1で好走実績がある、差せる古馬】3頭
  カラテ
  シャフリヤール
  ユーバーレーベン

【ポイント3/牝馬】 3頭
  アブレイズ
  マリアエレーナ
  ユーバーレーベン

【ポイント4/6歳以上の馬】 ▼軽視馬として 3頭
  カデナ
  カラテ
  レッドガラン

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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