『スプリンターズSの穴馬探し予想PART2』シベリアン

引き続き「スプリンターズS」の
穴馬探しです。

 

PART1では
スプリンターズSにおける、
血統傾向ほかについて
記しました。

 

今回は、他の当レースの
ポイントを記していきます。

 

 

 

【ポイント3】
前走キーンランドC組の
「妙味」に注目

 

→近10年の当レース出走馬の
前走別成績を診てください。

 

キーンランドC 複勝率25% 2.3.5.30
北九州記念   複勝率22% 2.0.0.7
セントウルS  複勝率19% 4.4.4.50
函館スプリント 複勝率17% 0.1.0.5
安田記念    複勝率13% 0.1.0.7
海外レース   複勝率11% 0.1.0.7

 

 

昨年はCBC賞・高松宮記念・
キーンランドCを前走で
使っていた馬の1・2・3着。
(3・2・9番人気)

 

特に、近年の「直結度」が
高まっているのが
キーンランドC組です。
2011年以降の近6年では
7頭が馬券圏に好走。

 

しかも、その7頭の
キーンランドCでの着順は
1・3・7・2・8・1・4着。
また人気順は
3・9・9・13・5・9・9。
妙味たっぷりなのです。

 

キーンランドCを
前走で使っていた馬=
スプリンターズSで人気を
下げることが多いものの、
レース間隔がほどよく空いて
いること、キーンランドCが
スプリンターズSのための
「いい予行演習」になって
いる点などが効いているのか、
キーンランドC組の活躍が
近年の当レースでは顕著。

 

しかも低人気なのですから、
近年の当レースにおける
格好の「狙いどころ」と
なっている印象なのです。

 

 

 

【ポイント4】
サマースプリントシリーズの
王者が勝てないレース

 

→前回時にお伝えした
【ポイント2】とも深く
関連しますが、直前の
サマースプリントシリーズの
優勝馬が、このレースでは
全く勝てていません。

 

※サマースプリントシリーズ優勝馬の
スプリンターズSでの成績(近10年)

 

07年 サンアディユ    2着
08年 カノヤザクラ    7着
09年 カノヤザクラ    3着
10年 ワンカラット    5着
11年 エーシンヴァーゴウ 3着
12年 パドトロワ     8着
13年 ハクサンムーン   2着
14年 リトルゲルダ    出走せず
15年 ベルカント     13着
16年 ベルカント     10着
——————————
17年 ラインミーティア  ?着

 

上記合計(0.2.2.5)

 

 

サマースプリントシリーズを
戦ってきた馬の「ゴール」は、
そのシリーズの最終戦である
セントウルS。

 

スプリンターズS時点では
すっかり余力に乏しくなって
いる、ということでしょう。

 

 

 

【ポイント5】
牝馬>牡馬

 

→近10年で牝馬(4.3.5.31)、
複勝率28%。牡馬セン馬は
(6.7.5.99)同15%。
牝馬が大きく上回っています。

 

「牝馬が夏に強い」名残りの
ような時期に行われるから…
というよりは、一瞬のキレや
瞬発力が通じやすい短距離は
もともと牝馬が牡馬に対して
通用しやすいカテゴリー。

 

スプリンターズSは、格的に
その「最たるレース」ですから
このような牝優性の傾向が出て
いるのだと思います。

 

 

 

【ポイント6】
直前の「夏競馬」に出走して
勝てなかった馬は
スプリンターズSで好走できない

 

→スプリンターズSにおける
「隠れ鉄板データ」です。

 

その年の「夏競馬」の
レースに出走したうえで
スプリンターズSに
出走してきた馬の場合、
その夏競馬で「最低1つは
勝ってきた馬」でないと
GIのココでは厳しいという
傾向が出ているのです。

 

実際に、昨年のシュウジ・
レッツゴードンキ・ネロの
ように、2010年以降(新潟で
施行された2014年は除く)の
当レースで「直前の夏競馬に
出走したが勝てず、かつ
スプリンターズSに1ケタ人気で
出走してきた馬」は全部で
14頭いましたが、なんと
ロードカナロアを除く10頭が
全て4着以下に凡走しています。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

 

PART3・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。