『武蔵野Sの穴馬探しPART1』シベリアン
「武蔵野S」の
穴馬探しをお届けします。
武蔵野Sは11月12日(土)に
東京で行われるダートG3重賞。
3週後のチャンピオンズCへの
ステップレースです。
土曜施行ですのでさっそく、
考察ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
「父サンデー系」の馬が
ビックリするほど大不振
→近10年で父ミスプロ系の
馬が8勝をマーク。しかも
馬券に絡んだ30頭中13頭が
父ミスプロ系。
つまり、馬券圏に好走した馬の
半分がミスプロ馬という極端な
「ミスプロ優勢」レースです。
かなりシビアな「スピードの
持続力勝負」になるレースゆえ、
そのようなレースが十八番の
ミスプロの血が大いに活きて
いるのでしょう。
逆に、父サンデー系の馬が
近10年(0.1.1.37)と大不振。
前述したようなこのレースの
性質とサンデーの特性が全く
合っておらず、このような
極端な不振傾向が現れていると
診ます。
昨年も、父ミスプロ系の馬が
ワンツーを決めたいっぽう、
父サンデー系の馬はすべて
馬券圏外に散りました。
【ポイント2】
「3歳馬」を狙おう
→ダートのオープン特別や
重賞は比較的「ベテラン」が
活躍しやすいジャンルです。
しかし当レースはまったく
状況が「逆」。若い3歳馬の
活躍が多いレースなのです。
近10年の出走全馬の馬齢別・
全成績をみてください。
3歳 4.1.3.18 複勝率 31%
4歳 1.2.2.20 複勝率 20%
5歳 5.4.1.32 複勝率 24%
6歳 0.3.3.26 複勝率 19%
7歳 0.0.1.30 複勝率 3%
このように、3歳馬が断然優勢。
以下5・4・6歳がほぼ互角です。
この時期、賞金を十分に持って
いる古馬のA級馬はJBCなどに
出走したうえで冬のダートG1を
目指します。しかも前週には
みやこSも行われたばかり。
そのため、武蔵野Sに出走する
古馬の顔ぶれは毎年やや手薄に
なりがちです。
逆に、素質は十分なものの
賞金の積上げが不十分なため
(JBCなどの)希望のレースに
出走できない3歳馬が武蔵野Sに
毎年、何頭も出走してきます。
よって、武蔵野Sは相対的に
「3歳>古馬」のレベル関係に
なる事が多く、3歳馬が古馬を
凌駕するシーンがかなり多めに
発生しています。
【ポイント3】
内枠馬が苦しみがちなレース
→過去10年で1・2・3番枠の
馬は(0.3.3.24)と未勝利です。
外枠のほうが、スタートの
芝部分を最初に長く走れる=
スタートダッシュが効くのが
東京ダート1600m。
逆に内枠の馬は、スタートで
よほど頑張らないと(程よく
スタートダッシュが効いている)
外枠の馬にすぐ被されてしまい、
行き場を無くしてしまいがちに
なる舞台ですが、このレースは
重賞ゆえ、テンがいっそう速く
流れがち=内枠馬が苦しむ事が
さらに増える=内枠馬苦戦の
傾向がいっそう顕著に現れて
いる、というワケです。
以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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