『札幌2歳S 2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

 

「札幌2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

 

早くも次週末で
新潟・小倉・札幌での
「夏のローカル競馬」が
終了となります。

 

札幌2歳Sは、その札幌開催の
ラストを飾る重賞として
土曜に行われる2歳G3です。

 

土曜開催ですので
早速、このレースの
ポイントをお伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
パワー血統が
よく穴を空ける

 

→当レースのキモです。
2010年以降(函館開催の
13年は除く)の札幌2歳Sで、
5番人気以下で1~3着に
好走した全9頭の父を診て
ください。

 

10年2着馬(5)  ネオユニヴァ-ス
10年3着馬(7)  サンデーサイレンス
11年3着馬(5)  ゼンノエルシド
12年3着馬(9)  フレンチデピュティ
14年1着馬(5)  ネオユニヴァ-ス
14年2着馬(11) バトルプラン
14年3着馬(7)  キングカメハメハ
15年3着馬(7)  ステイゴールド
16年1着馬(5)  ネオユニヴァ-ス

 

(カッコ数字)=人気順

 

 

サンデー系種牡馬の中で
「パワー型」の代表格である
ネオユニヴァ-スを筆頭に、
見事なほどパワー型種牡馬の
名がズラリと並びました。

 

このように、札幌2歳Sで
「妙味」を連れてくるのは
毎年、パワー型種牡馬の
産駒ばかりなのです。

 

もちろん「洋芝」の要素も
影響しているのでしょう。
まして2歳馬が初経験する
「洋芝で、好メンバーが
揃うレース」ですから
レースの中身はなかなか
シビア。ゆえに洋芝対応力が
高いパワー型種牡馬の仔が
強いのだと思います。

 

また当レースのラップ構成も
その要因の一つ。昨年は
違いましたが、このレースは
中盤がさほど緩まないことが
多く、しかも各騎手の仕掛けが
2歳戦としては早めになるため
パワーを十分に備える血統の
ほうが走れるのでしょう。

 

ともあれ、出走各馬の父の
「パワー」に要注目です。

 

 

 

【ポイント2】
「他場デビュー組」に
要注目?

 

→開催日数が減らされた
近年の北海道シリーズ。
それに伴い、函館・札幌の
新馬戦に出走している馬の
レベルも下落気味です。

 

逆に(北海道シリーズ以外の)
東京・阪神・中京・新潟などの
新馬戦のメンバーレベルが
最近は上昇中ですが、その
影響が、この札幌2歳Sにも
出てきています。

 

というのも、札幌開催の
開催日数が減らされる
以前の当レースは
北海道デビュー組が優勢で、
他場デビュー組が
劣勢でしたが、札幌の
開催日数が減って2年目の
開催となった2014年から
流れが変わってきました。
2014年は他場デビュー組が
1・2着を独占(しかも穴馬)。
2015年も中京デビュー馬が
4着に健闘し、昨年はついに
川崎デビューの地方所属馬が
勝ってしまいました。

 

という事で、北海道以外で
デビューした馬にもし「気に
なる存在」の馬が見当たれば、
マークしておきたいレースに
なっているといえそうです。

 

 

 

【ポイント3】
牝馬も要マーク

 

→前述の理由から
レースレベルが低下気味の
近年の当レースですが
それに伴い、近年は急に
牝馬の好走が増えています。
しかも穴馬ばかり。

 

14年 3着 レッツゴードンキ  7番人気
15年 3着 クロスコミア    8番人気
16年 2着 ブラックオニキス 10番人気

 

 

メンバーレベルの高い
レースでは(力的に落ちる)
低人気の牝馬が牡馬に全く
太刀打ちできないケースが
多いですが、近年のこの
レースはそれと逆の現象が
出てきている、ということ。

 

しかも「牝馬だから」という
理由だけで(?)当レースの
牝馬はかなり人気を落として
出走してきますので、妙味も
十分です。今年も牝馬に注目。

 

 

 

以上3点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。