『不良馬場になればレースが荒れて稼げるチャンス!』田中洋平

 

JRAが発表する馬場コンディションは4種類あります。

 

良、稍重(やや重)、重、不良

 

良は雨が降って荒れていない、ごく普通の状態。

 

稍重は小雨が降っていたり、

今は雨がやんでいるが、前日の夜に雨が降って、やや湿っている状態。

 

重は、朝から雨が降っていてズッシリ湿っている状態。

 

そして不良は、水の浮くような馬場でグチャグチャになっている状態。

 

競馬を長く楽しんでいる人なら、

感覚的に分かっていると思いますが、

新聞のシルシは、馬場が良の状態の能力で評価されています。

 

芝であれば、パンパンの良馬場。

 

ダートであれば、砂浜のようなパワーのいる馬場ですね。

 

しかし、ひとたび雨が降って馬場状態が変化すると、

良馬場で高い能力を発揮する馬たちが、凡走する光景を何度も見てきました。

 

芝の場合、雨が降るとぬかるむので、脚元が滑りやすくなる。

 

そうなると跳びの大きい馬はノメッて、跳べなくなる代わりに、

脚の回転が速いピッチ走法の馬が台頭するわけです。

 

ダートの場合は、

水を含むと馬場が固まるので、通常の砂の状態より走りやすくなる。

 

海水浴場で例えると、

ダートの良は、パッサパサに乾いた砂浜。

 

ダートの稍重と重は、波と砂浜の境界線ぐらいの湿った砂。

 

不良は、波の中に入って走るようなものですね。

 

だからダートの場合、

パワーの足りない馬でも、波と砂浜の境界線くらいの馬場なら、ビシビシと走れる。

 

パワーのある人気馬が沈んで、

パワー不足だけど運動神経の良い馬が、台頭するという感じです。

 

ということで、

まずはダートの馬場状態別の成績を見てみましょう。

 

 

データは直近、5年分です。

 

これといった特徴は見当たりません。

 

では次に、芝レースの馬場状態別の成績をご覧ください。

 

 

いかがでしょう?

 

馬場が不良になると、回収率が一気にアップしますね。

 

これはレースが荒れていることを表しています。

 

では芝のレースの不良馬場とは、どんな状態なのか?を見てみましょう。

 

 

馬が走った後の芝が、掘れて足跡が残っています。

 

また騎手も馬も、ドロまみれになって黒くなっていますね。

 

馬は繊細な生き物なので、前の馬のキックバックも嫌がります。

 

騎手もゴーグルが汚れて、視界が悪いでしょう。

 

脚元がノメッて普段通りの走りをできない上に、

キックバックでドロまみれ、そして騎手の視界不良。

 

そりゃ、普段通りに決着せず、レースは荒れますよね。

 

芝+不良馬場の人気別の成績がこちら↓

 

 

1番人気の勝率が、通常より10ポイント下回っていて、

人気の無い馬たちの回収率が、のきなみプラスになっています。

 

ではここにもうひとつ、馬が嫌がりそうな要素をプラスしてみましょう。

 

それは雨や雪が、レース中に降っていること。

 

 

人間でも、雨や雪が降った日の仕事は萎えますし、

雨が降っている状態で走ったら、前がよく見えないですよね。

 

これは馬も同じだと思います。

 

雨や雪が降った日のレースは、

気性の悪い馬だったら、一気にやる気をなくすことでしょう。

 

脚元のヌメリ、泥のキックバック、雨で馬自身の視界不良、

そして騎手の視界不良。

 

馬にとっては、まさに3重苦。

 

予想する側の人間にしたら、4重の不安材料ですね。

 

芝+不良+雨か雪が降っている状態をまとめると、

こうなります↓

 

勝率7% 連対率15% 複勝率22%

単勝回収率135% 複勝回収率93%

 

さらに5番人気以下の馬をベタ買いするとこうなります↓

 

勝率4% 連対率9% 複勝率14%

単勝回収率159% 複勝回収率102%

 

雨は天の恵みなのでいつ降るか分かりませんが、

馬場が荒れたら、とにかく穴狙いに徹することをオススメします。

 

5番人気から、

マックス18番人気までの単勝を全点買っても14点なので、

単勝14倍の配当がつけばプラス回収。

 

5~8番人気くらいを200円分買って、

9番人気以下は100円分という作戦なら、

レース単位でもプラスに持って行けそうだと思います。

 

ぜひ参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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