『アイビスサマーダッシュ 2017の穴馬探し予想PART2』シベリアン

 

引き続き
「アイビスサマーダッシュ」の
穴馬探しです。

 

PART1では
当レースの血統ポイントに
ついてお伝えしました。

 

今回は、他の当レースの
ポイントを記していきます。

 

 

 

【ポイント2】
最近、短距離戦(千直含む)で
先行していた馬を狙え

 

→タイトルどおり。当項目は
今も昔もこのレースにおける
「鉄板傾向」です。

 

下記=2010年以降の
当レースで3着以内に好走した
馬の「前々走&前走の履歴」を
診てください。

 

10年1着馬 前々走◎  前走☆
10年2着馬 前々走   前走☆
10年3着馬 前々走   前走
11年1着馬 前々走☆  前走◇
11年2着馬 前々走★  前走☆
11年3着馬 前々走   前走☆
12年1着馬 前々走★  前走☆
12年2着馬 前々走★  前走★
12年3着馬 前々走★  前走★
13年1着馬 前々走☆  前走☆
13年2着馬 前々走☆  前走☆
13年3着馬 前々走★  前走
14年1着馬 前々走◇  前走
14年2着馬 前々走★  前走★
14年3着馬 前々走◇  前走
15年1着馬 前々走★  前走★
15年1着馬 前々走☆  前走☆
15年1着馬 前々走   前走
16年1着馬 前々走   前走☆
16年2着馬 前々走☆  前走◎
16年3着馬 前々走◎  前走◎

 

★=1400m以下のレースで
  「先行」して6着以下に敗退
☆=1400m以下のレースで
  「先行」して5着以内に好走
◎=新潟の千直戦で5着以内に好走
無印=その他

 

 

上記のように21頭中19頭に
何らかの印が付きました。

 

つまり、当レースで馬券圏に
好走する馬=直近2走の
いずれかで…

 

・1400m以下のレースで先行した。
  その際の着順は関係なし(上記★☆)

 

・新潟の千直戦で好走した(上記◎)

 

 

どちらかの履歴を持っていた
馬がほとんどを占めている、
ということになります。

 

特に注目は★印の馬でしょう。
直近の1400m以下のレースで
先行するもバテて6着以下に
負けていた馬が、この
アイビスサマーダッシュでは
一転して粘り切れるのです。

 

アイビスサマーダッシュに
限らず新潟の千直戦全般に
言えることですが、最初から
トバして前々へ行って後半に
バテ気味になった馬でも、
スピードの惰性+ラストが
平坦になっているコースを
味方に、ゴールまで何とか
粘り込めるのが、新潟千直の
大きな特徴。

 

ゆえに、新潟千直の基本は
「前々へ行っておくと
(あとは惰性で粘り込める
ため)断然有利」であり、
肝要なのはテンのダッシュ力。

 

つまり、直近の短距離戦で
前々へ行けていた先行力さえ
備えていれば、新潟千直では
「どうにかなる」のです。

 

ですので直近で「他コースの
短距離戦で先行するもバテて
負けてきた」馬は、当条件では
一転して粘り込めますから、
まさに絶好の穴ターゲットと
化します。

 

ともあれ、出走各馬の
直近2走の「先行実績」の
チェックは、当レースの
予想作業をにおいて
欠かさないようにしたい
ところです)

 

 

 

【ポイント3】
4歳馬強し

 

→近10年の当レースの
馬齢別成績を診てください。
4歳馬の成績が抜けています。
6歳以上の馬は苦戦。

 

3歳  複勝率21% 0.1.2.11
4歳  複勝率47% 4.2.1.8
5歳  複勝率29% 4.5.4.32
6歳  複勝率14% 1.2.3.37
7歳上 複勝率 2% 1.0.0.44

 

 

 

【ポイント4】
ヨハネスブルグ産駒も
非常に強い舞台

 

→前回のPART1記事で
ダート血統馬が当レースで
強いことを記しましたが、
ここでは新潟千直戦の
「全レース」通算の
種牡馬成績を掲載して
おきます。

 

当レースに限らず
新潟千直全般で好走率が
高い&低い種牡馬を
チェックしておいてください。

 

近年はヨハネスブルグ産駒の
健闘が非常に目につきます。
今年の当レースにも、昨年の
2着馬のヨハネスブルグ産駒・
ネロが出走。何らかの印は
回しておくべきでしょう。

 

●近3年 新潟千直
  主要種牡馬の
 産駒「複勝率」ランキング

 

ヨハネスブルグ   52% 5.7.2.13
マンハッタンカフェ 41% 2.0.5.10
クロフネ      35% 2.1.3.11
グラスワンダー   33% 3.0.5.16
フレンチデピュティ 33% 2.0.3.10
アドマイヤマックス 31% 1.3.1.11
キングカメハメハ  29% 1.3.3.17
アドマイヤムーン  27% 5.4.2.30
アドマイヤオーラ  26% 2.1.2.14
ダイワメジャー   24% 1.5.6.37
キンシャサノキセキ 22% 5.2.1.28
タニノギムレット  21% 0.3.1.15
キングヘイロー   20% 2.1.1.16
ゼンノロブロイ  19% 1.1.1.13
マイネルラブ    18% 2.1.1.18
ショウナンカンプ  16% 3.2.0.26
マツリダゴッホ   16% 1.2.2.27
サクラバクシンオー 15% 4.2.0.33
スウェプトオーバー 14% 2.2.0.25
オレハマッテルゼ  14% 2.0.1.19
デュランダル    11% 1.1.0.16
タイキシャトル   10% 1.0.1.19
ファルブラヴ     9% 1.0.1.20
メイショウボーラー  5% 1.1.0.38

 

(近3年の出走回数15以上の
種牡馬のみ掲載)

 

 

 

【ポイント5】
外枠が原則有利だが…

 

→新潟千直=外枠有利とは
よく言われるハナシですが、
実際に当レースの枠傾向は
どうなのでしょうか?

 

近10年の当レースの
枠別の成績を診てください。

 

1枠  複勝率 6% 0.0.1.16
2枠  複勝率35% 2.1.3.11
3枠  複勝率 6% 0.1.0.16
4枠  複勝率 5% 1.0.0.19
5枠  複勝率10% 1.0.1.18
6枠  複勝率20% 0.3.1.16
7枠  複勝率27% 2.1.4.19
8枠  複勝率32% 4.4.0.17

 

 

上記を1~4枠と5~8枠で
分けますと、前者複勝率が
13%。後者が23%。

 

馬券に絡んだ30頭のうち
21頭が「5枠から外」。
ですからアベレージ的には
やはり外枠>内枠です。

 

ただ、だからといって
「先行できない」馬の
場合は、外枠がアダと
なってしまうケースも
少なくありません。
馬群が外に密集するため、
中位以降に構えて進めた
外枠馬は、前がズラリ壁に
なるリスクが高いからです。

 

よって、まずは「外枠から
スムーズに先行できる馬」が
強いレース&舞台ですが、
次に狙いたいのは「外枠の
差し馬」ではなく「内中枠から
先行できそうな馬」という
ことになります。

 

 

 

【ポイント6】
牝馬が強い

 

→タイトルどおり。
近10年の当レース出走馬の
牡牝別成績を診てください。
牝馬がリードしています。

 

牡セン 複勝率16% 3.8.5.83
牝   複勝率22% 7.2.5.49

 

 

 

 

以上6点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

 

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。