『東京新聞杯2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「東京新聞杯」の
穴馬探しを
お届けします。
東京新聞杯は
2月5日(日)に
東京芝1600mで
行われるG3重賞。
近年は安田記念へ
向けて前哨戦的な
ポジションを
いっそう高めている
注目のレースです。
早速、東京新聞杯の
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。
【ポイント1】
ロードカナロアに
要注意?
→先週から開幕した
東京競馬ですが、
芝のレースで
ロードカナロア産駒が
大爆発。
土日で全6頭が出走。
しかも6頭とも1600m、
または1800mに出走して
(3.2.0.1)でした。
例年のこの時期よりも
芝の状態が良く時計も
ソコソコ出ているコトで
ロードカナロア産駒が
走り易い状況になって
いるのかもしれません。
余談ですが、同じ
先週の芝レースでも
中京では(0.2.0.4)、
小倉では(1.0.1.7)と
ロードカナロア産駒は
成績低調でした。芝の
状態がこの主要因、と
診たくなるのです。
【ポイント2】
1800m超での
好走実積が無い馬は
苦しいレース
→これが東京新聞杯の
知られざるキモです。
近10年の当レースで
馬券圏内に走った
30頭中27頭が、
東京新聞杯までに
「芝1800m超」で
3着以内に好走した
ことがある馬でした。
13年1着馬
13年2着馬 ●
13年3着馬 ●
14年1着馬 ●
14年2着馬 ●
14年3着馬 ●
15年1着馬 ▽
15年2着馬
15年3着馬 ●
16年1着馬 ●
16年2着馬 ●
16年3着馬 ▽
17年1着馬 ●
17年2着馬 ●
17年3着馬 ●
18年1着馬 ●
18年2着馬 ●
18年3着馬 ●
19年1着馬 ●
19年2着馬 ▽
19年3着馬 ●
20年1着馬
20年2着馬 ●
20年3着馬 ▽
21年1着馬 ▽
21年2着馬 ▽
21年3着馬 ●
22年1着馬 ▽
21年2着馬 ●
21年3着馬 ▽
芝1800m超の
●=オープンで、
▽=条件戦で馬券圏に
好走した実績があった
馬です。このように
印が付いた馬だらけ。
つまり、東京新聞杯=
「1800m超での
好走実績」が無い馬は
苦しいレースなのです。
東京芝1600m戦=
マイルの距離分以上の
スタミナが要る舞台と
よく言われますが、
この東京新聞杯も
例外でないというコト。
いや、他レース以上に
顕著な傾向出ていると
言っていいでしょう。
冬場特有のタフな馬場。
しかもここ数年は
メンバーも揃ってきて
いますから、中距離で
強じんな実績を持って
いるような馬でないと
厳しい、という事では
ないでしょうか。
マイル実積よりも
1800m超の実績を
チェック!なのです。
【ポイント3】
牝馬の好走が
非常に多いレース
→近10年の「性別」の
成績を診てください。
牝馬が好成績です。
牝 複勝率40% 4.3.1.12
牡セン 複勝率17% 6.7.9.106
今の時期は
牝馬限定重賞も
豊富に組まれている
シーズン。
にもかかわらず
あえて牡馬混合の
東京新聞杯に牝馬が
出てくるという事は、
陣営が牡馬相手でも
通じると診ている
ワケですし、適性の
高い馬を出してきている
とも言えるでしょう。
もちろん勝負気配も
高いでしょうから、
牝馬の好走が増える
現象はじつは必然?
なのかもしれません。
【ポイント4】
美浦坂路組の
人気薄快走に注意?
→近5年の当レースの
最終調教の場所別・
成績を診てください。
美浦 坂路 複勝率40% 1.0.3.6
ウッド 複勝率20% 2.3.1.24
栗東 坂路 複勝率17% 2.2.1.25
Cウッド 複勝率 0% 0.0.0.5
このように
美浦坂路組が好成績。
しかも好走した4頭に
1番人気馬は不在で
複勝回収率100%。
3着多数ですので
必要以上の強調は
しませんが、3着の
ちょっとした妙味を
拾うなら美浦坂路組に
注視する手がアリかも
しれません。逆に
栗東Cウッド追いの
馬は好走ゼロと不振。
【ポイント5】
加速調教馬を
狙え?
→もう1点、調教に
関するデータから。
近5年の当レースの
「最終調教における
終い加速度」別の
成績を診てください。
0.7秒以上加速 複勝率40% 2.2.2.9
0.6秒以下 複勝率14% 3.3.3.54
このように最終調教で
「終いで0.7秒以上も
加速」した馬が好成績。
「終いで0.7秒以上も
加速」した馬とは、
最終調教のゴールまで
残り400~200m区間と
200m~ゴール区間の
ラップタイムを比較、
後者が前者よりも
0秒7以上も速かった
馬のコトです。
たとえば、昨年Vの
イル-シヴパンサーの
最終調教は残り4F以降、
51.7-37.7-24.1-11.7。
つまり、ゴールまで
400~200m区間と
200m~ゴール区間の
ラップタイムは前者が
12.4秒、後者11.7秒。
差し引き「0.7秒」、
後者のラップのほうが
速いですので加速秒が
0.7秒で該当馬、という
ことになります。
昨年は、この該当馬で
ワンツーでした。
東京の長い直線で単に
「尻上がりの伸び脚」を
競い合うような展開ゆえ、
直前の調教でそのような
脚を既に示して来た馬に
利があるのでしょう。
【ポイント6】
オープン特別経由馬が
極端に不振
→近10年の当レースの
前走レース「格」別の
成績を診てください。
G1 複勝率33% 4.2.2.16
G2 複勝率21% 1.0.3.15
G3 複勝率18% 1.4.4.39
オープン 複勝率 9% 0.3.1.39
3勝クラス 複勝率42% 4.1.0.7
このように、前走で
オープン特別を
使ってきた馬だけが
極端に不振です。
東京新聞杯における
前走オープン特別組=
ニューイヤーSなど
メンバーが手薄な
時期に行われる
低調なオープン戦を
使ってきた馬という
コトになりますから、
必然的に重賞経由馬や
3勝クラスを勝ってきた
勢いのある上がり馬に
どうしても分が悪く
なるのでしょう。
【ポイント7】
明け4歳馬が
異常に強い
→近10年の馬齢別・
成績を診てください。
このように4歳馬の
成績が非常に優秀です。
4歳 複勝率34% 5.5.3.25
5歳 複勝率26% 2.3.5.29
6歳 複勝率14% 3.1.1.31
7歳超 複勝率 6% 0.1.1.33
以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
東京新聞杯 ポイント1・2 該当馬
【ポイント1/ロードカナロア産駒】 2頭
カイザーミノル
タイムトゥヘヴン
【ポイント2/1800m超で好走実積ナシ】 ▼軽視馬として 3頭
ヴィジュネル
プレサージュリフト
マテンロウオリオン
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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