『TVh賞2024の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「TVh賞」の
穴馬探しを
お届けします。

次週から
北海道での競馬は、
舞台が札幌へ移動。

9月1日（日）まで
7週間の開催です。

TVh賞は、
その開幕週の
土曜メーンとして
行われる芝1200mの
3勝クラス戦。

今週末は
重賞が中京記念の
1クラのみですので
土曜札幌の当レースの
展望もお届けします。

さっそく、
TVh賞のポイントを
お伝えします。

【ポイント1】
「裏函」組に注目

→【ポイント1～4】は
札幌芝1200mの
近3年全レース通算の
データです。

当レースに限らず
札幌芝1200m全般の
傾向として活用下さい。

近3年の
札幌芝1200m戦に
おける調教コース別・
成績を診てください。

札幌芝　　　複勝率23％　8.12.12.105
札幌ダート　複勝率19％　39.36.31.459
———————————-
函館芝　　　複勝率22％　4.0.1.18
函館ダート　複勝率 0％　0.0.0.12
函館ウッド　複勝率26％　19.25.26.201

「裏函」と呼ばれる
函館競馬場に滞在し、
函館ウッドコースで
追った馬が最も好況。

函館ウッド組は
複勝回収率も118％。
穴も、この組の馬が
多く空けています。

札幌開催中なのに
函館に滞在する理由＝
函館の環境の良さと、
ウッドチップコースを
備えているからですが
その「効果」が明確に
現れている印象です。
気性のとがった馬が
多い短距離戦出走馬の
データゆえ尚更。

逆に、脚元に負担が
かかると言われている
札幌ダートコースで
追い切った馬は低調。
全レース通算でこの
大きな成績差ですので、
流石に無視できません。

【ポイント2】
あえて外枠馬の
妙味に要注目？

→近3年の
札幌芝1200mにおける、
枠別成績は下記の通り。

01～02番　複勝率21％　11.7.17.129
03～04番　複勝率27％　6.21.17.119
05～06番　複勝率20％　14.13.6.130
07～08番　複勝率20％　9.13.11.129
09～10番　複勝率13％　11.3.5.129
11～12番　複勝率21％　12.12.4.105
13～14番　複勝率24％　11.8.10.92
15～16番　複勝率28％　8.5.13.68

このように、特に
内枠有利という
ワケではありません。

その時々の馬場状況、
天候により枠傾向は
刻々変わりますので
臨機応変に診たいですが
トータルで見れば
内外イーブンです。

それよりも要注目は
下記のアベレージ。

01～02番　複勝回収率77％
03～04番　複勝回収率75％
05～06番　複勝回収率53％
07～08番　複勝回収率65％
09～10番　複勝回収率109％
11～12番　複勝回収率62％
13～14番　複勝回収率123％
15～16番　複勝回収率132％

このように、外枠は
「複勝回収率」が
優秀なのです。

小回りの札幌＋
短距離戦なので
外枠＝厳しいと
思いこんでいる
ファンが多いため
札幌芝1200m戦に
おける外枠馬は総じて、
馬の実力ほど売れて
いないというコト。

ですからあくまで
「妙味優先」で
考えるなら外枠の
人気薄に着目するのが
妙手と言えます。

【ポイント3】
距離短縮組で
穴狙い？

→近3年の
札幌芝1200mにおける、
距離変更別の成績は
下記の通り。

前走1500m超から短縮複勝率20％　13.6.7.107
前走1400mから短縮　複勝率32％　4.7.10.45
前走と同距離　　　　　複勝率21％　52.58.53.611
前走から距離延長　　　複勝率16％　6.3.6.77

このように、
「距離延長」組の
不振がクッキリ。
直線1000mや
ダート1150m、
ダート1000mから
転身してきた組は
信用しづらいコトに
なります。

短縮組については
前走1400mから
短縮してきた馬が
好成績ですが、
短縮組全体で
複勝回収率152％。
穴を狙うなら断然、
距離短縮組です。

札幌芝1200m戦＝
洋芝＋ハイペースで
タフな質のレースに
なる事が多いですから、
短縮組が人気薄でも
走っているのでしょう。

【ポイント4】
前走で逃げた馬が
強いコース

→近2年の
札幌芝1200mにおける、
前走・4角位置取り別の
成績は下記の通り。

先頭　　　複勝率28％　7.6.14.70
2番手　　　複勝率26％　17.12.7.104
3番手　　　複勝率23％　11.11.4.86
4～5番手　複勝率24％　10.12.12.110
6～8番手　複勝率23％　21.16.19.184
9番手以下　複勝率13％　8.13.17.260　　　　

この種のデータは
普通、前走2番手馬の
数値がいいものですが
札幌芝1200mは少し
違い前走4角先頭馬の
成績が最も優秀です。
次いで2番手の馬。

他舞台と比べて
逃げ・好位差しが
効いている印象です。

しかもTVh賞は
札幌の「開幕週」の
施行ですから、より
逃げそうな馬に利が
働く可能性はあります。

【ポイント5】
TVh賞の穴馬の
資格は…

→当レースは
2020年＋2022年に
しらかばSの名称で
行われました。
（今回と同条件の
7月の札幌開幕日の
3勝級の芝1200m戦）

その2年間＋
昨年の当レースで、
2ケタ人気の穴馬が
4頭も激走しています。

20年2着　ファイブフォース　　10人気
20年3着　ショウナンアリアナ　13人気　
22年1着　ミニオンベール　　　11人気
23年3着　ブライトオンベイス　10人気

この
穴カルテット4頭には
共通項がありました。
それは下記3点。

◆牝馬
◆前走1着馬と0秒8以内
◆前走から中7週以内

たとえば一昨年の
ミニオンベールは、
前走9着で人気を
落としていましたが
1着馬との時計差は
わずか0秒2でした。

たとえ前走着順が
大きくとも、着差が
小さければチャンスは
残っているのです。

また、3頭とも
牝馬だった点は
夏だけに偶然とは
思えません。