『ファンタジーSの穴馬探し1』シベリアン

「ファンタジーS」の穴馬探しを
お届けします。
今週末のG1施行はありませんが、
土日で4重賞が開催されるうえに
今週3日(木・祝)はJBCデー。
賑やかな競馬ウィークです。
ファンタジーSは
11月5日(土)に京都で
行われる2歳牝馬のG3重賞。
さっそく、ファンタジーSの
ポイントを3点お伝えしましょう。

【ポイント1】
ヴァイスリージェント vs
ミスプロ
→ファンタジーSで、最も
大切な考察ポイントです。
2010年以降の当レースで
好走した全18頭の血統を
診てください。
(カッコ数字)は人気順。

10年1着 マルモセ(4) ★
10年2着 ホ-マン(7) ★
10年3着 ホエール(5) ★
11年1着 アイムユ(8) ▼
11年2着 アンチュ(4)
11年3着 ファイン(1) ▼
12年1着 サウンド(2) ▼
12年2着 ローブテ(4) ▼
12年3着 アメー (10) ▼
13年1着 ベルカン(4)
13年2着 モズハツ(7) ★
13年3着 アドマ (15) ★
14年1着 クール (14) ▼
14年2着 ダノング(1) ▼
14年3着 ウインソ(3)
15年1着 キャンデ(5)
15年2着 メジェル(6) ★
15年3着 ブランボ(1)
★印=父か母父が
ヴァイスリージェント系の馬。
▼印=父か母父がミスプロ系の馬。
上記18頭中、じつに13頭に
★印または▼印が付いています。
このように、ファンタジーSでは
父または母父にミスプロ系 or
ヴァイスリージェント系を持つ
馬が、非常によく走るのです。
ちなみに昨年は出走12頭中で
唯一の「★印」該当馬だった
メジェルダが6番人気2着に
快走しました。
ヴァイスリージェントも
ミスプロも、ダート短距離に
適性が高い系統が多い筋です。
つまり当レースで武器になる
血統=「ダート適性を含めた
馬力」ということ。
一瞬のスピードや瞬発力では
なく、短距離ダート戦的な
「パワーを礎とした、単調な
スピード持続力」が問われる
京都芝1400mコースですが、
ましてソコソコのペースで
流れることが結構多いうえに
基礎体力的にまだ十分でない
2歳牝馬によるレースですから、
前述ヴァイスリージェント&
ミスプロがもたらすパワーが
他レースと比べて活きやすく、
その両系統を備える馬の好走が
多くなっているのでしょう。
ともあれ、これほど顕著な
傾向が出ているのですから
傾向が完全に途切れるまでは
素直に参考にしたいところです。

【ポイント2】
1番人気馬を
信用しすぎるべからず
→近10年の当レースにおける
1番人気馬の成績は、なんと
(0.2.3.5)と未勝利。逆に
7番人気以下の穴馬が近10年で
4勝もマークしています。
基本的には穴狙いOKの一戦。

【ポイント3】
最内枠は苦戦傾向
→「揉まれると良くない」
タイプが多い牝馬の、しかも
経験が少ない2歳馬による
レースだからか、あるいは
コース形態とその点が絡んでの
傾向なのかは分かりませんが、
近10年の当レースにおける
1番枠・2番枠に入った馬の
成績は(0.2.0.18)とかなり
低調。
逆に2ケタ馬番の馬が近10年で
5勝をマーク。少なくとも
「枠が内ほどいい」レースでは
無いことが、よく分かります。

以上の3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。