『レパードS 2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「レパードS」の穴馬探しを
お届けします。

 

レパードSは
新潟ダート1800mで
行われる3歳ダート重賞です。

 

毎年、好メンバーが集う
当レースですが、今年は
あのエピカリスが参戦。
全体的にも例年以上の
厚いメンバー構成と
なりました。

 

早速、このレースの
ポイントをお伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
関西馬がべらぼうに強い

 

→タイトルどおり。
当レース過去全8回の
出走馬の所属別・成績を
診てください。

 

関東馬 (2.1.2.47)複勝率10%
関西馬 (6.7.6.42)複勝率31%
地方馬 (0.0.0.2) 複勝率 0%

 

 

このように東西で大きな
アベレージ差が付いています。
トリプルスコアの状態。

 

そもそも調教への負荷が強い
関西馬のほうがダート戦線は
優勢ですが、3歳限定の
当レースから既にその傾向が
現れているのです。

 

今年も当欄は、関西馬から
推奨馬を見繕う予定です。

 

 

 

【ポイント2】
今年は「ヒヤシンスS組」に
注目?

 

→過去全8回の当レースに
おける「前走別成績」を
診てください。

 

1000万   (2.4.3.30)複勝率23%
JDD     (4.2.2.10)   44%
ユニコーンS (2.0.0.9)    18%
500万    (0.1.0.20)    5%

 

 

このように、G1のJDDや
古馬混合1000万を経由して
きた馬が優勢です。
また500万勝ち直後の馬を
あまり信用しすぎない方が
いいことも読み取れます。

 

たとえば3歳秋の菊花賞でも
「古馬混合1000万を勝って
きた馬が穴になる」などと
よく言われるように夏競馬&
秋競馬の「3歳限定重賞」では
夏の古馬混合1000万で好走した
馬が即通用するシーンが多め。
古馬混合1000万のレベル=
3歳限定重賞のレベルなのです。
レパードSでも、その傾向が
顕著に現れています。

 

また、レパードSはソコソコの
メンバーが揃いますから
G1のJDDを経由してきた格も
活きやすいのでしょう。

 

ただ、今年は
「2月のヒヤシンスSで
ソコソコ走った馬」の
その後の活躍が目立ちます。

 

ヒヤシンスSで1ケタ着順に
走った馬の、その後の
活躍ぶりは下記のとおり。
(その後に出走の無い馬、
好走の無い馬は表記省略)

 

1着 エピカリ→ UAEダービー2着
2着 アディラ→ 古馬混合1000万で2着、2着
5着 キャプテ→ 羽田盃優勝、東京ダービー2着
6着 グッドヒ→ オープンで2着、4着
7着 シゲルベ→ オープンで3着3回
8着 リヴェル→ オープンで2着、古馬混合1000万で3着
9着 シゲルコ→ 兵庫CS5着

 

 

今年は、何度も当欄で
「ヒヤシンスS出走馬の
その後の動向に注意」と
記してきました。該当馬を
推奨馬に推して奏功した
こともありました。

 

それだけ、今年は特に
ヒヤシンスSのレベルが高く
レースの中身が濃かったから
ですが、上記のように
「その後」の活躍ぶりには
目を見張るものがあります。
引き続き今回のレパードでも
要注視と思っています。

 

 

 

【ポイント3】
「JRAダートでの
トラック1周経験」が欲しい

 

→下記は、過去全8回の
当レースで馬券圏に好走した
全24頭の「レパードSを迎える
前までの、JRAのダートの
トラック1周競馬での成績」
です。

 

09年1着 トラン 3.0.0.0
09年2着 スーニ 1.0.0.0
09年3着 スタッ 2.4.1.2
10年1着 ミラク 3.0.0.0
10年2着 グリッ 2.4.0.0
10年3着 ソリタ 3.0.0.1
11年1着 ボレア 2.3.0.0
11年2着 タカオ 3.0.0.1
11年3着 タナト 1.1.2.3
12年1着 ホッコ 2.0.1.2
12年2着 ナムラ 3.0.1.0
12年3着 イジゲ 3.0.0.1
13年1着 インカ 3.0.1.2
13年2着 サトノ 3.0.1.1
13年3着 ケイア —-(出走ナシ)
14年1着 アジア —-(出走ナシ)
14年2着 クライ 1.0.0.0
14年3着 ランウ 1.0.0.0
15年1着 クロス 3.0.0.0
15年2着 ダノン —-(出走ナシ)
15年3着 タマノ 2.1.0.0
16年1着 グレン 2.1.0.0
16年2着 ケイテ 2.1.2.0
16年3着 レガ- 2.0.0.1

 

このように24頭のうち
21頭が、レパードSを
迎えるまでにすでに
「JRAのダートの
トラック1周競馬」で
馬券に絡んだ経験がある
馬でした。

 

レパードSは馬場の軽い
新潟に一流馬が集う事で
流れが速め。しかも
東京ダート1600mなどと
違ってトラックを1周して
くるレースです。ゆえに
ダート1800m戦など
「JRAのダートの
トラック1周競馬」での
好走実績が活きてくる、
ということなのでしょう。

 

当傾向に照らし合わせると
今年はハルクンノテソ-ロ、
タガノカトレア、
シゲルコングらが苦しい事に
なりますがどうでしょうか。

 

 

 

【ポイント4】
「単調なスピード」に長けた
米血スピード血統を狙いたい

 

→新潟ダート1800mは
そもそもJRAでも屈指の
「逃げ先行馬が圧倒的に
有利なコース」。軽快な
スピードで前々へ行けば
コースレイアウトを味方に
そのまま押し切ることが
さほど難しくない舞台です。
ペースに関わらず「行った
行った」の決着が頻繁に
発生する舞台。

 

ゆえに、先行スピード&
馬力で粘り込むタイプの
馬が多い「バリバリの
米国ダート血統」の好走が
目立つ舞台でもあります。

 

それは、このレパードSに
おいても例外ではありません。
昨年も6番人気で好走した
レガ-ロが該当しましたが
実際に過去好走馬の多くが、
快速をほこるミスプロ系や
ヴァイスリージェントといった
米国ダート血統が父or母父 or
その両方に配されている馬。
当レースの「本質」を血統が
分かりやすく示しています。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。