『クローバー賞 2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「クローバー賞」の
穴馬探しをお届けします。

 

クローバー賞は
8月20日(日)の
札幌9Rとして行われる
2歳オープン特別です。

 

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

 

次週末に行われる平地重賞は
北九州記念、札幌記念のみ。

 

そこで今週は日曜札幌9R・
クローバー賞の展望も
お伝えします。

 

早速、このレースの
ポイントをお伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
道営所属馬の「穴激走」に
要注意

 

→タイトルどおり。
近5年(2013年は
函館振り替え開催のため
施行無し/2012年~)の
当レースの所属別・成績を
診てください。

 

関西馬 1.0.1.9  複勝率 18%
関東馬 3.1.2.7  複勝率 50%
道営馬 0.2.1.19 複勝率 14%
地方馬 0.1.0.0  複勝率100%

 

 

このようにアベレージで
診ると「関東馬」が
優勢ですが、むしろこの
レースで注目すべきは
「道営馬」が毎年のように
好走している点でしょう。

 

JRA馬と比べて地力面は
一枚劣る道営馬ですが
2歳戦になるとハナシは
別です。馬産地直結競馬の
利点を活かして早々から
鍛練される道営2歳馬の
自慢は「仕上がりの早さ」。

 

その仕上がり面を活かして
2歳の各レースで賞金を稼ぎ、
2歳戦が終わると南関東や
JRAへトレードされるのが
道営2歳馬の宿命ですが、
JRA勢が手薄になることが
多いクローバー賞には特に
道営勢が「物量作戦」で
所属馬を大量出走させて
きて、結果を出し、高額の
賞金を持って帰る事が多い
レースなのです。

 

しかし道営馬はどうしても
人気を落としがちですから、
好走しても配当がつきます。
実際に(0.2.1.19)のうち
好走した3頭の人気順は
6・13・5。

 

「激走する道営馬を探す
作業」こそ、当レースで
穴を見繕うために大切な
ポイントというワケです。

 

 

 

【ポイント2】
差して勝ってきた
道営馬が狙い目

 

→タイトルどおり。
近5年で馬券圏に激走した
道営所属馬3頭には
「それまでに好位中位から
差して勝ったことがある」
共通項がありました。

 

12年2着 ジェネ →前走で差して1着
15年2着 リッジ →3走前に差して1着
16年3着 レイン →3走前に差して1着

 

 

つまり、早期の道営2歳馬に
よくありがちな「単調な
逃げ競馬で勝ってきた」
馬ではダメ、ということ。

 

頭数がグッと増え、道中で
かなり揉まれ加減になる
JRAの芝レースですから、
馬群から差し抜けてくる
競馬ですでに実績を残して
いる馬でないと辛い、と
いうことなのでしょう。

 

実際に、昨年の当レースで
4番人気ながら凡走した
道営馬ビービーアルボーレ、
14年の当レースで6番人気で
大敗したオヤコダカなどは
それまでに「テンから逃げた
競馬でしか、勝った経験が
なかった」馬でした。

 

 

 

 

【ポイント3】
好走道営馬の「調教」の
共通項

 

→近5年で馬券圏に激走した
道営所属馬3頭の、最終調教の
内容を診てください。

 

12年2着 ジェネ 門別坂路 37.9-12.2
15年2着 リッジ 門別坂路 39.1-12.7
16年3着 レイン 門別坂路 35.7-12.3

 

 

つまり、この3頭には
『最終追い切りを門別の
坂路コースで施され、
しかもラスト1ハロンが
12秒7よりも速かった』
共通項があるのです。

 

クローバー賞に出走する
道営馬=スピード豊かな
中央馬と初対戦で、しかも
初めての芝への挑戦、かつ
道営と比べて上がりの
速いレースになりますから
速力を鍛える坂路コースで、
しかも上がりを速く伸ばす
最終調教を施してきた馬に
「激走」の資格がある、と
いうことなのでしょう。

 

ちなみに上記調教条件を
満たしていなかった道営馬…
たとえば昨年の当レースで
4番人気6着に凡走した
ビービーアルボーレの
調教はダートコース追い+
上がりが13秒かかって
いました。
また、6番人気で8着だった
コスモアリオーゾの調教も
同じくダートコース追い+
上がりが13秒かかって
いました。

 

道営馬こそ「最終追いの
内容に注目」なのです。

 

 

 

以上3点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。