『中山大障害の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山大障害」の穴馬探しを
お届けします。

中山大障害は23日(土)に
行われる、障害のG1レース。

今年は障害界の絶対王者・
オジュウチョウサンが
重賞「8連勝」と
G1「4連覇」の
大偉業に挑みます。

なお、冬の大障害は
「日照時間」の関係で
当日の中山メーンではなく
中山10Rとして行われます。

(春のグランドジャンプは
メーンで行われます)

では、中山大障害で
大切な考察ポイントを
お伝えしましょう。

【ポイント1】
「中山障害コース」実積が
カギをにぎるレース

→単純な話ですが、とても
大切な話ですのであえて
記します。

近5年の中山大障害で
3着以内に好走した15頭の
「それまでの中山障害戦での
成績」を診てください。

12年1着 マーペラ 0.0.0.0
12年2着 バアゼル 0.1.0.0
12年3着 マジェス 4.1.0.0
13年1着 アポロマ 1.0.1.0
13年2着 ハッピー 1.0.1.0
13年3着 メイショ 1.0.0.0
14年1着 レッドキ 1.0.0.0
14年2着 アポロマ 4.0.1.0
14年3着 サンレイ 2.1.0.6
15年1着 アップト 1.1.0.0
15年2着 エイコー 0.0.0.0
15年3着 サナシオ 1.0.0.0
16年1着 オジュウ 1.2.0.2
16年2着 アップト 2.1.0.0
16年3着 ルペール 0.0.0.1

このように、全15頭のうち
『それまでに中山障害戦で
馬券圏に好走した経験が
まったく無かった馬』は
3頭だけ。

つまり、中山大障害で
好走するためには、
まずは中山の障害レース
(大障害戦でなくて可)で
好走した実積がほぼ必須、
となっているワケです。

高低差があり、距離も長い
バンケット(=坂路)を
これほど下って上ってくる
障害コースは中山だけです。

ゆえに中山の(大障害では
ない)普通の障害戦も
かなり「特殊性」が強い
ため、その特殊な中山での
好走経験の有無が、この
レースの結果にも響きやすい、
ということ。しかもタフな
大障害戦ゆえ、尚更です。

なお、障害コースは平地の
トラック以上に「各場別の
構造」の違いが大きいため、
中山はもちろんのこと他場の
障害戦でも、この「当該場の
成績を重視する」予想法は
(平地レース以上に)かなり
有効。単純ですが、普段から
障害戦では意識してください。

【ポイント2】
「イルミネーションJS組」の
取捨は

→近10年の好走馬30頭の
うち8頭が、前走で開幕週の
イルミネーションJSを使って
いた馬でしたが、8頭すべて
イルミネーションJSで
3着以内に走っていました。

イルミネーションJSは
当該場での前哨戦とはいえ
毎年メンバーレベル的には
高くないレースですから、
そこで4着以下に沈んでいる
ような馬ではお話にならない、
ということなのでしょう。

【ポイント3】
関西馬強し

→障害界も西高東低です。
近10年の中山大障害の
所属別成績を診てください。

関西 6.8.7.52 複勝率29%
関東 4.2.3.55 複勝率14%

ダブルスコア状態ですが、
じつはコレは大障害に限った
話ではありません。「関東で
行われる障害レース」は、
関西馬が全般的に強いのです。

しかし、関東のファンや
トラックマンは「関西の
障害馬」をあまり知らない
ためか(笑)関西馬にあまり
注目しません。ですので、
関東に遠征してくる障害の
関西馬には妙味がつくのです。

今回は注目度が非常に高い
大障害戦ですからそれほど
妙味は期待できませんが、
関東での障害戦では今回に
限らず、ぜひ関西馬に
注目して頂ければと思います。
美味しい馬券にありつける
機会が増えるハズです。

今回は(関東馬の)
オジュウチョウサンには
さすがに逆らえませんが、
相手候補として関西馬に
注目するのも一興でしょう。

【ポイント3】
ベテラン馬の活躍が
近年は減少。その理由は…

→ここで何度か書いた事が
ありますが、かつてのこの
レースでは「ベテラン馬が
何度も何度も挑んだうえで
ついに悲願の障害G1制覇を
達成する」シーンが多く
見られました。

しかし最近はすっかり
様変わり。若い馬が
普通にハバを利かせる
ようになっています。
近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。

4歳  3.0.1.15 複勝率21%
5歳  5.4.4.24 複勝率35%
6歳  1.5.3.24 複勝率27%
7歳  1.1.2.21 複勝率16%
8歳上 0.0.0.23 複勝率 0%

以前と比べて平地→障害に
降りりてくる馬のレベルが
明らかに上がっています。
また調教技術も進歩しており、
実際に大障害で落馬する馬も
最近では殆ど見られません。

つまり、障害界全体が著しく
レベルアップしている=
ベテラン馬が実績を武器に
長い期間ずっと活躍できる
甘い世界ではなくなっている、
ということなのでしょう。

以上の4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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