『京成杯AHの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京成杯AH」の
穴馬探しをお届けします。

 

いよいよ、次週末から
中山&阪神で「秋競馬」が
スタートします。

 

京成杯AHは、中山の
開幕週を飾る重賞として
マイルで行われる重賞。
サマーマイルシリーズの
「最終戦」でもあります。

 

さっそく当レース最大の
キモからお伝えする
ことにしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
「父が非サンデー系」の馬が
よく穴をあけるレース

 

→タイトルどおり。近5年の
当レース好走馬15頭の
「父系」を診てください。

 

★=4番人気以下。
2014年は新潟施行のため
除きます。

 

11年1着馬 ミスプロ系
11年2着馬★グレイソヴリン系
11年3着馬 サンデー系
12年1着馬 ミスプロ系
12年2着馬★ロベルト系
12年3着馬★ロベルト系
13年1着馬 サンデー系
13年2着馬 サンデー系
13年3着馬★ノ-ザンダンサー系
15年1着馬★サンデー系
15年2着馬★サンデー系
15年3着馬★ノ-ザンダンサー系
16年1着馬 サンデー系
16年2着馬★ロベルト系
16年3着馬 サンデー系

 

 

このように4番人気以下で
好走した8頭のうち6頭が
「非サンデー系」です。

 

つまり上位人気馬なら
サンデー系も走るものの、
妙味は「非サンデー系」が
連れてくることが多い、と
いうこと。スピード勝負の
マイル重賞としては異質な
現象と言えます。昨年も
人気薄の非サンデー系が
2着に快走して配当妙味を
提供しました。

 

同じマイル重賞でも東京・
京都・阪神はキレや瞬発力が
活かしやすくサンデー系の
天下になりがちですが、
逆にキレや瞬発力を活かす
形になりづらいのが中山の
マイル戦。しかも野芝のみ+
開幕週の速い芝で行われる
重賞=タフな速ラップの
持続力勝負になる事が多い
ため、タフなラップの中を
ずっと速く走り続けることが
できるスピードの持続力と、
それを下支えする「馬力」を
備えているミスプロ系や
ロベルト系を保持する馬が、
毎年のようにこのレースで
(人気薄の馬が)走って
いる…ということなのだと
思います。

 

逆に、そういったタフな
持続戦への適性が高くない
馬が多い父サンデー系の場合、
上位人気に推されるような
「そもそもの力の元値が
ハッキリ一枚上の馬」で
ないとなかなか厳しい面が
あるのでしょう。

 

 

 

【ポイント2】
3歳馬が強い

 

→近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。3歳馬の
健闘が目立ちます。
昨年も人気馬でしたが
3歳馬が勝利。今年は
G1好走馬が出走予定です。

 

3歳  複勝率 33% (2.1.4.14)
4歳      19% (2.1.1.17)
5歳      20% (5.3.1.35)
6歳上     15% (1.5.4.56)

 

 

 

【ポイント3】
ハンデは56キロよりも
58キロのほうが信頼可?

 

→近10年の当レースの
ハンデ別成績を見てください。

 

52キロ以下 複勝率10% 1.0.0.9
53キロ   複勝率29% 1.2.2.12
54キロ   複勝率18% 2.3.2.31
55キロ   複勝率17% 3.1.1.25
56キロ   複勝率10% 0.0.3.28
57キロ   複勝率30% 2.3.1.14
58キロ以上 複勝率50% 1.1.1.3

 

※57キロには57.5キロを、
56キロには56.5キロを含む

 

 

52キロ以下の軽ハンデ馬が
不振。55キロや56キロの
いわゆる「平均的なハンデ」の
馬も振るいません。
逆に、重めの57キロ以上を
背負った馬がかなり好成績。

 

このレースで57キロ以上を
背負う馬=そもそもの力が
上位と認められた馬ですが、
それらが「きついハンデは
背負わされたが、それを
ものともせず力で押し切る」
ケースも多いレース、と
言えます。ハンデがあまり
効いていない?重賞です。

 

 

 

以上3点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。